ルフトハンザの凶器攻撃について(上)

ぶっちゃけ今日の話はネタになる予定じゃなかった。ってか、毎回ドイツに行くたびにネタ満載となると、ルフトハンザさんのこのサイトに対する貢献度は多大なものであるとここに感謝申し上げる次第です(言うまでもなくイヤミ)。まあ、聞いてくださいよ。

そもそも、私は金曜日に通常勤務をして夕方の便でフランクフルト経由でHannoverに行くのがお約束。なのに、時刻改正のおかげでフランクフルトで乗継ができなくなり、やむなく、会社を休んで朝一便のフランクフルト行きに変更。それに乗るために、朝の4時に起きて私は空港に行きましたよ。

本日、バス停にコバンザメタクシーは現れず。私がバス停に着いたのが定刻の5分前とかだったので、あるいはコバンザメが去った後だったのかもしれない。ともあれバスにて空港へ。

今日のアイルランドはゲールフォースと呼ばれるとんでもない台風並みの強風。実際シャレになってなくて、前日には街の中心部の高級住宅街で倒木のせいで死者が出ている。

ともあれ、横殴りの雨の中、このバスが到着するのはターミナルから月ほども遠い長距離バス乗り場。しかも、道中の半分は屋根がないから濡れること確定。嫌だなーと思ってたらバスは新しくできたターミナル2に着いた。おお、ここなら濡れないとバスから降りる。

ターミナル2。前回の日記のときと若干状況が変わってまして、エアリンガスのそのほとんどのフライトがターミナル2発着になった。そのせいか、ターミナルはそこそこの人の入りがある。ようやく面子を保てたという感じかな。その分、ターミナル1から客が消えていただけの話なんですけどね。

私のルフトハンザのヒコーキはターミナル1発。試しにターミナル2の保安検査を通過を企むと、予測どおり問題なし。ちなみに羽田空港でJALのターミナル1の搭乗券を持ってANAのターミナル2に行ったら問題。ロンドンヒースロー空港も同様。こんないい加減な扱いをしている空港のほうが少ないんじゃないかという気がする。

そうそう、いい加減で思い出した。最近のダブリン空港での保安検査のいい加減さは目に余るものがある。ベルトをしたままでもチェックに引っかからないのはまだいいにせよ、係員の手による再検査になっても所要時間は10秒とかで、「いちおう触って検査しましたよ」程度に体をなでるだけ。あれでは万一武器などを持っていたとしても発見できるとは到底思えない。数年前にテレビ局か何かが、武器持込の実験をして大成功されて、以来しばらく保安検査が異常に厳しくなったことがあったけど、喉もと過ぎればなんとやら、そんな騒動はすっかり忘れてしまっている人たちがいる。

ともあれ、ターミナル2の保安検査を通過してターミナル1へ。私の乗るルフトハンザのヒコーキはなぜかA321。いや、別にA321で運行しちゃいけないわけじゃない。だけど、普段この便、A319またはたまにA320での運行なのね。座席数でだいぶ差がある。なので、このヒコーキはきっとスカスカに違いない。しかもインターネットで足元が広々した非常口座席を予約したので快適な旅は約束されたようなもんだ。

…と思った私の期待は見事に裏切られる。あとでわかったのだが、件の台風並みの強風ゲールフォースのおかげで前日のフランクフルト行きがキャンセルの憂き目に遭ったらしい。当然の帰結として、このフライトは完全満席…ってか、もしかすると、A321を投入したのは、このキャンセルされた乗客を拾い上げるためだったのかも。

注:これ書くに当たって、ルフトハンザのホームページで確認したところ、前日のフランクフルト行き、キャンセルされたヒコーキはありませんでしたが、最終便が4時間遅れでした。何か、関係あるような気がしますが、よーわかりません。

さらに、悪いことは重なるもんで、このヒコーキはルフトハンザご自慢の新型シート装着機。聞けば路線投入4日目の新造機らしい(ある意味、そんなヒコーキに乗れたのはラッキーだったのかなあ)。それを聞いた瞬間に思ったことは「ヒコーキって慣らし運転しなくていいのかな」

いや、新車に乗る栄誉に浴したことはないけど、車だったら慣らし運転ってするでしょ。エンジンの回転数を低く抑えて車に負担をかけないように運転する期間。ヒコーキにそーゆーのってないのかな…という素朴な疑問。まあ、いきなり試運転もせずに乗客を乗せたわけじゃないだろうけど、なんか気になったんです。はい。どーでもいい話です…って言ってしまえば、この日記そのものの存在価値に疑問符がついてしまうわけですが。

