【ルフトハンザ乗り換え実況中継1】ミュンヘン空港での40分乗り換え編


またダブリンに1週間ほど戻ります。…いつものこと…なんですが、今回のフライト、行きも帰りもすごいんです。

 


まあ、日程を見てください。ちなみに行きも帰りも日曜日です。

行き
13:15 ハノーファー発
14:20 ミュンヘン着
(乗り換え時間40分)
15:00 ミュンヘン発
16:25 ダブリン着
帰り
09:10 ダブリン発
12:05 フランクフルト着
(乗り換え時間45分)
12:50 フランクフルト発
13:40 ハノーファー着

はい、行きと帰りで経由地が違います。まあそれは大した問題じゃない。問題は…行きも帰りも乗り換え時間が極端に短い

 

 

まず、行き。ミュンヘンでの乗り換え時間40分。空港の公式サイトによると、ターミナル2内の乗り換えは30分(MCT = Minimum Connection Time is 30min)で行けるらしい。じゃあ大丈夫じゃん。

 

 

だがちょっと待ってほしい。このターミナル2内での乗り換え30分ってのが怪しい…というかおかしい。ターミナル2ビルってGates G-Hの「本館」と、Gates K-Lの「サテライト館」と2館あって、この間はシャトルバスか地下鉄のようなものに乗らなければいけないのね(注:この呼称は私が勝手につけたものです)。さらには、ダブリンに行くためには出国審査がある。

 

つまりですよ、順番は異なるかもしれないけど、館の移動が必要になった場合…

 

到着→シャトル駅に移動→(シャトル乗車)→別の館に移動→出国審査→搭乗ゲートへ。

 

おさらいですが、アイルランドはシェンゲン協定外です。ゆえに、出国審査が必要になります。つまり、今日のお話は、ミュンヘン空港でシェンゲン協定内のヨーロッパ各地から日本に戻る場合、そして、次回のお話はフランクフルト空港で日本からヨーロッパ各地へ乗り継ぐ場合…と読み替えていただいても差し支えないと思います。

 

 

 

 

興味本位で、ターミナル2の本館ってGoogle Mapで測ったところ、ターミナル2の本館のビルって端から端まで歩くと1キロ近くあることが判明。乗り換えのバスが本館の中央に着いて、出発便の搭乗口が端っこだった場合、水平移動だけで500メートル近く必要…という計算になります。あるいは、このビル内で乗り換えが完結する場合、最悪端から端まで1キロ近く歩く(と出国審査のための垂直移動)ということもありえます。

 

これを40分でやれってんですか?これを30分でできるとミュンヘン空港の公式サイトは言い切ってしまっているのがすごい。忘れちゃいけないことは、ヒコーキって、出発時刻に搭乗口に着いたってダメなんです。どんなに遅くとも出発10分前には搭乗口にいないと。

 

ちなみに接続に失敗した場合、おそらくフランクフルトに移動後、フランクフルトからダブリン行きに振替となりますが、到着は6時間も遅れます。

 

帰りについてはもっとヒサン。天下のフランクフルト大空港。45分で、以下のことが必要になります。

 

到着(ダブリン線はバスでターミナルビル…ってパターンが多い)→入国審査→保安検査(これに時間がかかるんだわ)→長い地下道で別のエリアへ→搭乗口

 

これを45分は無理ゲーです。私の過去の経験からすると1時間は必ずかかります。

 

…なんでこんな航空券を売るんだ?なんかの間違いなのか?

