(追記あり)勝手に「路線バス乗り継ぎの旅」の事前机上調査を敢行す

(イメージ写真です)

クリスマス…らしいです。とりあえず、ありがたき4連休なのですが、こちらのクリスマスは日本で言うところの正月…つまり、親類縁者が集まったりいろいろあるのです。

 

とはいえ、さすがに4連休となると時間はあります。なんか有意なことをすればいいのに私がしたことは、お正月にテレビ東京で放映予定の「路線バス乗り継ぎの旅」の事前検証。

 

あの番組、好きなんですよ。とりあえず、知らないという人はWikiでも見て来てくださいな。せっかく面白い番組を見つけたのに次回が(現状の出演者での)最終回だとか。かくして、気になって、路線バスのみで会津若松から由利本荘まで3泊4日でたどり着けるか地図を広げてみた次第。むろん、「地図を広げた」は比喩で、ネット上の地図を見てみたわけ。

 

以下、土地勘のないアホタレがネットでちょっと調べただけで、あたかも行ったことがあるかのように語っているだけです。たぶん穴だらけの机上の空論です。穴を見つけたら優しく教えてくださいな。

ぱっと地図を見れば、

 

会津若松=喜多方=米沢=山形=新庄=湯沢=由利本荘

 

という道筋が浮かぶわけです。素朴な感想として、なんだ、これなら楽勝じゃねえか。最終回だから易い道筋を選んだな…と思ったんです。というわけで、調べてみると…いきなり喜多方で引っかかりました。ここから次の北の都市、米沢までの50キロ近くを抜ける手立てがない。そりゃそうだ。この区間、その筋には有名な大峠という有名な難所

 

これを避けるためにはどーしたらいいかっていろいろ調べたんですが、結論としては無理。郡山から福島に迂回することも考えましたが、福島から米沢は、これまた有名な万世大路という、同じくとある筋には有名な鬼県令三島通庸が関わる大変な難所。そもそも会津若松または、喜多方より郡山まで路線バスはつながらない(追記:つながりました。下を参照)。うーむ。

 

というわけで、「絶対に無理。アホな机上の空論」という前提で、こんな旅程を立ててみました。

 

(追記12/26以下の計画、自分でダメ出しします。改善案はずっと下の方。)

 

一日目

会津若松駅08:28→(バス)→喜多方営業所09:15

 

徒歩14キロ 大峠。

 

この区間、昔は鉄道すらあったらしいですが、代替バスとなり、代替バスもついにはオンデマンドタクシーにまで退化した模様。

 

会津 ひめさゆりの宿 ゆもとや(泊)

 

別にこの宿から広告料をもらったわけじゃないです。翌日もアホのように歩くので、出来る限り道半ばにある宿を選んだだけの話です。

 

二日目

会津 ひめさゆりの宿 ゆもとや
徒歩30キロ
小野川温泉

 

…はいはいはい。30キロも歩くなんて正気の沙汰じゃないです。もうこの時点でこの計画は破綻してます。…が、私が思いつく限りで代替路は見つかりませんでした。ここも昔はバスがあったらしいですが…。

 

いや、まったくないわけじゃない…んだけど、冬という時期が状況をさらに悪化させてるのです。そう、峠が冬季閉鎖…という罠。これがなければ、蔵王など楽に超えられる峠はいくつかあったんですよ。まあ、続けます。

小野川温泉12:42→(バス)→米沢駅前13:07

米沢駅前14:00→(バス)→高畠町弥生町14:40

 

徒歩10キロ。山形県南陽市泊。

 

 

 

三日目

南陽病院11:10→(コミュニティバス)→元中山公民館(南陽市)11:49

 

徒歩11キロ

かみのやま駅前(上山市)14:35→(バス)→山形市センタービル前(山形駅のそば)15:08

山形駅16:00→(バス)→さくらんぼ東根駅前17:02

さくらんぼ東根駅17:43→(バス)→新庄駅前18:53

新庄駅前19:18→(バス)→金山町役場前19:48

(山形県金山町泊)

 

四日目

金山町役場07:41→(コミュニティバス)→真室川病院08:21

真室川病院09:50→(コミュニティバス)→及位(のぞき)駅10:45

 

徒歩13キロ(秋田県へ)

横堀駅前13:50→(バス)→湯沢営業所14:18

湯沢営業所15:00→(バス)→横手バスターミナル15:38

横手バスターミナル18:00→(バス)→本荘営業所19:49

 

