【なぜか上海3】ロシア上空

(つなぎ更新です。短いです。ごめんなさい)


老ヒコーキの次は数時間の待ち時間の後A340で上海へ。このA340ももはや最新鋭とはいいがたい。私が最初にスカンジナビア航空に乗ったころ、つまり90年代の末期は成田までB767を使ってたのよねん。あの日本の国内線でおなじみのこじんまりとしたヒコーキをなんとか成田まで飛ばしていて、ようやくこのA340に機材が更新されたのだが、それからですらもう10年の月日が流れている。


一度ビジネスクラスのシートは改良されたのだが、それだってもう他社の最新鋭のシートに比べると明らかに見劣りするし、機内はどこかくたびれた感が漂う。日本まで同じ運賃なら、ANAのB787にでも乗りたいところ(なんだろ、前日と今日の日記、完全にスカンジナビア航空への営業妨害になってるな)。まあ、とにかく、日本に行くのと同じ機材で上海に行くわけ。なので、「いつもの席」を事前に予約して準備万端。


機内は満席。ダブリンからコペンハーゲンも満席だったから、今日に限ってみればスカンジナビア航空、儲かっているに違いない。ところが、ビジネスクラスとプレミアムエコノミー席の中国人の率が目に見えて少ない。カーテンの隙間から見えるビジネスクラスには中国人はいないし、28席あるプレミアムエコノミー席には中国人(と思われる人)は3人のみ。もしかすると、質実剛健な(と今勝手に決めた)中国人は、ヒコーキのシートなんかに余計な金を費やすつもりがないのかもしれない。まったく根拠はないけど。


それにしても、スカンジナビア航空、明らかにコストカットに走っている。少なくとも去年までは無料だったプレミアムエコノミー席でのシャンペンは有料化。ワインのボトルもくされRyanairに倣ってか、ぺこぺこのプラスチックボトルに変わった。炭酸水も昔は缶でくれたのに今では大きなペットボトルからもらう方式に。…ホントに大丈夫なのかな。この会社。少なくとも私が溜め込んだマイルを使い切るまではおかしなことになってほしくないのだが。


夕食。…微妙。


その後、何とか眠ろうとして酒飲んで眠る。なんとか2-3時間眠ることに成功。足元が広い席で足を伸ばして眠れたのがよかったのか。でもまだ到着まで4時間とかあったのでギャレーに遊びにいく。


そこにいたのは、「日本のコラーゲンは最高」とのたまう50代の男性フライトアテンドさん。この人といろいろ雑談する。スカンジナビア航空の80%の人はヨーロッパ内および大陸間のフライトをシフトでやっていることとか、スカンジナビア航空の未来とかいろいろ興味深い話を伺う。


ここで調子をこいて酒のおかわりをもらったが、結果気分が悪くなり、朝ごはんはほとんど手付かずで残す。


上海に予定より2-30分遅れて到着。