 

というわけで、以下、つぶやいたーを使った実況になります(順次更新予定)。ちなみに、私の前日予想では、行きは接続成功、帰りは失敗します。

 

(追記:07:30)

朝起きると、詳細が判明。ミュンヘンでの到着予定ゲートはK7で、出発予定はH30。つまり、変更がなければサテライト館から本館への移動が必要。乗り遅れる確率があがりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

www.flightradar24.comによると9分遅れでした。定時運行ですね。

 

15時ちょうど発のヒコーキに乗るために残された時間は27分。出発10分前までに着くために残された時間は17分。移動しながら書いてるので(注:  歩きスマホはキケンです)誤字脱字がありますがご勘弁を。そう。よく見る搭乗橋を降りたあたりで地上職員さんが「東京行きの方」とかカードを持って待っててくれるやつ、ほかの行き先のために二人ほど待っていたけどダブリン行きにはいなかった。

 

機内では「XX行きとXX行きの方、地上職員が待機中です。ダブリン行きの方、到着後『直ちに』搭乗口H08にお越しください」とアナウンスされた。つまり、「ヤバそうだけどなんとかなるべ」くらいの判断だった模様。それと、「当機はサテライトビルに到着です」とアナウンスされていたので、私が勝手につけたサテライトビルという名称はルフトハンザでも利用されている模様。

 

 

到着ゲートは予告どおり、サテライトビルの端に近いK07でした。シャトルへの連絡口は遠い…。

 

窓の向こうの本館が…遠い。

 

地下のシャトル駅に移動。

 

ブレてるけど立ち止まるヒマもなかったんだから勘弁してください。

 

駅からエスカレーターで上り出国審査場に着いたのは1448。出発12分前。上の写真の行列を見て私は半ば諦めた。これだけ並んでたら15-20分はかかる。

 

上の写真の中央に青いベストを着た係員さんがちらっと写っている。この人に「あと10分で出発なんです」と訴えたら、EUとEU外の列の間にある乗り遅れ予備軍専用レーンに通してくれた。今まで何度も通っているのにこんなもんがあるとは気がつかなかった。はい、ここ重要ですよ。乗り遅れそうな人は係の人に申し出ましょう。実際このおかげで出国審査場は3分で通過できた。

 

 

出国審査場を抜けた時点で1450。つまり、私が決めていた「出発時刻10分前のボーダー時刻」。出国審査でズルをしたのにまだ徒歩で6分かかるとは…。こんな写真撮ってるヒマがあったら走れよ…というご意見はごもっともですが、間に合うかどうかの検証がしたかったので、あえて猛ダッシュはしませんでした。

 

 

H08搭乗口ってほとんど端っこでして、上の写真の消失点辺りまで急ぐことに。ダッシュはしないものの小走りで先を急ぎました。

 

走りながら「最終の呼び出しです。(私)さん直ちにH08搭乗…」とのアナウンスを聞きちょっと安心する。このアナウンスをしてくれているということは、つまり私はまだ捨て置かれていないということ。アナウンス中に搭乗口に到着。手を降ったら地上職員さん、察してくださりアナウンスを途中でやめた。

 

 

 

はい。上のつぶやきが全てです。15分遅れまでは遅れと見なされないという事実を勘案するに、私のハノーファーからのヒコーキは7-9分遅れで定時運行でした。そして、公式の30分の乗り継ぎ時間より10分の余裕がある40分の接続時間でこの有様。客観的に見ても「首の皮一枚」でしたので、私の体験からすれば、ミュンヘン空港での乗り継ぎは最低でも1時間は必要…という結論に至ります。こと、日本行きなどの大陸間フライトでは。

 

今回私は預託荷物なし(手荷物のみ)でした。これは、もしかすると航空会社に捨て置かれる理由になるかもしれない。というのも、もし、私の預入荷物がすでに機内に積み込まれ、かつ、私が搭乗していない場合、保安上の理由で私の荷物は機内から降ろされないといけない。私の荷物を見つける手間と時間を考えると私の到着を待ったほうが良い…という結論に至る可能性は高い。

 

ただ、私がこれだけ急いでかろうじて間に合ったのだから、私は間に合っても荷物は間に合わなかった…となる可能性はとても高い気がする。なので、荷物を物質(ものじち)にするという発想はあまり意味がないかも。ロストバゲージは起こるとホントに面倒です。その意味でもやはりギリギリの接続は避けたほうが賢いかな…という気はします。

 

 

さて、復路はさらに無理ゲーのフランクフルト45分。こちらは本当に最低限の時間らしい。どうなるかは来週に続く。