【車載動画】ダブリン市中心部Session2(+選挙に行ってきたぜよ)

朝っぱらから労を厭わず日本大使館まで行ってきました。そう、日本の衆院選の投票です。かれこれ10年くらい前から、ずっと在外投票を行なっている。労を厭わず大使館まで毎回行くのだが、私が車を30分とか運転することなんてなんていうこともない…というくらい、投票には手間暇がかかっている。


ダブリンの南の方の郊外にある日本大使館。前回おじゃましたのがおそらく前回の選挙の時…ってことは3年前になるのかしら。いつの間にか同じフロアの反対側まで借りたらしく(買ったのか?詳しくはもちろん知らない)、広々としたスペースが投票所として使われていました。


毎度毎度のことだけど、この在外選挙ってお金と手間がかかっていると思います。なんと、4人の方が(警備の人も入れると5人)が見える範囲に従事されてまして、まず、私を見るなり、一人目の方が、席まで案内してくださり、申請用紙の書き方をていねいに教えて下さいます。日本国内ではどうも私が最後に住民票があった市の選挙管理委員会速達で送ることになるので、その封筒の記入もします。その申請用紙等を書き終わると、書類をチェック。


そして、「投票事務従事者」という腕章をつけた係の方のところに持って行き、投票用紙を受け取り、そこで再び書類のチェックを受け、投票。選挙区用の投票用紙、そして、その投票用紙を入れる封筒、さらに外封筒の3つをいただきます。同じように比例区も3つ。個人名と政党名、間違えないように書いて、さらに間違った封筒に入れないように気をつけて封をします。まあ、黄色と水色で色分けされているのでまず間違えないと思いますが、それでも、「間違えると無効になる」とか思うとどこか慎重になってしまう。


ようやくそこでのチェックが終わると、二つの封筒はおもむろに「投票事務従事者」さんのお隣にいる「投票立会人」さんに渡され、その方が投票箱というか、保管の箱に入れて終了。ちなみに、もう一人の方は、全体の流れをずっと見ておられた。よく見ると、投票ブースなんかは日本からの輸入品(つまり日本にあるそれと全く同じ)。本当に日本ですね。ここは。


別に私は大使館のお役所仕事を批判しようとかいうわけじゃないの。確かに、アイルランドのデタラメさに慣れた身にしてみれば、やりすぎ感がないわけじゃない。でもさ、何らかの疑義を差し挟む隙ができたら、この選挙の正当性が根本から疑われるような事態になりかねないわけで。そーゆ意味では必要なことなんだろうと思う。


何よりも、なんというか、もうアイルランドに相当な長い期間住んでいて、その間日本の税金も払わず、つまり国民の義務を果たしていない私のためにここまでしてもらっていいのだろうかという感謝というか、申し訳なさというか、そんなことを感じた。


とりあえず、アイルランドに住んでいて、ここまでしてもらった一票も日本にお住まいのあなたの一票も(一票の格差問題とかあるけど)どちらも一票です。投票に行きましょうねー…と優等生発言で〆ておこう。


で、その行き帰りを車載動画にしました。おヒマな方はどうぞ。今回は試験的に音楽なしです。