で、新造機だったら何が問題かというと、この新造機、新型シートを採用してるのよ。最近ANAに乗ったことのある人ならご記憶にあるかもしれない。機内誌なんかのラックがひざの位置ではなく目線の位置に配置されて、シートがやたらと薄い新しいシート。

こう聞けば足元が広々してみんながハッピー、ビバ、新型シート…と思うシアワセな人もいるかもしれないけど、世の中そんなに甘くない。ルフトハンザがひた隠している(と思われる)事実を暴露しちゃる。このシート、実は足元が広くなったわけではなく、なんのこたーない、詰め込み型のシートになっただけ。余分に数列のシートを作ることに成功して、喜んでいるのは航空会社だけ…という状態。

利用者の正直な印象としては、むしろ、足元は狭くなったのではないかと思う。というわけで、例えばA319の場合、今まで非常口座席は9列目だったのに、新型シートでは10列目に。というわけで、本日A321の11列目の非常口座席を予約したはずなのに、蓋を開けてみると、非常口はこの列じゃないというオチ。

万一、新型シートの非常口の位置を調べてこのサイトにたどり着かれた方のためにメモっておきます(フォントの小さい部分は無視してください)。

LHのA319の新型シートの非常口座席。9列目ではなく10列目

LHのA321の新型シートの非常口座席。
10EF(ABC欠番、DはFA席)
11ABC(DはFA席後ろのため足元は広いがサイドテーブル使用…ちなみに私が当たった席)EFは前列がある通常席。
26ABCEF(DはFA席)
その他、2Lトイレ2Rギャレイ廃止、9F、25AF欠番(非常口のため)

…マニアックです。でもね、この情報を探している人も世の中にはいるのよ…たぶん。A320はまだ乗ってませんが、おそらく11列目と12列目じゃないかと推測。

まあ、私はしょーがないかなーと素直に諦めたけれど、そうじゃなかったのはお隣のお席の御仁。まずは前の非常口座席に陣取って、誰か本来その席に予約された人が来ると、スッチーさんに猛烈に抗議。「ボクの席は非常口座席のはずだ」って。あーうぜー。長い足持っているならその事実をありがたく思えってんだ。腰の下はすぐにひざと足首の日本人体型のわしとしては、贅沢な悩みにしか聞こえない。

あ、あと一ついえることは、空港やヒコーキの中でクレームをつけるのはやめたほうがいい。自分の要求が通らないばかりか、下手をすると警備員を呼ばれて痛い目に遭うのがオチ。実際、離陸前に意味不明ないちゃもんつけて、退場の刑を喰らった(警備員のお迎えつき)アホを見たことあるしね。

ともあれ、強風の中10分遅れで超新鋭機のA321は左右に大きく揺れながらよたよたと離陸。通常なら、10分くらいの遅れなど取り戻せるのだが、フランクフルト空港上空で到着の順番待ち。着陸前の機内では、非情にも私のHannover行きのフライトは次のフライトに再予約されたとのアナウンス。次の便では3時間遅れ。

なになに。ここで諦めるのはまだ早い。玄人の私(当社比)20分あれば乗り換えて見せます。といっても出発時刻ちょうどに搭乗口に着いてもヒコーキに乗れるとは思えない。10分前がいいところだろう。かくして、10分でエリアBから入国審査、保安検査を受けて、マラソン通路(地下通路)を走り抜けてエリアAに行くのは至難の業。だけど、不可能じゃないだろう。ゲートに着けばいくら次の便に再予約されたとしても乗せてくれるに違いない。走ればなんとかなると玄人は踏んだ(しつこいけど当社比)。

入国審査まで走り入国審査はあっという間に通過。階下の保安検査場はタイミングが悪かったのか混雑してる。瞬間に賭けに出る。一度エアサイドから外に出て別の保安検査を受けたら行列は少ないかもしれない(外からの保安検査には優先レーンもある)。どうだ、この玄人の判断(当社ry)と自己満足に浸りつつ(キモいよ)一度外に出て、別の保安検査場へ。

この賭けは見事にうまくいった。外からの保安検査場は数人が並んでいるだけでまだ出発時刻まで20分ある。10分あれば、ここを5分で通過して、マラソン通路を5分で駆け抜ければ、何とか間に合う。玄人(ryの勝ち。

が、しかし、but、however、nevertheless、この日記の読者さんなら容易に想像がつくであろう。そんな私の脳内に描いたバラ色の計画なんて、まったく無意味。実際に起こったことはというと…

…次回に続く。ごめん。ここまで寄り道しすぎて長くなりすぎた。