【なぜか上海2017(3)】ホテルとご飯と食事と朝食と夕飯について

こうして上海に到着。覚悟はしていたけど、あぢぃ。ヨーロッパに住んでいて一番いいと思うことは夏の過ごしやすさ。アジアの殺人的な暑さはもはやヤワな私にとって耐えきれるものではない。他所で誰かが言っていた気もするけど、私がコドモの頃、夏の東京はあんなに暑くなかったと思うんですけどねぇ。少なくともうちにはエアコンなどなかったけど…生き延びたぞ。

 

まずはリニアモーターカーで市内の駅へ。

 

(おまけ動画:リニアモーターカーの車窓風景)

 

エスカレータから降りたところでアホ客を挟み撃ちしようとしている悪人二人。言わせてくれ。死ね。

エスカレータから降りたところでアホ客を挟み撃ちしようとしている悪人二人。死ね。(番組進行上一部不適切な発言がありました。お詫びいたします。)

 

駅に着くと、またいたよこの悪質客引き。どけっぼけっと蹴散らす(蹴ってません。スーツケースをつかもうとするアホ二人にWill you leave me alone?と何故か英語で言いながら通り過ぎただけです。どうやら私の学習機能はまだ機能しているらしい。

 

ホテルは2回めとなる花園飯店。ホテルオークラグループ。…などと書くと、とんでもない贅沢をしているようだが、実は東京のちょっとランクが上のビジネスホテルと変わらない。ウソだと思う人は公式サイトに行ってみてご確認を。えっ?オークラなのにこの値段なの?と思われるのではないかと。まあ、ある一定の年代以上の人にあるオークラという名の強烈なブランド力…だね。

 

このホテルにした理由はただひとーつ

 

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ザ・正しい日本の朝ごはん…これを食べるために尽きる。

 

いやいやマテマテ、これが「正しい日本の朝ごはん」かどうかは議論の余地があるだろう。アイルランド人は決してアイリッシュブレックファーストを毎日食べていない(当社調べ)。同様に、日本人といえど、こんな朝食を毎日食べている人は…そうそういない…よ…ね?これを4回食べることができて私は満足です。

 

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ホテルの部屋は、広くて快適。建物そのものは古いものの、掃除は行き届いているし、広いし、何も文句を言うことはない。

 

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トイレはウオシュレット。どこまでも日本式…を徹底している。

 

以降、毎日の夕飯のレポート。正直お腹が空いている時(=これを書いている時)にやるべきブログのネタじゃない気はするが…。

 

 

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到着日はは寿司。がってん寿司だったのだが、正直回転寿司にしては高いと思った。

 

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このがってん寿司がさぁ、またなんちゅーか妙に芝居がかってるのよ。新規のお客さんが入ると、フロアー担当の人が、「新規のお客様ご来店でーす」と大声で言うのよ。いや、正直中国語などわからんからもしかしたら違うこと言ってるのかもしれんが…。するとさ、カウンター内にいる人5-6人全員が体をその人に向けて、

 

「いらっしゃいませ-(←日本語)。いらっしゃいませー(←そのようなことを中国語で言っている)」

 

と一糸乱れぬ様子でごあいさつ。うわぁ。なんか日本的なマニュアルをさらに中国でおかしなことにしたんですかね。2年くらい前に他の支店に行った時は少なくともこんなことはしてなかったと記憶しているのだが。

 

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翌日はホテル近所の赤ちょうちん。味はまあまあ。安い。

 

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冷やし中華。日本だったら、近所のスーパーで麺を買ってきても同じレベルのものは簡単に作れる。しかし、日本に住んでいない私には十分満足できた。

 

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翌日はうどん。BGMは小田和正。お客は駐在員さんばかりなのか、日本人しかいない。日本語の達者な店員さんが駐在員さんと誰かの悪口に花を咲かせている。上海にして場末の食堂感に満たされている。味は文句なかったけどね。

 

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実はこのうどん屋さんを目指したわけではなく、そもそもは別の鰻屋さんを目指して行ったのだが、そこには何もなかった。

 

私にとってGoogleはパートナーみたいなもんだと再確認した。正確な時刻表が出てきたり、私の移動を記録してくれるGoogle Map。撮った写真をそのまま無尽蔵のスペースにバックアップしてくれるGoogle Photo、Gmail…とプライバシーがどーこーとかいう批判はごもっともながら、私の現在の暮らしからGoogleを取ると大変不便になる。

 

何を言いたいかというと、中国ではGoogleにアクセス出来ないんだな。これがっ。VPNを噛ますことでアクセス可能になるのだが、クソ高い国際ローミング料金を払ってまでスマホを使うこともないと、ドケチ道を貫きホテルと会社外ではネットを使わず。おかげで、地図アプリなどが使えないアナログな人間に退化してしまう。ちなみにLineも使えなかった。なのに、Whats Appは使える。その基準が謎。

 

中国政府によりGoogleが排除されたことにより、どうもGoogle Mapは最新の状況とは言えないらしい。結果、あると信じて向かった場所には鰻屋さんの影も形もなく、翌日にリベンジに行った別の鰻屋さんへ向かうに最適な新設のトローリーバスなどの案内は出てこなかった。

 

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そう。翌日の鰻屋さん。ここを見つけるのにも苦労した。

 

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通りに面したこの建物の、左手の道路ではない暗い部分を進み

 

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さらに真っ暗闇を進んだ場所に鰻屋さんはあった。上海在住の方には有名なところらしいけど、日本人の駐在遺産などに知り合いのいない(つまり情報源のない)私がたどり着けたのは金星だわ。

 

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うちの嫁の価値観では、ウナギはゲテモノ料理らしいです。上の写真を見せたらすごく嫌な顔をしていた。個人的にはなぜかアスパラガスを思い出したのだが。ドイツ人の嫁とは基本的に価値観を共有できるのだが、こーゆー瑣末なことになるといささか分かり合えない部分がある。

 

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帰りのGoogle Mapに出てこないおそらく新規開設されたのだろうトローリーバスは高速道路下に専用車線が用意されていて早い早い(2年前こんなものはなかったと思う)。地下鉄に負けない…と言っても良い速度であっという間にホテル近くの茂名南路までたどり着いた。ちなみにこの道路名、私は未だになんと読むか知らない。勝手に脳内で「しげる道路」と意訳。タクシーの運転手さんには漢字を書けば通じるし。

 

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運転手さん脇のこの座席が空いた時に、私が一番この席に近い位置に立っていたのだが後ろに子連れがいたので席を譲った。ありがとうのひとこともなかったのはちょっと残念な気持ちになった。そんなことをちょっとでも期待した私が間違っているに違いないのだが。

 

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最終日のご飯は…とんかつ屋さん。入ったあとにすりごまを見て気がついた。我が宿敵かつくら(←リンクは京都で店員さんに塩対応されて心の中で逆ギレした話)じゃないか。ヲイコラ、京都駅で行列までして入ったこの店、上海では席が半分も埋まってなかったぞ。やっぱり並んでまで食べる価値のあるものじゃなかったと一年半越しに納得。

 

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なに?本場の中華料理?なにそれ、美味しいの?