私はフレキシタリアン…なの?

まずはこちらの記事を読んできてください。

 

ソーセージにサヨナラ? ドイツが世界No.1ヴィーガン大国へ

お忙しい方もいるだろうし、リンクがいつまで有効かもわからないので三行でまとめると…

ドイツでヴィーガンが増えている(260万人?)

ミレニアル世代やZ世代が支持

コロナ後もこの傾向は続くと思われる

…らしいです。

ふーん。

いや、この記事がデタラメ書いてるとかそんなことを言うつもりは毛頭ないですよ。筆者の方は私のようにわずか半径数キロの世界に生きてるんじゃなく大所高所からドイツを見てらっしゃるんでしょうからきっとそういうことなんだと思います。なんだけどさぁ、私の知る状況とはだいぶ異なるのです。

そもそも、私の半径数キロはドイツ北部の田舎の村。村の住人は老人ばかりだし、知ってる人に「ミレニアル世代やZ世代」などほとんどいないし、しかも私の知識がコロナ前で止まっている気もするし…なんだけどさ…たとえば、ちょっとこちらが近所のスーパーのチラシの一部。

Kauflandの最新の広告より。

ソーセージほかバーベキューのためのお肉がずらずら並んでます。

週に1回土曜日の朝に買い出しに行くのが最近の日常になっているのですが、スーパーの一番奥に精肉カウンターがあるのです。ここはいつも数人が並んでいるし、

資料写真。2020年2月撮影。こちらにコロナがやってくる本当に直前に撮影したのでマスクやソーシャルディスタンスってどこの国の話?って感じになってます

これは需要があるから供給があるわけで。天気の良い週末なんかになるとどこかしこでバーベキューやってます。うちのご近所さんは今日はあいにくの天気だったのにそれでもガレージの中でバーベキューやってたし…。そりゃ肉なしでもバーベキューはできると思う。だけど…たぶん少数派だと思う。

うちは…といえばですね、たぶん超少数派だと思うのですが、

うちでバーベキューをしたことがない

階下に住む義父がやりたがならない…というかそもそもこの家にバーベキューセットがあるかどうかすら疑問。私はバーベキューそのものに何の異論もない。ただし自分でやりたくなんてない。焼き具合とか自信がないし、何より火をおこしたり、掃除をしたりと面倒が多すぎる。

で、まあ、バーベキューをしたがるどこのの家にもひとり(たいがいはその家のダンナ)がバーベキューマスターとして仕切りたがるわけですよ。うちの場合は、嫁の姉のダンナがそれ。このダンナが人生の半分は炭火で肉を焼き続けてきたんじゃないかと思うくらい絶妙の焼き加減でやってくれるのでもう任せておけばいい。というわけで嫁ともども先週お邪魔しました。

ああ、なんて由緒正しきドイツのバーベキュー。そういえばほかは知らぬがこの家のバーベキューでは野菜を焼いたりしないな。

ええっと、何の話でしたっけ。

違う、バーベキューの話じゃないのよ。ドイツで肉食が減ってるって話。うちは例外かもしれないけど、私の半径数キロに限った話だとどう見ても肉食が減っているという結論には至らないのです。

ちなみに私の周りにベジタリアン・ヴィーガンってまったくいません。ひとりも。嫁も私も肉を食べます。そういえば一人「元」がいるな。いつの間にか肉食を再開してる人はいる。とにかくそのレベル。

…なんだけどその回数がめっきり減ったんです。食事内容を1週間単位で振り返ると、魚は金曜日のお昼ごはん、あと毎日の軽い夕食に出てくることもあるのですが、肉は週末だけ。場合夜乗って週末の余り物をもう1回食べるということもありますが、つまりは週に2-3回だけということになります。

その理由はもちろん自分の意識が高いから…のわけはなく、もちろん若者の流行を取り入れたわけでもなく、ただひたすらに「なんとなく」です。結婚して食生活などがパターン化してくるにつれてなんとなく肉の出てくる回数が減り、あれ、そういえば今週は全然肉食べてないね?とかいう感じなだけ。あれ、これって、上の記事に出てくる「フレキシタリアン(菜食中心に時々は肉もOK)」ってやつじゃね?

まあ、「私はフレキシタリアンです」なんて宣言すると変な義務感が生まれてきそうなのでしませんが、悪いことじゃなさそうなのでこのまま続けると思います。