【フランクフルト2019-1】東横イン、ハートフルツインルームに泊まる


フランクフルトで行われたブックメッセ…世界最大の本の博覧会に行ってきました。思えば去年は鉄道見本市のイノトランス(←過去記事へのリンク)、今年は本と、自分の本業とは全く関係のない博覧会に顔を出している気もしますが、まあ、細かいことは良しとしましょう。とりあえず、たぶん全3回くらいの予定でそのお話を。実はメッセよりもホテルの話になりそうな気がしてならないのですが。

というのも泊まったのが、かの日本の出張族のお父さんや某タレント(あれ、漫画家だっけ)の蛭子なんとかさんも御用達とされるあそこ、東横インだったりするのです。フランクフルトまではアウトバーンを走ること3.5時間ほどで到着。

件のドイツ唯一の東横イン、フランクフルト中央駅から徒歩3分(実測)というヨドバシカメラの向こうを張れる好立地にも関わらず、高速のインターからホテルまではびっくりするくらい静かな裏道を通過して市の中心部に来たという実感のないまま到着。

実は今回が東横イン初体験だったりします。東横イン初体験が日本国外ってなかり珍しい入り方をしている気がします。どうでもいいことでしょうが。

車載動画キャプションより。ちゃんとシャッターが閉まってます。

駐車料金は一晩€10で、午前11時以降は毎時€3.5…チェックアウトしたらさっさと出ていけということのようです。

スロープを下り地下駐車場へ。シャッターが閉まっておりセキュリティにそれなりに配慮している印象を受ける。ただし、駐車券を取りさえすればシャッターは開く。どこかでカメラ画像を誰かがチェックしているかは知らん。ちなみに駐車料金は一日10ユーロ…ただし宿泊客のみ利用可となっています。

駐車場内は言うまでもなく慎重に低速で運転しましたが、床がキュルキュル音を立てるのです。日本ではよくあるもののドイツでは初めての体験。変なところで早速日本を感じてしまいました。

この状態をドイツ語でGaragaraと言います(信じないように)。

ちなみに駐車場の収容台数は40台。400室もある客室に対し40台となると、もしかしたら混んでるかな、いや、こんなところに泊まる人はみんなヒコーキか電車で来るよなあ…と思いつつ実際に行ってみると駐車場はほとんど空状態。3日間チェックした結論としては、ホテルが満室だったにもかかわらず駐車場がガラガラなことからして、満車の恐れはほとんどないと言い切れると思います。なお、かなり狭い縦列駐車枠などもあるので、満車になるとこと大型の車などは辛いかも。

スウェーデンの某少女に”How dare you”と言われないように…ではないと思いますが40台分の枠のうちの3台は電気自動車充電スタンド付き。駐車料金とは別に€20が必要な模様。高いのか安いのかさっぱりわかりません。

車を隅っこに停めてフロントへ。日本人の方が対応してくださり、何語で話していいかわからなくなり逆に一瞬混乱する。なお、フロントを含め日本人のスタッフは3晩を通じてこのフロントの感じの良い女性だけだったので、もし日本語が通じることを期待してこの東横インフランクフルトに来られるとがっかりされるかもしれません。ただし、案内表記などは日本語でも書かれてます。

ここで驚愕の事実発覚。

「本日より日曜日までの3晩ご利用ですね。車でお越しですか。それでしたら駐車料金が30ユーロで、宿泊料金合わせましてン百ユーロになります」

…って先払いかいっ。

別に先払いでも構わないけど、日本を旅行したときに感じたことは安い宿泊施設であればあるほど先払いが多い印象だったなあ。そっか、先払いってことはルームサービスとかそんなもんで稼ぐ気はないのね…などと思っていた私は東横インを何も理解していなかった。まあ、詳しくはおいおい話すからさ。

