構造欠陥?施工不良?どちらにしてもトホホなアパート


こちら、うちのアパートの地下駐車場。入口から奥の方に向かって撮影しています。たぶん、この写真じゃ何が言いたいのかさっぱりわからないと思います。なので、同じ場所を逆方向から見てみます。



おわかりいただけますでしょうか。なんとまあ、通路のど真ん中の思いっきり邪魔になる位置に柱が設置されているんですよ。

この柱に注目してみると…



そう、ほかの柱が全部コンクリート製なのに対し、この柱だけ鉄製。もう、あからさまに、後付けなのです。もしシスターティース(Sister Teeth)建築事務所がこのマンションの構造計算をしたのかどうか私は知らない。だけどさ、こんな会話が建設後にあったような気がしてならないのだ。

建築事務所:「大変です。構造計算書に重大な間違いがありました。駐車場の一部での強度が不足しています」
施工主:「なにっ、それではこのマンションには欠陥があるということか」
建築事務所:「ええ、そうです。しかし…」
施工主:「しかし、なんだ?」
建築事務所:「柱を1本入れれば最低限の強度は保たれると思われます」
施工主:「なら、そうすればいいじゃないか」
建築事務所:「ええ、そうです。しかし…」
施工主:「しかし、なんだ?」
建築事務所:「そうすると、通路のど真ん中に柱を立てることになります」
施工主:「すると車は通れなくなるのか?」
建築事務所:「いえ、その脇を避けて通ることはできるかと」
施工主:「ならば問題なし!大丈夫!(That’s grand!)」

そうとでも考えなければ、駐車場の通路の真ん中にわけのわからん柱が1本立っている理由が説明できないのです。しかしね、写真からお分かりいただけると思うのですが、この柱、かなり本気で邪魔です。そのうち柱に車をひっかけるアホタレが早かれ遅かれ出てくると思います。その時にまさかこのアパートに重大な事態が起きたり…は、しない…と、思う…の…です…が…。

で、上の例は、おそらく構造上の欠陥。じゃあ、施工上の欠陥がないのかというと…



こちら、私の寝室のバルコニーの床です。板張りです。それはいいんですけど、何やらネジが落ちてます。で、天井を見ると


上のフロアーのバルコニーの床のネジが脱落してます。

本当に大丈夫なのか?このアパート?

たかがネジ1本ですよ。だけどさ、日本でもネジが破断してトラックの車輪が脱落したとかいうニュースが流れている今日この頃、なんか、この1本のネジだけが問題ならいいけど、バルコニーに立ってたらいきなり床が抜けたり…は、しない…と、思う…の…です…が…。

とにもかくにも、ダブリンでアパートが倒壊したとか、アパートのバルコニーから人間が転落したとかいうニュースが流れた時にはどうか私らの安否を気遣ってください。