【速報】ついにドイツの片田舎にもコロナの影が…

2月からネットやテレビのニュースではコロナウィルスの話題で持ちきりですが、ドイツの片田舎で引きこもりのような生活をしている私にとってはある意味申し訳ないのですがまさに対岸の火事。なんか大騒ぎしてますなぁ、大変ですなぁ…くらいにしか思ってなかった。

ところが、2月が終わり3月が始まった現在、ついに私の生活にも影響を及ぼしつつあります。

まず、今週はダブリンの会社に「出勤」するつもりだったのですが、金曜日になり社長名義でお達しが出まして「不要不急の出張は禁止とする」とのこと。で、私の「出勤」もこれに引っかかることに。「いや、これは『出張』じゃなくて『出勤』ですっ」と主張したが認められず。引きこもりのような生活をしている身としては出社も立派なイベントなのですが泣く泣く中止に。

やれやれ…と土曜日(2/29)の朝に朝食のパンを買うついでにトイレットペーパーを買う。

そして今日(3/3)近所のドラッグストアにシェービングクリームだの猫の餌だのを買いに出かけたのです。

えっ?

隊長、ない、ないですっ。トイレットペーパーにハンドソープが軒並み売り切れてます。

これには正直びっくり。土曜日の時点では店に普通にトイレットペーパーなどは売っていた。本日までの間に州都ハノーファーでコロナウィルス患者が出たとかいうニュースが流れたせいかどうかは知らないが、週末を挟んで火曜日になるとトイレットペーパーやハンドソープが店から消えていた。

写真をよく見ていただくとわかると思いますが、売れ筋のお買い得な商品は消えてなくなってますが、比較的高い商品はいまだに残っているのでケツに火がついてどこかのサイトで転売ヤーからトイレットペーパーを買わなければいけない…とかいう状態にはなってない。だけどこんなトイレットペーパーがなくなっているのは、学生時代にバイトをしていた某ディスカウントストアで担当高野氏が発注を忘れて欠品させるという大ポカを見て以来だわ。

あんれまぁ…と棚の前で佇んでいると品出しをしていた店員さんがやってきて…

「そうなのよ。もうこの町のどのお店に行っても同じようなものよ」

ヒマジンガーZの私は行ってみましたよ。近所のスーパーに。

ほんとにないわ。

ただ、さっきのドラッグストアと同じで、高い品は残っている。なので切羽詰まった状況…というわけではなさそう。

パスタなんかも一部品薄になりつつもちゃんと売ってる。

なんというか、日本のトイレットペーパーが品薄、転売ヤー暗躍…とかいうニュースを見て、「なんだかなあ。中学校の頃教科書で見たオイルショック時のパニックの再来か」とか思ってましたけどまさにそうですね。まったく日本は何やってんだか…とか醒めた目で見てましたが、なんのことはない、洋の東西を問わずやってることは同じみたいですね。やれやれ。