日本の東横インもそうなのかは知らないけど、こちらフランクフルトの東横インはイールドマネージメントが徹底されている模様。などと知ったかのカタカナ英語を使わずに私の言葉で書くと、イベントなんかがあって高い需要が見込まれる繁忙期には宿泊料をめっちゃ高く設定しているみたいなのよ。具体的には閑散期の3倍近くとかね。そして、メッセ開催日はそのまさにその繁忙期。はい、通常の軽く2倍以上の宿泊料金で3晩泊まりましたよ。なので、私の中では決して東横インは格安の宿泊施設ではないのだ。

たかが東横インに泊まっただけでどんだけだらだら駄文を書いてるんだと自分で思いますが、ご安心ください。まだ序の口ですから。この先は長いですよ。

件の繁忙期、予約も一筋縄には行かなかった。理想的には広めのツインルーム(デラックスツインルーム、閑散期一晩€75とか)に3晩泊まれればよかったのだが、そうは問屋が卸さない。どうも部屋の設定が圧倒的にシングルルームが多いらしい東横イン、二人泊まれる部屋は競争率が高いらしく6ヶ月も前に予約したにもかかわらずデラックスツインは2日しか予約できず、最初の日は普通のキングダブルルームしか予約できなかった。

ちなみに「キング」とは名ばかりで部屋の狭さはシングルルームとほぼ同じ12.39㎡らしい。つまり、一人あたりの専有面積で考えると最悪の部屋。シングルルームより割高な設定になっているのはある意味不当な気もする。

そうだ。思い出した。実は6ヶ月前にもこの東横インフランクフルトのフロントまでは訪問した。フランクフルトでヒコーキを降りて自宅まで新幹線で戻る途中に訪問。そして、6ヶ月前に予約するために東横インの会員証を作ったのだった。カードはどうもホテルを訪問しないと作れないらしく€15を払い作ってもらった。もし、会員でない場合は3ヶ月先までの予約しかできない。

そして、宿泊数日前。直前になるとありがちなことながら突然「ハートフルツインルーム」に1室空きが出たのでさくっと予約変更。こうして狭そうなキングダブルルームからは解放され、初日はハートフルツインルームに。

ハートフルツインルームってなんやねん…というお方、今からじっくり説明させていただきます。

青い部分がハートフルツインルーム。他の部屋の2倍近い広さがありそうです。

この各階に一部屋だけ設置されていると思われる、つまり全部で7部屋しかないハートフルツインルームとは、バリアフリールームです。車椅子の方などがアクセスしやすいようなあれ。

というわけで、こちらがハートフルツインルーム。

…逆から一枚。

片付けてから撮れや…というご意見にはおっしゃるとおりとしか申しようがございません。

ぱっと思った感想。広い(公式サイトによると25.4㎡)。そして、割り切りがすごい。

何がって、まずワードローブがない。確かにあれがあると狭い部屋が更に狭くなるので設けないというのは一つの選択肢。じゃあスーツケースはどこに置くねんと思えば

ベッドの上に置いてあった案内。

ベッドの下ですか。なるほど。

上のとっちらかった写真から見て取れるように冷蔵庫も空。環境保護を理由に電源も切ってある。もちろん庫内のノブを回せば電源は入る。なるほどこれなら宿代先払いでも問題ないね。

そういえば部屋はハートフル「ツインルーム」のはずだけど、私にはベッドはダブルベッドにしか見えない。相方が会社の同僚とかなら問題あるかもしれんけど嫁だからなんの問題もないけどね。

ちゃんと電気のスイッチなどは低めの位置に設置されています。まあ、当たり前かも。

そうそう、ベッドの高さも低めだったかも。スーツケースを置いてあとでスーツケースの高さを図ってみるとたぶん高さは45センチ前後。おそらく一般的な車椅子の座面の高さに合わせてあると思う。

