【続:なぜか上海10】がっかりホテルHengshan Moller Villa Hotel

月曜日。


朝ごはん。オムレツとなんとなーくベーコンと、なぜかベーコンのとなりにあったフレンチフライトやらをとってみる。普段なら絶対に手をつけないのだが、まさになんとなく。まあ、ひどい代物。少し考えればわかりそうなものだが、いつ作ったんだかわからないようなフレンチフライはマクドナルドだったら絶対に廃棄処分になっているようなふにゃふにゃで食べるに値しないゴム状態。なんかこのホテル、外観がすごく素敵で中だって趣がある。だけどそれだけなのよねん。「このホテルは気に入った」と思わせる要素がないのだ。


なんと言えばいいのか、このホテル、何も大きく間違ったことはしてない。だけどさあ、感動するようなこともないのよ。ホテルオークラは日本のも中華のも朝食が感動的によかった。二つ目のPudiなんとかホテルは部屋が感動的に素敵だった。だけど、このホテル、何も感動がないのよ。おそらくここに戻ってくることはないと思う。


なんでこんなことを書いたかというと、朝食を終えてコーヒー飲んでたら(コーヒーは2杯目以降は作りおきのどでかいタンクのようなポットから自分で取る…この辺もなんかかゆいところに手が届いていないというかなんというか)ウェイトレスさんがやってきて、アンケートに協力してくれとのこと。よくある「お部屋の清潔度はいかがですか」という質問に五段階で答えるやつ。私もアホタレだから正直に辛口評価を書きましたよ。ただ、言ってることは自分の基準としては間違っていない自信があるからちゃんと名前や部屋番号まで書きました。で、それを渡したら、その場で回答を広げて…


ウェイトレスさん:「1(非常に悪い)と2(悪い)をお選びになった項目については理由をお伺いしてます」


…正直に答えましたよ。壁が薄くてけっこう音が響くとか、朝食が悪いとか。まあ、幸いほとんどの項目に3(普通)にしてたからさほどたくさんの質問は受けなかったけど。


そんなこんなで会社へ。


ふにゃふにゃのフレンチフライ効果で、お昼は食欲なし。しょーがないから、会社の入っているビルの地下にあるあなたとコンビにファミリーマートでおにぎりを食べる。


(謎の具。なんだったんだっけ)


お昼はおにぎりだけだったので当然の帰結としておなかがすいた。夕飯はお一人様で中華料理(正式には香港料理)を食べに行く。


ウェイトレスさんが親切な方で英語でいろいろ薦めてくれるのだ。いや、白ご飯よりチャーハンのほうがおいしいよ。うちのスープは絶品だよと。ほうほうと薦められるままに注文した。


後悔した。


こんなに食えるかっつうのっ。


うっぷとなりつつ、続く。