【完全ジコマン日記】新しいコンピューターがやってきた

前々回の日記でアイルランドの景気対策(という自分への言い訳)で新しいコンピューターを注文したことをご記憶でしょうか。その続きです。

(前回の日記よりコピー)

私:「で、いつ届くの?」
相手:「来週にはなんとか、ごにょごにょごにょ」
私:「月曜日必着にできる?」
相手:「いや、配送は保証できないからごにょごにょごにょ」


(コピーここまで)

相手:「とにかく、最優先事項として今すぐ5分以内に発注をかけるから」

と言われて電話を切りました。で、その発注確認書が来たのはきっかし5分後…のはずはなく、大方の期待を裏切らず、翌日(木曜日)でございました。

ところが、それからは早かった。木曜日の深夜には「ただいま組み立て完成品が配送センターを出ました」という自動のメールが来て、コンピューターが会社に着いたのは月曜日。


満を持してコンピューター到着。


まずは別売で買ったグラフィックボード(安物)を取り付け。512Mのグラボで一番安かったと言う理由だけでこの商品を選択。


Dellのコンピューターは偉大です。ホントにレゴのブロックの感覚でコンピューターの部品の脱着ができます。あっという間にグラボを取り付け、メモリも4ギガに増設。この辺はいつも仕事でやっていることと同じなので鼻歌を歌いながら楽々こなしていきます。サウンドカードを入れようとしてコンピューターを爆発させた男にしては進歩したと言ってもいいでしょう。

個人的にはどんなコンピューターでもまず最初にフォーマットすべきだと思います。メーカーから出荷されたコンピューターっていろんな余計なものが入っています。邪魔なのでフォーマットして全部きれいに消してしまいましょう。ちなみに、これをやるとドライバーも消えてしまうのでこれを再インストールする手間がかかるんですけどね。

今回のコンピューターではXPとVistaを両方入れようと決めていました。Vistaが出て2年ほど経ちましたが、その不人気ぶりは私がここで述べるまでもないと思います。個人的にもXPのほうが使いやすいと思っていますし。

というわけで、まずはすでにインストールされていたVistaを消してXPをインストール。

今回、何を血迷ったかかなり基本性能の高いコンピューターを選択。プロセッサーにはIntelのCore2 Quad。クロックスピードは2.83。…かくしてXPのインストールがえらい勢いで完了。私の常識では30分くらいかかるXPのインストールが10分くらいで終わっちゃったぞ。

それでは次はVistaを入れますか。…ん?あれっ?

驚愕の事実発覚。


Dellの担当者、何を血迷ったか64ビットのVistaを同封してる。ということは、上書きをしてしまった今やもはや確認のしようがないが、64ビットOSのVistaがインストールされていたと言うことになる。

…すでにこの時点で一部読者さんに宇宙語の読みすぎによるパンチドランカーが発生している模様ですが、続けます。たまには読者さんの反応を考えない自己満足な日記を書いたっていいじゃあないか。

私の大学のゼミの教授、いろんな名言があるのですが、こんなこと言ってました(うる覚え)。

「本を読んでよくわからないと思ったときは、それは書いている本人がよくわかっていないことがある」

そう、こと専門書なんかでよくわからんと言うときは、自分の知識もさることながら、実は書いている著者本人が何を書いているかよくわかっていないときがあると言うわけ。なるほどなあと思いました。そして、今この日記がよくわからんと言う方、そうです、私が知ったかぶりをして書いているだけなので悪いのは私です。

ともあれ、いい加減王国にまたやられた!と一瞬キレたのだが、よくよく考えてみたら、32ビットのXPが入っているんだからそこに64ビットのVistaを入れたって問題ないじゃあないか。むしろお互いに短所を補完しあうようないいシステムになるんじゃないか。両方がちゃんと動けばの話だけど。