すごかったのはこちら。バスルーム。

広い!と思ったのと同時に皆様がきっと思われたことと同じことを思った。

10枚近い写真を合成した無駄に力の入った写真。

病院かっ。

ええ。本来車椅子など本当にこの部屋を必要としている人のためにあるわけで、私のように「ちょっとでも広い部屋がいい」とかいう邪な考えでこの部屋を予約してぶつぶつ文句を言うほうが誰がどう考えても間違ってます。そうわかっているという前提の上で言わせてもらうと…病院にしか見えんっ。なんかもうちょっと色気のある部屋にできなかったのかな。バリアフリールームはセクシーに…とかわけのわからんことを言う人はいなかったのだろうか。

トイレはちゃんと両側に手すりがついてます。水も手すりについたボタンで流せます。

よくわからなかったのはこちら。便座の壁面についていた磁石で壁にくっついていて取外し可能なリモコン。何かしらトイレ関係だとは思われるのだが、ボタンを押しても何も起こらなかった。しまいにゃ嫁に「何遊んでんのよ」と怒られるまで色々試したがわからずじまい。このリモコンの謎をご存知のお方はお願いですからコメントお願いします。

そういえばどこかに「全室ウォシュレット完備」とか書いてた気がしましたが、少なくともこの部屋にはウォシュレットはなかったです(まさか上のリモコンがウォシュレットとは思えないのですが)。ウォシュレットが目的で東横インフランクフルトに泊まろうとお考えの方がいらっしゃいましたら(いるのかな)ご注意ください。

【追記】上のリモコン、ウォシュレット関連じゃないかというコメントを頂きました。そんな気もします。

赤線の位置に手すりがあっても誰も困らなかったような…。

このバスルーム。実はハートフルじゃないのよね。まず、バスタブに向かっていくのに手すりがついてない。ここに手すりがないのは致命的じゃないかしら(ごめんなさい。車椅子でこの部屋を利用したわけではないので本当のところは私にはわかりません)。もしかすると、バスタブを乗り越えられない…という人はシャワーを使え…ということなのかしら。そういう思いで見ると、こちらには手すりも椅子もついてる。

これ、改めて見て思った。自分が年をとったときのためにこのシャワールームのトイレの便座と同じ高さに設置された椅子は知識として覚えておこう。便利な気がする。

というわけで、メッセにでかけたあとシャワーを浴びましたよ。

うわあああああああ

なぜ赤線の位置に排水口を設けなかったのか。設計者を呼びつけたい。

…何だどうしたって、シャワーの水がシャワーカーテンの下からどんどんトイレの方に流れていく。これ、タイルの切れ目のところに傾斜をつけるか、可能ならば蓋のついた溝を(上の写真の赤線の位置に)設置して水がバスルーム全体に行き渡るのを防ぐべきだったんじゃ。慌ててシャワーノズルの角度を壁向きに変えたけど無駄。床に必要な傾斜がつけられていないもんだから、シャワーを浴びている限りバスルーム全体が浸水する。

排水口の位置。まさに「ちーがーうーだーろー」

よく見ると排水口が部屋のドア付近にあり部屋に浸水しないようになってる感じだけど…それ、設置場所が間違ってるだろ。ちなみに私の提案する解決策は、バスタブでシャワーを浴びること。

入室時にはシャワーヘッドはもっと低い位置に固定されてました。そのあたりはちゃんと考えてあると思います。ただ、ボディソープはもしか車椅子の方だと届きづらい高さにあるんじゃないかな。

さらに、シャワーヘッドは高さは調節できるものの角度は写真の位置で固定。地味に不便。

さらに。シャワーを浴びようとして困ったことは…タオルを掛けるところがどこにもない。これだけ広い部屋なのにそのような設備が絶無。もしかしたら車椅子を利用されるような方はそんなものがあるとかえって邪魔なのかもしれんがとりあえず私に言わせるとおかしい。

このあとさらに大きなネタがあるのだがとりあえず長くなったので分けます。後半(またはその2)に続く。