【嫁つき日本帰省2017-13】大分最終日。グダクダでぐでんぐでんな一日

というわけで、長崎から大分の実家に戻ってきました。翌日は23日。文化の日だか勤労感謝の日だか知らんけど日本は祭日。この日は私の両親と紅葉狩りに行くことになった。まあ、こうやって書くと毎日あっちこっちに引き回されてかわいそうな嫁。ただ、私は後部座席に乗っていればいいだけで、楽といえば楽。

 

北へと車は進み、到着したのは

 

 

両子寺

 

懐かしいというかなんと言うか。小学校かなんかのバス遠足で来たことあるぞ。ここ。覚えているのは山頂までの道がコンクリートだったこと。山頂からの眺めは木々に邪魔されてあまり良くなかったこと。とりあえず、30年ぶりとかに来たことになる。

 

実は両子寺に来るのは私の計画の中にあった。一日かけてのんびり山頂まで登って散策してみようかと。…なんだけど、おかんが突如の四国に行こうと言い出したので予備日がまったくなくなりボツになりかけていたのでちょうどいいかと。

 

 

両子寺の案内、あるいは国東半島のガイドブックなどに必ず出てくるこの写真。両子寺仁王像と呼ばれる。その文化的な価値とかは他所様のまともなサイトに任せるとして、とりあえず、ぱっと見、かっこいいし、すごく絵になる場所です。

 

 

紅葉もね、いい感じになってまして、いい家族写真っぽいものが撮れました。

 

件の仁王像はお寺の参道の下の方にある。境内は拝観料が必要だが、参道は無料。境内や本堂がどんなもんだったか私の記憶にはない。とりあえず、「天台宗別格本山」とかいうよくわからないけどすごそうな枕詞のつくお寺、きっとすごいんでしょう。

 

だいたい天台宗の総本山がどこかも知らない私。京都かどこかですか?…と恥ずかしいことを書いている気がして調べてみたら、なんのこたーない、比叡山延暦寺なんじゃん(日本史の授業を何も聞いていなかったことが完全にバレました)。比叡山延暦寺には中学か高校の修学旅行で行ったぞ。お寺の入口にロータリー(ラウンドアバウト的な運用はされていなかった)があったことしか覚えていない。

 

そんな残念な頭をした私のおとんはと言えば、この日気がついた…あるいは再発見をした。とんでもなくせっかちな御仁であると。あ、もちろん、カッコよくて尊敬する自慢の父親です(←このページを読まれた時対策)

 

「じゃあ、次行くぞ」…と駐車場に戻り始めるおとん。…えっ?中には入らないんですか?登山はともかくとしても、境内にすら入らないんですか?

 

とりあえず、本日は車の後部座席に嫁と座り「ついていきます」モードを発令中だったのでへいへいと車に戻る。国東半島などおとんの庭のようなもの(当社調べ)。きっともっと素晴らしいところに連れて行ってくれるに違いない。

 

私がよく知る…つまりは20年以上前の国東半島と現在は全くと言っていいほど状況が異なる。道路事情が劇的に改善されたのだ。件の両子寺へ行く道もバスがやってきたらバックしなければいけないような狭隘路だったのに、いつの間にか峠にはトンネルが何本も掘られなんの苦労もなく移動できるようになった。

 

 

そんなわけで、新しいトンネルを抜けてたどり着いたのが並石ダム。紅葉の名所らしいです。はい車から降りたー。

 

 

写真撮ったー。

 

次いってみよー。

 

滞在時間数分で、やはり新しく出来たトンネルを抜け、次は大分農業文化公園へ。私は初めてやってきた。祭日だと言うのに駐車場はがらがらすかすか。

 

園内の写真、あまりに慌ただしくてこれしか撮ってないことに気がついた。ただ、この一枚ですでにダメダメ感が溢れ出ている気がする…。

 

園内案内図を見ると、おお、湖の湖畔を一周できるような周回路があるぞ。…などと見ているとどんどんずんずん進んでいくおとん。…ってか入園無料?いかにも昔は入園ゲートがあったと思われるところが無人。…なんかがら空きの駐車場といい嫌な予感がする。

 

入口のあたりに「豊の国物産館」というのがあって、なんとなく想像がつくように、レストランとか、農産物直売所がある…と思われたのね。ところが、そりゃオフシーズンだからかもしれんけど、祭日だというのに全く活気がない。農産物などを売ってはいたが、明らかに広いスペースを持て余し気味。何というのかな、すごく残念な道の駅みたい…といえば想像がつくだろうか。

 

聞けば、レストランは営業していないと言う。調べてみたら、その昔は「山香ドリーム」という地元山香牛を売りにした地ビールまで作っていたレストランがあった…らしいのだが閉業。残ったのはお弁当の販売だけ…という。

 

おとんは一人で怒ってる。「こんなとこまで来て、誰が弁当を食べたがるのか」と。あまりにごもっとも。確かにこのような施設でレストランがないというはありえない気がする。たとえば、湖の周りを一周してお昼ご飯…少なくともお茶とケーキで休憩っていう流れになりそうなのにそれができる場所がないって…ダメじゃん。そんな時にはお弁当を買ってそのへんで食べてください…って、うん。話にならない。

 

見切りの早いおとん。「おい、もう行くぞ」って…えええ、滞在時間10分でもう出発しちゃうんですか。完全にダメダメなグダグダ展開。

 

 

結局たどり着いたのは、私が帰省する度にと言っていいほどよく行く別府の水天という(回転寿司にしては)やや高級に入る店。天ぷらなどもたべられる。ここでお昼ご飯。運転しないことをいいことにビールを注文する私に、運転をおかんに押しつけてビールを飲み始めるおとん。我が家はどうもダメ男が揃っている模様。

 

そののち、嫁についに日本のとある文化にデビューさせる。それは…カラオケ。

 

まあ、これに関しては多くを語るまい。ここでも飲んで昼間からぐでんぐでんになるバカ息子と計画を立てずにグダグダな一日になった責任のあるおとんと…うん。間違いない。我が家は男がダメな家系だわ。そういえば、この夜は地元の飲み屋でさらに飲んだな。いくらホリデーとはいえひでーもんだわ。

そして翌日は移動日。大分から空路で東京へ。この夜嫁に近所のカラオケボックスに連行されたことは書かないほうが正解だろう。