【なぜか上海4】上海に到着。ホテルへ

お久しぶりです。上海。書く暇がなくて、結局更新は上海を出てからというオチになってしまいました。申し訳ないです。


上海浦東空港。なんとなくなんだけど成田などの日本の空港に雰囲気が似ている。なんていうのかな、きれいなんだけど味がないというか。とりあえず、リニアモーターカーに乗って街に向かいましょう。


そう、何気なく書いたけどリニアモーターカーが走ってるのよ。ここ。空港から街外れの龍陽路とかいう駅までのおよそ30キロを7分ちょいで最高時速430キロで駆け抜けるんだそうな。正直な感想としては、「すげー」ではなく「大丈夫かな」。何せ、去年のあの事故の高架から落っこちた新幹線型の列車の映像がまぶたに焼き付いてまして。


まずは切符を買おうとしたのだが、有人窓口の係のお兄さん、クレジットカードを受け付けてくれない。そこで私はとんでもないミスを犯していたことに気がついた。…お金持ってくるの忘れた。そうだ!ダブリン空港でおろそうと思ってたのに、あわててヒコーキに飛び乗ってお金をおろすのをすっかり忘れていた。


財布の中にはかろうじて50ユーロ札が2枚(私にしては大金を持っていたもんです)。これをなんとか人民元とやらに両替する。かくして、切符を購入。


じゃじゃーん。これがリニアモーターカー…って、あんまりかっこよくないね。


おそらくだけど、乗った瞬間に車体が浮き上がった(ような気がした)。おかげでリニアモーターカーに乗れたよ。わーい。そして幸い(というか、当然といえば当然)私が乗った車両は事故を起こすこともなく無事に到着。ただし、最高速度は300キロに制限されていた模様。430キロは体験できず。

(車内の様子。明らかに通勤用というか詰め込み型のシートで、高級感とかは無縁。)

(わーい。時速300キロ…ボーヨミ)


ちなみに、駅と列車との間には10センチ程度の段差が。どうしてバリアフリーにしなかったのだろう。どっか詰めが甘いというかなんというか。


駅の外のタクシー乗り場からタクシーに乗る。実はこの駅、市の中心部から相当離れたところにあり、結局タクシーや地下鉄に乗り換える羽目になる。今後延伸されたら便利になるのかなとか思うが。現在とんでもない額の赤字を垂れ流しているとされるリニア、今後どーなりますやら。


確かにぱっと見延伸する気はあるような印象を受けるが


目の前にはアパート群が。そう簡単には延伸できそうにないですな。


こちらが運転席。列車におなじみのマスコンがついてない。ぱっと見、非常停止ボタンみたいなのが目につくだけですね。自動運転で運転手さんは飾りに過ぎないのだろうか…ってか、足元にある、フツーの家の延長コードが気になるのはたぶん私だけですよね。(注:上の3枚は帰りに撮影)


タクシー乗り場に来るタクシーのほとんど(いや、全部か)は、フォルクスワーゲンと書かれているがドイツなどで見たことがないタイプ。OEMとかいうやつなのか?


タクシーは15キロほど走ってたったの50元(600円程度)。安い。これでホテルの玄関までつけてくれるんだから安いと思う。ホテルはなんと


ホテルオークラ(正しくは「花園飯店上海


ご賢察の通り、完全にネタでやってます。ってかね、この地図もう1回見てよ。


遠路はるばる大陸の反対側の果てからやってきて、日本まで石を投げたら届くような距離のところまできてうちに帰れないんですよ。これはほとんど罰ゲームの次元の話です。というわけで、今回の出張の基本は


「とことん日本を感じる出張」


に勝手に決めたわけです。となるとホテルは日系ホテルと。

(三越まで入ってますな。どう見てもご縁がありそうな店じゃなかったので中に入らなかったけど)


…ってかさ、私の知っているホテルオークラって高級ホテルです。東京でさ、古くからある私には一生縁のない高級ホテルだと思ってた。なのに、いくら東京ではなく上海だとはいえ、泊まれるなんてなんかすごくないですか?(全然すごくない?そうですか)まあ、少なくとも話のネタにはなるだろうと。


建物は古いですが、きれいに管理されていて古臭さとかは感じません。灰皿がおいてあるところからして喫煙室なんだろうけどタバコのにおいも感じないし。


室内も別に広くないし、フツーのホテルの部屋。なんだけど、


ウォシュレットはあるわ


ポットにお湯は沸かしてあるわ(私のダブリン村の常識ではお湯は自分で水を組んできて自分で沸かす)


ツムラ日本の名湯(バスクリン)が用意してあるわ(なぜか「登別カルルス」ばっかだった)


どこかしら日本です。ここは。


ホテルのフロントも私が英語で話しかけたので英語で対応してくれていたけど、日本のパスポートを出すなり、日本語で対応してくれた。ああ、ここ、海外にあまり慣れていないご年配の方とかにはお勧めできるわ。だって、日本に限りなく近い感じだもん。ここ。


ホテル到着は午後1時前。チェックインは午後2時以降とホームページには書いてあったが、チェックインしてもらえる。ありがたや。


このまま寝てしまいたい誘惑に駆られたが、そうすると時差ぼけが治らない。ここはがんばって街の探索に出かけましょう。


おおっと、いきなり吉野家発見。それはいいんだけど…


Zaraに


H&Mに


C&Aに


Media Marketまで。


なんか知らんけど、世界のどこに行っても同じ店ばかりになってきていると思うのは私だけでしょうか。


そして最後にたどり着いたのは久光百貨店。もともとはそごうグループだったとか。ここにあるものがあるのを知っていたので行ったのだが。そのあるものとは


すし名人


ちなみにさ、今これを書きながら、ホテルの部屋でNHKのCool Japanを観てるのね。本当に偶然だけど、すしの特集やってる。このすし名人で初めてタッチ式のモニターで注文したら、「特急レーン」ですしが届くというのを見た。なんじゃこりゃ!と思って目がテンになったのだが、この番組内ではすし皿を5枚戻したらスロットが回って当たるとカプセルに入った景品がもらえるとかいうのやってるぞ。なんかわけのわからん方向に回転寿司屋は行ってないか?ちなみに中国からの出演者さんは「こんなエンターテイメント性はないわ」と言っている。確かにそうだよね。