…私ならやりません。冗談じゃないです。いきなり徒歩44キロって莫迦なの?こんな旅程臆面もなく出して何考えてるの?と怒られることは目に見えてますが、米沢回りで3泊4日でゴールに到達するためには、私の見る限りこの方法しか見つかりませんでした。

 

というわけで、大峠を超えることは諦め、西に逃げることにします。すると、遠回りにはなるのですが、なんとなく

 

会津若松=新潟=日本海北上

 

…という道筋も見えてくるのです。たぶんですが、番組もこの道筋で行くと思います。というわけで検証開始。

 

一日目

会津若松駅09:40→(バス)→会津バス坂下営業所(会津坂下町)10:25

会津バス坂下営業所13:22→(町営バス)→野沢駅前14:05

 

いきなり3時間待ちですが、これ以前のバスは朝イチしかないのです。
ここから先、デマンドバスが使えれば歩ける距離は激減しますが…

 

徒歩12キロ(福島から新潟へ県境超え)

八ツ田17:45→(バス)→津川駅18:15 (新潟県阿賀町泊)

 

二日目

津川駅10:34→(バス)→津川営業所10:45

 

ここでちょっと話を戻します。

八ツ田17:45→(バス)→津川駅18:15

 

これが本当に運行されているかどうか疑わしいのです。というのも、バス会社の時刻表には「夏時刻表」と書いてます。で、一生懸命「冬時刻表」を探しましたが見つかりませんでした。よく考えれば変更がないからそのままなのかもしれませんが、それはどうも虫が良すぎる発想のような気がします。とりあえず、こんな莫迦な検証のためにバス会社に電話をするような愚挙には出ていません。

 

かくして、このバスが運行されていなかった場合、「津川地域福祉バス」が週に2回、火曜日と金曜日に運行されています。これに乗るとすると…(どちらも乗れないと、野沢駅から津川病院まで25キロ歩くことになります。日が暮れてから山の中を歩くなど現実的には…)。

 

八ツ田08:50→(福祉バス)→県立津川病院09:25

 

はい、山の中でどーやって一泊するんだとかいうあまりに当然な疑問には「所詮は机上の空論ですから」と開き直ることにします。この場合、

 

県立津川病院11:50→三川駅12:25

 

このバスは

 

津川営業所11:45→(経由:県立津川病院11:50)→三川駅12:25

 

県境の八ツ田からのバスがどっちだったとしてもこれに収斂します。

三川駅14:47→(バス)→新谷15:06

 

とりあえず新谷はローカル地名ですのであまり気にしない方向で。

新谷15:32→(バス)→新発田16:30

 

というわけで、新潟市に出ずに北に短絡できました。

新発田駅前17:46→(バス)→中条営業所(新潟県胎内市)18:37

 

胎内市に泊まることになります。ひとつ確実に言えることは、一日目、二日目、のんびりしすぎです。結果として3日目以降、鬼のような強行軍となります。

 

三日目

胎内市は、デマンドタクシーが活躍しているようです。逆に言えば路線バス不毛の土地です。かくして、羽越本線駅2つ分をいきなり歩くことになります。

 

徒歩12キロ

坂町駅(新潟県村上市)11:02→(バス)→下関(新潟県関川村)11:28

 

下関(しもせき)はやや内陸です。ちょっと遠回りになりますが、羽越本線に沿ったバスは存在しないようです。

下関13:20→(バス)→村上営業所14:03

村上営業所16:03→(バス)→北中(村上市)17:01

北中17:24→(バス)→府屋上町(村上市)17:59

 

ああ、恐ろしきかな平成の市町村合併。午前11時から7時間さまよっても、未だ同じ村上市内です。

 

徒歩5キロ(新潟から山形へ県境越え。山形県鶴岡市泊)。日が暮れてから5キロ歩くんかい…というあまりにごもっともなツッコミは無視します。とりあえず、ここで歩かないと私が調べた限りではゴールにはたどり着けません。

四日目

イオンタウンあつみ07:56→(バス)→あつみ温泉営業所08:21

あつみ温泉営業所08:55→(バス)→鶴岡駅10:06

鶴岡駅10:44→(バス)→酒田駅前11:54

 

ここで現実問題無理だろうという2分での乗り換えをします。はいはい。所詮は机上の空論でございます。

 

酒田駅前11:56→(バス)→古湊(山形県酒田市)12:08

 

ここから徒歩12キロ。遊佐駅へ。コミュニティバスはあるにはあるのですが時間が合いません。

遊佐駅(山形県遊佐町)15:03→(町営バス)→女鹿(山形県遊佐町)15:51

 

