Fujitsuのパソコンがやってきた

3週間ほど前に注文したFujitsuのデスクトップパソコンにモニター40台。ついに到着しました。


カメラを向けた私に人差し指と中指を立てて歓待してくれている同僚(モザイク済)は無視してもらって、会社の玄関がえらいことになってしまった。もし社長他重役に見咎められたら、また怒られる。というわけで、慌てて倉庫にしまうことに。あ、本日、会社の写真満載で参ります。


倉庫…と言ってもたいした広さがあるわけじゃないんですよ。廊下のような細長い部屋。


この部屋。ITの倉庫なんだけど、実際は私の隠れ部屋。仕事のやる気がなくなったりしたら、この部屋にノートパソコンを持ち込んで音楽かけながら壊れたPCの修理などを始めることは秘密。窓もない部屋だから、私がここにいても誰も気がつかない。学校でいえば理科室の実験室の倉庫のような感じの部屋。まあ、この写真を見てもらってわかるとおり、ここに40台のデスクトップパソコンと、モニターを保管するのは無理。かといって会社の玄関に放置しておいたら私の首はおろか上司の首まで飛びかねない。私は一計を案じましたよ。


夏休みで1ヶ月近く不在の部長の個室。ここの作り付けの棚が空なのを知っていた私は、ここの棚にモニターを箱から出して収納。…部長がこれを知ったら私の命がアブないが、今頃カナリーアイランドかどっかの別荘でのんびりしているはずだから、あと2週間程度は安泰だ…と思う。それに、これは部長、あんたの首を守るために必要な行為だったんだいっ(強弁)。


そのほか、ITの部内のありとあらゆる場所にモニターをしまう。挙句の果てには


クローゼットの床まで侵略。


そして本体は


箱から出して、倉庫の床に。ってか、購入担当者(←自分)の先見の明に感涙した(…って自画自賛かい)。あえて拡張性の少ない、でも小さい超小型デスクトップを選んだのだ(英語ではUltra Small Form Factorといいます)。箱から出してしまえば、全然保管場所をとらない。ちなみにこのモデル、日本国内では未発売みたいですね。


好き嫌いの分かれるところかもしれないけど、この小型デスクトップ、その小ささゆえにたとえばフルサイズのグラフィックカードを増設することはできない。そんな意味では拡張性に乏しいように見えるが、なんとUSBポートはこの小ささで10もある。Lenovoの同サイズの小型デスクトップのPSU(電源ユニット)が本体ではなくコードについていたことなどを考えるとよくがんばった感が満載。


さて、ここまでの日記を注意深く読まれた方ならお気づきかもしれない。結局パソコン本体もモニターも箱から出したのね。当然の帰結として


…こうなると。高さは2メートルを優に超えた壁が会社の玄関に出来てしまった。これはまずい。とってもまずい。急遽ビジネスパークの管理人を通じてごみの回収業者さんに「資源ごみ」の回収を依頼する。ビジネスパークの管理人に「もし回収してくれないならビジネスパーク中の資源ごみの箱を埋め尽くすからね(はあと)」と脅迫したのが効いたのか、2時間後に資源ごみの回収のトラックがやってきた。


回収のおじさん、すごく感じのいい人だった。が…


おじさん:「ダメだよ。この発泡スチロール(styrene foam) はリサイクルできるものじゃないから、ボクは引き取れないよ。」
私:「へっ?」
おじさん:「この発泡スチロールを回収してるのは、アイルランドでもたった一つの業者だけなんだよねえ。Belfastに集めて、中国に送ってるらしいんだよねえ。あ、キミ、中国人?」
私:「いえ、日本人ですけど」
おじさん:「そっか。はは、まあ、これは回収できないねえ」
私:「ちょーっと待ってよー。せめてダンボールだけでも回収できないの?」
おじさん:「いや、そんなに待ってられないね。じゃーねー」


…おじさんは帰ってしまった。


まずい。これまずい。徹底的にまずい。でんじゃらずにまずい。ビジネスパークの管理人に泣きの電話を入れる。


「明日の朝一番にSkipを手配したから」


Skipと言っても、ダンスのステップのそれでも、どっかの航空会社のチケットレスの搭乗方法でもない。これ。


(翌朝撮影)


ものすごーく平たく言えば、トラックの荷台をぽんと置いていって、そこにゴミをつめて引き取ってもらおうという作戦。問題は、重役さんたちにこの会社の玄関に放置したゴミを見咎められたら大変。私は先回りして、社長の秘書に事情を説明。このまま一晩放置することにする。


翌朝7時にSkipが来るというので、同僚(特に重役連中)が来る前にこれを片付けてしまおうと、朝7時に出社。Skipは7時15分に到着。アイルランドにしては合格。


…って、なに、このでかいSkip。たかが80個くらいの箱と緩衝材を捨てるためだけになんでこんなでかいSkipを持ってきたのよ(このゴミ処理費は日本円では万単位)。文句言ってもしょーがないので、雨の中ひとりで黙々と片付け始めました。


下着までぐっちょり濡れたころ処理完了。


…っていっぱいじゃねえか。


会社から徒歩5分の場所に住んでいるって便利です。そのまま家に帰って熱いシャワーと浴びて着替えて再び出社しましたとさ。