で、パーティションでもちろん区切ってはいるものの、32ビットのXPを入れた同じハードディスクに64ビットのVistaを入れてみる。今回もさくさくインストール完了。しかも、Vistaでは日本語がXPみたくロケールがどうこうとかいう面倒くさい話一切なしで使えるようになった。Vistaをちょっと見直した。

私が調べた限りでは、64ビットOS(オペレーションシステム)の問題は互換性。一部(いや、かなり?)のドライバーなどにいまだに64ビットOSとの互換性がないらしいのだ。それゆえ、64ビットOSコンピューターなんて一部の変態…もといマニア以外買うやつなどいないらしい。なので、どーゆー了見でDellの担当者が64ビットOSが入ったコンピューターを送ってきたのか私にはさっぱりわからない。ちなみにうちの会社では64ビットOS機の購入実績はなし。

じゃあ64ビットOSはダメなのかというともちろん長所もあって、32ビットOSだと最大のメモリは4ギガまで。それに対して、64ビットOSには実質無制限。

メモリってね、自分の事務机だと考えたらわかりやすいかも。机は広ければ広いほどいろんなものを置ける(いろんなプログラムを同時進行で行うことができる)。が32ビットOSの場合、広すぎる机(4ギガ以上のメモリ)は手が届かなくて、その広さをもてあますことになる。それに対して、64ビットOSはどこまでも手が届く。もっともフツーの状況下でXPに4ギガのメモリを入れる必要なんてまずないんだけどね。…などといいつつ、4ギガのメモリを一番最初に入れたのは私ですが。

で私はふと思った。

どうせ64ビットOSを入れるのなら、メモリをさらに拡大してやれ。

そうして、翌日さらに4ギガの増設メモリを買ってきたアホタレは私です。計8ギガ。サーバーじゃないのにこんなにメモリを買ってきてどうしようと言うんだ?

結果…


8ギガのメモリを64ビットのVistaはちゃんと読んでくれた。しかも、Vistaの立ち上げにかかった時間は30秒ちょい。は、早っ。


反面、32ビットのXPはなぜか4ギガではなく3ギガまでしかメモリを認識してくれない。もっともXPに3ギガってどう考えても不必要なのだが。

そして、グラボのドライバーをインストールした結果…

すげー。


サブスコア、5.8か5.9。

ちなみに現状では5.9が最高点らしいです。要するに、このコンピューター、ほとんど満点に近い…ってことになります。ま、現状では…ってのがミソで、ちょっとすればすでに型落ちとなる日も近いのでしょうが。

このコンピューターの構成、基本的にはハードウェアには金をかけてますけど、ソフトウェアにはまったく金をかけてません。フリーウェアをどこまで使えるか…という状態。わかりやすいところでは、ワードだのエクセルだののマイクロソフトのオフィスは入ってません。フリー版のOpenOfficeで十分すぎます。というか、Vistaについてくることの多い、Office2007よりもOpenOfficeのほうがはるかに違和感なく使えます。ちなみにこの日記もOpenOffice Writerを使って書いてます。

現在、動画の変換をしながら音楽をかけて、巨大なファイルを外付けハードディスクよりコピーしていますが、まったく問題なく動作してます。今まで使っていたノートパソコンでは動画の変換中にはほかの作業はほぼ不可能だったのでその歴然とした性能差に驚いてます。はい、かなり自己満足はいってます。

以下、私が愛用しているフリーウェアソフト一覧。

OpenOffice
AVG(アンチウィルス)
Zonealarm(ファイアーウォール)
Spybot(スパイウェア駆除)
AdAware(同)
Irfanview(画像閲覧)
Gom Player(動画再生)
Craving Explorer(flvファイルのダウンロード)

ありがたいことに、これら、全部、無料です。これらのおかげでハードウェアに予算を振り向けることができました。皆様もコンピューター購入の際には無料のソフトウェアでシステムを構築することを考えてみると、予算が浮きますよー…って、あれ、もはや誰も読んでくれてない。ま、いっか。