【日本帰省記(4)】スカンジナビア航空にてダブリンに戻るの巻

あわわわわ、日記が時系列に追いついてない。もうかれきこれ4週間ほどの前のお話。アイルランドに戻るのお話ねん。ここ数日で、一気に遅れを取り戻します…たぶん。


前日の夜わさわさと荷造り。日本からアイルランドに戻るときは、千葉の行商のおばさんよろしく荷物でいっぱいになる。ただし、今回は、2週間しか滞在期間がなかったこと、そして、あまり買い物ができる時間がなかったことなどで、意外と荷物が少ない。というわけで、いつもお世話になってるバーちゃんの家の新米5キロまで半ば強奪して荷造りをする(ひどい孫)。その結果がこれ。


(ダブリンにて撮影)


預託手荷物が、ぴったし制限の50キロ。手荷物が…知らん。
(注:エコノミーエクストラクラス=30キロ、ゴールドメンバー=+20キロ)


そういえば、最近一部の航空会社の欧州=日本線でも預託荷物が個数制に変わってるらしいです。たとえば、今までエコノミークラスの無料の預け入れの荷物が20キロまでだったのが、「ひとつ23キロまで」などに変わったみたいです。


つまり、今までたとえば10キロの小さい荷物を二つ無料で預け入れができていたのが、今後は二つ目は有料とかになるみたいです。近々ご旅行の予定のある方はご確認を。


で、新しくなった成田空港の搭乗手続きカウンターにて。スカンジナビア航空の業務委託を受けているANAのどや顔の(読者さん談)おねえさん…


係:「本日Snigel様エコノミーエクストラクラスでのご予約をいただいておりましたが…」


あ、来たか。ついに来たか。


係:「混雑のため、ビジネスクラスでのご案内となります」


やたー、無償アップグレード。インボラアップグレード。インボランタリーアップグレード。


このアップグレードされる運のいい人、「チェックイン締め切りぎりぎりに行ったほうがいい」とか「みなりがこぎれいなほうがいい」とかいろんな都市伝説があるみたいですが、どうもアップグレードされる人は事前に決められているとか。マイレージカードで上級クラスの人、運賃をたくさん払った人。


考えてみると私はその両方に該当していたので、ものすごーく不遜な言い方を許してもらえばアップグレードされてしかるべき人だったのだが、それでも無償アップグレードは今回が初めて。そう、無償でアップグレードされようなんて甘い考えは持たないほうがいいよ…ってお話です。


そんなこんなで機内へ。ビジネスクラスのシートはこちらのサイトが詳しいのでそちらを参照してもらうとして、今回改めて気がついたことがある。


ビジネスクラスのほうが時間の経ちかたが早い。


理由は途中で気がついた。食事に時間がかかるのよ。


ウェルカムドリンクは搭乗が遅れたのでパス。


搭乗後の最初のドリンクサービスで、新発見をした。コニャック+ジンジャエールのカクテルがうまい。はいはいはい。どのツラ下げてコニャックだ、コンニャクみたいな顔しやがってという批判は甘んじて受けますよ。ちょっと甘めなので、甘いのが苦手な人は避けたほうが無難かも知れんけど、個人的にはツボにはまった。


で、ダブリンに帰ってきて、コニャックを買いに行こうかと思ったのだけど…コニャックって高いのね。手が出ません。


スターター。マグロの燻製だそうな。


ちなみにこれが配膳された時点でエコノミークラスの食事は終わりかけてました。そう、食事に時間をかけるから時間が経つのが早いと感じるんだろうなあ。


メインコース。なんのこたーない、チキンフィレ。機内食としてはうまいんだろうけど…こんなもんだろうなあ…と無償アップグレードのくせして文句を言うバチ当たり者。


デザート。アップルタルト…よりもアイスクリームが好きなお子様な私。


まあ、ぶっちゃけエコノミークラスとは雲泥の差です。だけどさ、この食事のために片道10万とか余計に出せるかっていうと大いに疑問です(…ってかわしなら払わん)。ビジネスクラスのありがたさは食事よりもシートにあるような気がします。


こちらが到着前の食事ね。ローストポークだって。ふーん


で、今回とことんまでがっかりしたこと。SASでの成田発コペンハーゲン経由ダブリン行きの同日乗換えができなくなったこと。成田発のヒコーキのコペンハーゲン到着は午後4時5分。で、ダブリン行きは午後4時35分発。ほんでもってコペンハーゲンでの最低乗り継ぎ時間(Minimum Connection Time)は40分(らしい)。そう、わずか数分の差で乗り継ぎができないのだ。こうなると、ダブリンへの乗客への嫌がらせじゃないかとすら勘ぐりたくなる。というか、ぶっちゃけ、この改悪のおかげでアイルランド=日本間の移動にスカンジナビア航空という選択肢は実質上消え去った。


で、実はこの件で旅行代理店とすったもんだがあったんだけど、それははしょって、結局フランクフルト経由でダブリンに戻ることへ。


成田発のヒコーキ、コペンハーゲンに定刻着。こともあろうにお隣のゲートにはダブリン行き


…余裕で間に合ったじゃないかあ。これに乗れればダブリンへの到着時刻は午後5時55分。一方、意味もなくフランクフルト経由だと午後10時35分。ほぼ5時間の遅れ。なんて無意味なんだ(涙)。


涙を拭きつつ、フランクフルト行きの機内。


こちら機内食。


ビジネスクラスとエコノミーエクストラクラスの差もありますが、だいぶランクが落ちてます。ちなみにエコノミークラスでは、くされRyanair並みの価格にて、サンドイッチ等をお買い求めになれます(それもひどい話ですが)。


ほんで、フランクフルトからダブリンの機内食(ルフトハンザの機内)。


エコノミーエクストラクラスとエコノミークラスの差もありますが、落ちるところまでレベルが落ちてます。まあ、それでも「機内サービスは無料なんだから文句言うな」と逆ギレされれば返す言葉がないんですけどね。


かくしてダブリンに到着したのはほとんど日付の変わる直前の午後11時。お疲れでした>自分。