オチない日記をヒコーキで書く

注意:今日の日記は現在進行形で書いてます。おそらくオチも何もなくだらだら進行していきます。言ったからね。オチなしで無駄に長いって。言ったけんね。


共産党の機関紙、赤旗が月ぎめで500円も値上げされたらしいですね。そういえば、日本の新聞ってほとんど値上げされてないですよね。


今朝のIrish Independent€2.15ユーロなり。私の記憶が正しければ、10年ほど前はこの半額くらいだった覚えがあるんですけど。とにもかくにもこんな値段だと毎朝新聞を買う気にはならないなあ。たとえば通勤のときに駅でぱっと買いたくなる新聞の適正価格って100円だと個人的には思う。


そんなわけのわからんことを思っている私はヒコーキの中。今日はとーっても珍しいんですよ。なんとなんと、3-4年ぶりにエアリンガスのヒコーキに乗ってるんです。デュッセルドルフ行き。なんか新鮮です。


なんでこんなことになったかと言うと、もう情けない理由。


航空券を買うのを忘れていた。


どこまでも救いようがないくらい莫迦です。買ったつもりでいたのよねん。ほんで、2週間前とかにルフトハンザの航空券買おうとすると、目ん玉が飛び出るくらい高いのよ(逆に言えば、いつも相当事前に買っている運賃が安すぎるのだが)。幸い、エアリンガスも接続するドイツ国鉄も安い運賃が残っていたので、今回は「例外」として、こっちにしました。


今朝は、同居人ひでかすに車で空港まで送ってもらいました。このVIP待遇は当然のように私のためではなく、うちに数週間滞在してほとんど自宅警備員と化していた友人が日本に帰国されるというので、空港まで送ってくれることになったわけ。と言っても、私のヒコーキは朝の7時で、友人のは10時過ぎ。いったい空港で4時間近くどーやって時間をつぶすんだろう。


エアリンガスと言えば、どー考えても作るだけ無駄だったターミナル2出発です。…が、その友人がターミナル1出発だったので、そっちで車を降りる。そして、まだチェックインカウンターが開いていない(4時間も前ですから)友人を放置して、ターミナル1の保安検査場からターミナル2に向かう。そう、中は普通に渡り廊下でつながっているから、どっちから入っても問題じゃないのよねん。


そして、てくてく5分ほどターミナル2について気がついた。デュッセルドルフ行きはターミナル1よりの出発。搭乗手続きはターミナル2で行い、搭乗はターミナル1でするらしい。


なんじゃそりゃ。


まったく生半可に空港を知っているとかえって混乱するな…とぶつぶつ言いつつ、今来た道を引き返していつものターミナル1に戻る。すると、すでに搭乗が開始されていた。やれやれ。空港にいながらヒコーキに乗り遅れたら物笑いの種になってたな。


機内はすかすかで快適。ただ、足元は…狭い。いつも非常口座席に座っているから単純比較はできないんだけど、けっこうつらいぞ。これ。


そんなこんなで1時間ちょいでデュッセルドルフに到着。快晴。入国審査、EUの列は(当然ながら)すいすい進むのに、我らがそれ以外の列は遅々として進まない。ヒマなのかなんか知らんが、何と言っているかは聞こえないが一人ひとりにあーだこーだ聞いている。さあ、私の前に10人ちょいの人が並んでいただろうか。私の番が来るまで20分近くかかる。


私:「おはよー」
入国審査官:「おはよう(パスポートをぱらぱらめくる)。ドイツに住んでるのね」


…どこをどう曲げたらいきなりそういう曲がった結論に至るんだよ。


私:「住んでませんって」
入:「え?どこからきたの?今日は」
私:「ダブリン」
入:「あっそう(はんこをぽんと押し)はい、よい週末を」


…所要15秒。なんでこれで20分待たされたんだ?


まだ列車の発車まで1時間ほどあるので、朝ごはんを食べることに。ドイツ語圏に来たらお勧めしたいのがNordsee。まあ、ぶっちゃけファーストフードレストランなんだけど、でも、どっかの世界的ハンバーガー屋よりよっぽどおいしいし、選べば比較的健康的なものも食べられる。

(白身魚のフライのサンドイッチは€3.5ユーロ。まあ高いといえば高い。日本の牛丼280円ってなんかおかしい気がする。)


そもそもがシーフドレストランだから、魚が好きな大多数の日本人にも合うし(当社調べ)、何よりドイツ語ができなくてもショーウィンドーの中を指させばすべて事足りてしまう。というわけで、ドイツ語圏の国で小腹が減ったらこの赤い魚のロゴが目印の、Nordseeにぜひどうぞ(以上、未承諾広告。ちなみに「ドイツ語圏」と書きましたが、スイスにNordseeがあるかどーかは知りません)。


空港のターミナルから鉄道駅までは所要5分ほどのモノレール(Skytrainという名前がついている)に乗る。これが謎の乗り物でして、数年前に開通したときには無料だったのに、いつの間にか券売機が置かれていて運賃を払わなければいけないようになっている。


果たして鉄道駅からの乗車券を持っていればこのモノレールの乗車券を買わなくていいのか、それとも乗車券を買わなければいけないのかさっぱりわからない。乗車券を買っている人を見たことがないし、なにより検札を見たことがないので乗車券を買ったことがないのだが。


そして鉄道駅。なんかいいですなあ。久しぶりに来ると、なんとなく旅行している気分になる。しかも、ICE(新幹線)に乗れる。わーい。わーい。ヒコーキより足元広いし、はぐれ刑事旅情編-旅情もあるし(意味不明)、いいねえいいねえ。


とはしゃいで乗ってみると…げ、車内は混んでるし。絶対不必要だと思いつつなんとなく座席予約をしたのだが大正解。…と思って自分の席に行ってみると、すでに私の席には若い兄ちゃんが座ってるし。「ここ予約してるんですけど」って言ったら、すんげー嫌な顔して席を立った。


残念でしたねえ。悪いけどこっちは座席指定料を払ったんだい(…とでかい顔をしても実は払ったのはたったの€2.5なり)。ほんの数分後に着いた次の駅からは通路に多数の立ち客まで出て一気に最悪の状況に。発車したらビュッフェにビールでも買いに行こうと思っていた私の計画はもろくも崩れ去る(って、現在午前11時半…)。


考えてみると、電車よりもヒコーキのほうがいいかも。足元は狭いけど、少なくともテーブルを挟んで4人で足元のスペースを争わなくていいし、何よりヒコーキには立ち客がいない!


…ん?なんだ?今車掌が明らかに日本人の名前を車内放送で呼び出したぞ。ユーレイルパスかなんか使ってると座席の指定でもできるのかな。


そんなこんなで2時間半でHannoverに到着。いまいちネタにならなかったな(って、なにこの尻切れトンボ感満載のひどい終わり方は…とお怒りの向きは、最初の注意書きを読んでね。言ったでしょ。「オチはないよ」って。あれを書いたときはどうなるかわかってなかったけど…ホントにオチもなにもなかったな…)。