ちょっと1ヶ月ほどドイツに行ってきます

お知らせ。


ちょっと前に「車載動画計画」として発表した「ドイツへ車で行く」計画ですが、カンの鋭い人にはバレてしまったようで。つまり


「なんでわざわざ車でドイツへ行くねん」


という素朴な疑問ですね。


今までの私のパターンからすると、ドイツに行くのは週末のみ。つまり、30時間とかヘタしたら40時間とかかけて車で出かけたらそれだけで週末が終わってしまう。しかも、ガソリン代フェリー代その他を考えると、片道300ユーロはかかります。ヒコーキが往復200ユーロかからないことを考えるとあまりに割に合わない計算です。


実は、今回会社に無理を言って1ヶ月ほどお休みをいただきました(正確には違うけど、まあそこは後日説明)。そして、このトシになってというのは確かにありますが、語学留学なるものをさせていただきます。で、イナカのことですので、電車で通学するにしても最寄り駅までの足が必要で、そのために車でドイツに行くことになったわけ。


まあ、もっと正直に言えば、車で1時間に1本しか列車のない最寄り駅まで行くより、高速道路を飛ばして語学学校に通うほうが時間的に楽なので、そうする予定。語学学校が駅から徒歩30分もかかることもあるし。まあ、語学学校に車で通学するというなかなかいない大物な予感を感じさせる生徒になるわけです(予感だけだけどさ)。それでも片道100キロに近い、なんだかアメリカのどっかの話か…っていう通学になりそうです。ええっと、ガソリンを満タンにすると500キロ、つまり2往復半出来る計算だから、満タンでだいたい60ユーロ…週の通学費用120ユーロ。痛い。痛すぎる。ぶつぶつ。


ちなみに、帰りのこと、なんも考えてません。大方イギリス経由になるような。


で、まあ、この全行程2000キロを超える今回の大冒険、車載動画は確定なので、いろんな道のりを検討してます。そもそもの予定としては、車載動画のために全線下道…というのを考えていたのですが、これは無茶。フランスからドイツまで1200キロを全線下道で行くと、夜が明けるどころか、翌日の日が暮れます。1200キロって、日本で言えば、青森から福岡までの距離に近いのよね。この距離を下道って、まあ、なんかの罰ゲームとしか思えない。しかもさあ、フランスのCherbourgに着くのが、午後4時半。つまり、長くとも2時間で日が暮れて車載動画が撮影できなくなるという。できなくはないけど、真っ暗だと、きっと、つまんないよね。


というわけで、このような計画を立てました。


日が暮れるまで、あるいはフランスを抜けるまでは下道。日没以降は高速利用。途中適度に休憩を入れて、日の出以降はまた下道。ただし、疲れてたら無理しないで高速で行く。


なんでフランスを抜けるまで下道かというと、フランス、日本と同様高速道路が有料なのです。まあ、全線払っても3-40ユーロらしいけど、この際だから、セコく下道を走ってみようかと。フランスだけと言っても軽く500キロ以上ありますから(東京から岡山に相当)、けっこうな距離です。


おそらく徹夜での運転はさほどの問題にならないと思います。そのためにフェリの中では遅くまで熟睡するために一部屋予約しましたし。それに、疲れたら、がんがん寝るつもりですし。


でね、この計画のために、買ったのです。


ADAC(ドイツのJAF)2012-2013年版ドイツとヨーロッパ地図。


前年版を格安(5.99ユーロ)で買うあたりに私のセコさが表されてますが、いやはや、良く見て買うべきだった(ビニールかかってたからよく見られなかったんだけど)。ヨーロッパの地図、これだけ。


…日本全図を見ながら道を探すようなもんですな。きっぱり無理。


思い立って熱帯雨林で清水の舞台から人を突き落とした思いで買いました。


ナビ(一金99英ポンド=15000円也…清水の舞台云々というにはセコすぎる買い物かな。いや、私の現在の経済状況からすればとんでもない買い物)。


良く見て買ったのでたぶんヨーロッパ大陸でも働くはずです(数多くの評価の投稿があって、イタリアでもドイツでも動いたらしいから多分大丈夫)。ただ、渋滞情報がヨーロッパ大陸でも受信されるかは謎。アイルランドですらわからない。


これをね、熱帯雨林から確実に受取ができる会社宛に送ったのね。そしたら、ITヲタの同僚から


「何今更ナビなんて買ってんの?んなもんもう時代遅れだよ」


と散々莫迦にされてしまった。たしかに、スマホがあれば事足りるもんねえ。まあ、こうやって考えると、1万5千円も出してナビを買った私はアホだけど、それ以上に、いくら高機能とはいえ、日本の車を買うときにオプションでついてくるナビが20万とかするのは一体どーゆーことなんだとも思う。


あともう一つ。海外ローミングで使ってたらいくらかかるかわかったもんじゃないという発想が欠けてますぜ。なので、これはきっと、いい買い物をしたのだ。


というわけで、行ってきます。道中の無事を祈っててください。