徒歩2.7キロ。(山形県から秋田県へ)

三崎公園前16:55→(バス)→象潟駅17:14

 

象潟駅17:45→(バス)→由利本荘市駅18:45

(ちなみに終バスではなくもう一便後にあります)。

 

これでなんとかたどり着きます。

 

というわけで、おおよそ正解とは言えないような経路を苦労して2つ見つけ出しましたが、客観的に見て現実的でないというか、無理があるというか。果たして番組で、私が見つけられなかったどのような行程を見つけ出すのか楽しみに待ってます。

 

(追記12/26)

 

改善案発見

 

大峠回避ルートを発見しました。これなら「歩ける」距離です。ただし、朝早くに一日一便しかないバスを使う、しかも、スタートはまったく方向違いの南東に向かうというちょっと「ありえない」ルートですので、スタッフの方から「一本目はこれで」とでもお願いされない限り気がつかないルートのような気がします。とりあえず、福島市に大きく迂回して、挙句に宮城県に入り七ケ宿町営バスを使えばかなり楽になります。自分で書いちゃ世話ないけど、これはよくできたルートだと思います。

 

一日目

 

三日目のコースが改善されたおかげで、猪苗代湖の南を回り込むという方法に気がつきました。ふと気がつくと本宮駅まできれいにつながります。徒歩移動なしです。

 

若松駅前バスターミナル6:43→(バス)→原長谷川前07:35

原長谷川前07:35→(バス)→湖南高校(郡山市)07:50

湖南高校前08:39→(バス)→太田熱海病院09:26

太田病院前10:00→(本宮市営バス)→本宮駅前10:49

本宮駅前13:00→(本宮市営バス)→岳温泉(二本松市)13:29

岳温泉14:40→(バス)→二本松駅入口15:07

二本松駅入口16:18→(バス)→福島駅東口17:16

福島駅東口18:40→(バス)→国見役場(福島県国見町)19:26

 

二日目

 

国見役場より越河清水まで徒歩5.6キロ(福島より宮城へ。宮城に入るというのは…想定外だろうなあ…)。

 

越河清水08:55→(白石市民バス)→白石駅09:26

白石駅09:29→(七ケ宿町営バス)→七ケ宿町役場10:09

七ケ宿町役場10:12→(七ケ宿町営バス)→東沢10:39

 

徒歩13.7キロ(宮城から山形へ)

 

弥生町(山形県高畠町)15:00→(バス)→米沢駅前15:38

 

まだ早いですが米沢より先のバスがすでに終わっているので米沢泊になります。それでも間に合ってしまうという…。

 

三日目

 

実は思いっきり過去回のルート選択をパクってます。この方法のおかげで福島に迂回する時間が稼げました。

 

米沢駅前07:12→(バス)→川西診療所前(山形県川西町)08:00

 

公立置賜(おきたま)総合病院まで徒歩6.8キロ

総合病院10:40→(南陽市市内巡回バス)→南陽病院11:06

南陽病院11:43→(南陽市市内巡回バス)→小滝不動尊12:15

小滝12:53→(バス)→センタービル前(山形駅前)13:22

 

以下同じ

 

山形駅16:00→(バス)→さくらんぼ東根駅前17:02

さくらんぼ東根駅17:43→(バス)→新庄駅前18:53

新庄駅前19:18→(バス)→金山町役場前19:48

 

(山形県金山町泊)

 

四日目はまったく同じのため省略。

 

調べてみて思ったのですが、残念なことですが、この番組の企画自体がもう限界に来てます。米沢まわりの場合、三日目の米沢から四日目の湯沢まで過去(第15回米沢=大間崎)の道筋を踏襲しますし、日本海側に迂回すると、二日目の胎内市から村上市を経て目的地の由利本荘まで、途中で鳥海山への季節運航便が使えなくなるなど難易度は上がっていますが、基本は第7回の青森=新潟の逆コースです。つまり、沖縄を除いてもう日本全国に行き尽くした感があるのです(蛇足ながら、第7回も15回も失敗しているので「リベンジ」にはなるかもしれませんが)。

 

さらには、地方のバスの衰退が危険水域まで来ている気がします。路線バスがコミュニティバスに変わったうちはまだ(番組的には)いいですが、これが週1-2回の運行となり、さらには住民以外使えない「オンデマンド」方式になったり、乗り合いタクシーになるともうこの企画は成り立ちません。つまり、これからだんだんとこの企画で旅ができる場所は減っていくと思われます。