【2019日本帰省4】なぜか鉄分が濃い三浦半島(3)

YOKOSUKA軍港めぐりが思いがけず楽しく思い切り満喫した後、さらに別の友人と合流しておまかせコースで三浦半島を観光することに。まあ、普通に考えたら、三崎口からマグロを食べに行くだとか、逆に進めば半島付け根の鎌倉に行くのもいい。まあ、私の友人のことですからそんなふうには当然ならないわけで。

最寄りの京急田浦駅から、私の先代の車(初代日産ノート)のふるさと追浜を過ぎ金沢八景駅へ。新たに参加した友人が言うのだ。「ちょっとここに注目」

三線軌条ですね。

聞けば、金沢八景駅のすぐ近所に鉄道車両の製作工場があり、そこから京急線を経由してJR線まで線路がつながっているらしい。京急線は線路幅が広いのでJRの線路幅に合わせて三本目の線路が引かれていると。

こいつは何を言っているんだ…っていう人にテキトーな説明をすると、日本のJR?の線路幅って狭軌といって世界標準より狭い。それに対し、京急や京王など一部私鉄などは世界標準の標準軌の線路幅なのね。なので、この車両工場から京急の線路を使ってJRの車両を運ぼうとした場合、三本目の線路が必要だと。大雑把な説明なので、ツッコミどころはあると思いますが、詳しくはその筋の人のサイトでも見てあげてください。

友人:「今日はこの線路をたどってみましょう」

お、おう。三浦半島に来て、マグロを満喫した人は星の数ほどいても、この三線軌条をたどった人というのはなかなかいないだろうな。マグロは次回でも行けるけど、こういうのはこの友人たちがいないとできない。こういうノリ、好きだわ。

ここから京急逗子線に乗り三線軌条をたどる旅、スタート。…やってることはタモリ倶楽部と変わらんな。

降りたのは2つ目の神武寺駅。たぶん友人がこの機会を作ってくれたおかげで私の人生でこの駅に初めて降り立つことができた。そうじゃなきゃ知らないままで死んでたな。

友人の披瀝するトリビア:この駅には「出られない出口」がある

ほう。

それがこれ。

首都圏で未だに構内踏切があるというのがそもそもの驚きですが、その先にあるのは米軍基地の住宅…らしいです。なにせ、中に入れないのだから知らんがな。この先は米軍発行のIDカードとパスポートがないと立ち入りができないという外国…らしいです。

ただし、改札から外に出ることはできる。その数十メートル先にある米軍基地のゲートまでは行けるようだが、それ以外の場所には行かれないので米軍基地に向かうのでなければこの改札を出ても意味がないということになる。

ここはせっかくフリー乗降券を持っているので降りてみましょう。

さすがに米軍基地のゲートを撮影するのは自重しましたが何もなかったです。

ここからは出られないので反対側の出口へ。ところが

私の1日乗車券、自動改札機で紙詰まりを起こす。

自分ではお財布の中に入れて丁寧に保管しておいたつもりだったがきっぷがどうも折れてしまっているらしく詰まってしまった。駅係員の方にはご迷惑をおかけしました。

実はこの神武寺駅のちょっと手前で、例の三線軌条は終わっており、そこからJRへの連絡線が伸びている。線路そのものはもちろん立入禁止なので、その線路に沿って歩いてみようと。そんなわけなので、こんな変わった風景が見られます。

こちら米軍池子ゲート。高速の料金所のような立派なゲートそのものの撮影は自重してます。もっとも私が自重したところでGoogle Street Viewには堂々と出てますけどね。

同じ位置から反対側を写すと

踏切の手前に別の線路がある…という謎の風景。

日本では踏切前での一時停止が義務ですが、はて、この踏切はどこで一時停止するのが正解なの?自動車学校の講師さんとかに聞いたらきっと困り顔するだろうなあ。

正解…かどうかは知りませんが、地元の方は手前の専用線の線路の手前で停まってました。

踏切から専用軌道を別角度で。

ん?ここ、見たことあるかも。

確たる自信はないけど、流れてきた鉄道マニアさんのTwitterとかでここを新造車両が走っているとかいう写真を見たことがる気がする。ここだったのか。

この線路上を歩くわけには行かないので、ちょっと離れたところを通る県道を使い移動。

専用軌道にはトンネルもあるらしいですが

思いっきりズームで撮影。トンネルの入口。

土地は米軍に帰属してるんですね。うわ。下手に立ち入ったら米軍に逮捕されたりして。

更に進むと

JR逗子駅にいよいよ到着するというあたりで山の根踏切に到着。

ここ、JRの横須賀線という本数の多い路線の、かつ引き込み線と更にはずっとたどってきた専用線と7本も線路があるのに遮断器も警報機もない(その筋の用語を使うと「第4種踏切」というらしいです)というこれまた首都圏では他に見ないんじゃないかという踏切。

案の定、去年事故が起きているらしく、JRは廃止したいものの、使い慣れている地元の方は不便になると反対されている模様。部外者の私がとやかく言うのは控えますが、なかなかすごいです。首都圏のJRの幹線での遮断機も警報機もない踏切というのは。

実際に渡ってみました。1分ほどの垂れ流し動画です。

まず、県道を渡らなければいけないのですが、さすが日本(けなしてます)、横断歩道に立っているのに車が止まってくれない。むしろ踏切よりこっちのほうが危ないかも。

こちら側から渡ると、最大の難関が一番先にやってきます。横須賀線の本線。駅のすぐ近所なので電車はスピードを出していませんがすでに薄闇の中電車の運転士さんからみえていない可能性もあるので気をつけて左右確認します。

反対側からの一枚。な、長い。

本線冴え渡ってしまえばあとは引込線と例の専用線なので電車は微速で運転されていると思われ危険度は減りますが、それでも危ない。ちなみに昨日の日本経済新聞にもこの踏切の記事が出ている模様。

こうして専用線を最後まで辿れ満足したので踏切を渡りJRではなく京急の新逗子駅へ。この駅。今では「逗子・葉山駅」に名称変更された。なんかやたら長い通路を歩かせると思ったらこの駅、2つの駅を一つにまとめた…という謎の過去があるらしい。

この時点で陽もとっぷりと暮れまして、このあと男ばかり4人も集まって行く場所と言えばば決まってます。

風俗…とか思った人は大いに反省してください。

それにしてもなんで鳥貴族やねん…と思った方、全て私のせいです。オンラインの経済誌などで扱われていることが多く気になっていたのです。一度行ってみたいなと。という私たっての希望で向かったわけです。

ところが、私はしでかした。元気よく別の店に入っていった。

よくありそうな話ですが、1階は別の居酒屋さんで2階が鳥貴族。私は1階の居酒屋さんに入っていったと。

あれ?なんか変…と思っていると、店員さんのほうは慣れたもののようで

「鳥貴族さんでしたら2階ですよ」

…すいませんでした。私のアホは死んでも治らない気がします。

初めてのトリキ(と略すらしい)ですが、

すばらしい

としか言いようがない。

そりゃ美味しんぼの山岡あたりなら果てしなくケチを付けることができるんだろうけど、私にとっては美味しいし安いし、何よりも

ビールがプレミアムモルツなのだ。

これならまた来たいと思います。それにしても全品298円で4人で12000円食べたってけっこうすごい気がする。そのうちのほぼ半分がプレミアムモルツというのがさらにすごいな。