お菓子を買ってダブリンに行こう…だと??

私、過去の経験からエールフランスが大嫌いです。「たとえタダでもエールフランスには乗らない」が信条で、もう10年以上このくされ会社のヒコーキには乗ってません。ただ、これも完全には徹底してなくて、やむなく姉妹会社のKLMには乗っているのですが。


で、まあ、そのエールフランスとKLMの子会社のTransaviaが変なことを始めたらしい。続きを読む前にちょっとこの記事を読んできてくださいよ。


…なんですか、これは(以下、リンク先を読んできてくださったという前提で話を進めます)。


一瞬面白い企画と思ったものの、よくよく考えるにつれて、疑問がふつふつと湧いてきた。


この「お菓子を買ってそのバーコードをスキャンせよ」って書いてるけど、このバーコードはユニーク(パッケージごとに違ってる)の?いや、そうじゃないと思う。おそらく同じ。…ってか、このポテチはさ、そもそもTransavia「航空券代込み」で売ってるの?これも違うと思う。だってさ、そもそもがこのお菓子の自販機、お札を受けつけない気がするし、しょっちゅう壊れるこっちの自販機に35ユーロを突っ込む勇気は私にはないわ。


さらにさ、もし、このバーコードがユニークだったら、自販機の窓に向けてバーコードを読ませれば航空券を簡単に「万引き」できてしまう。んな莫迦な話があるとは思えない。となると、このポテチの袋についてるバーコードはユニークなものではないと推察される。


だとすると、このバーコードは単なる広告リンク…と考えるのが妥当。ならば「24時間以内にパッケージ上のQRコードをスキャンするか、内部に記されている情報に従ってサイトにアクセス」する意味がわからん。ポテチの消費期限と同時にこのオファーも無効になる…というのなら少しはわかるが、一体どーやってこのポテチが買われた時間が分かるのかさっぱり謎。


さらに、このバーコードが単にLCCのサイトへのリンクなら、単なる広告とみなすべきで、ポテチと抱きかかえにした意味がわからん。まあ、強いて理解を示せば、「バスや電車のようにもっと気軽にユーザーが購入できるようなシステムの販売方法がある」ことの体現なんだろうなあ。


まあ、発想は面白いですが、実用性という意味では大いに疑問。私だったらポテチ会社と結託して、昔ながらの「シールを100枚集めたら、航空券は10ユーロ」などとして、健康破壊に一役買ったかな…とか思います。