客観的に見て典型的ダメ男。

Cさんが美容室に行くと出かけていった。


そして4時間近く帰ってこなかった。


昔はやった「亭主元気で留守がいい」じゃないけど別に4時間くらいいなくてもいいさ。むしろ仕事中にうろうろされると邪魔だし。ただ、素朴な疑問として、女性は美容室で一体何をやっているんだろうと。


いや、私も美容室で髪を切ってるから少しは知ってるよ。だけど私より前に来ていた女性は、たいがい私が髪を切り終わってもまだ何かしらやっている。一体この人達は何時間美容室にいるのかはまったく謎。そこではサンドイッチのサービスなどもあるらしいが…いったい軽食まで食ってなにをしてるんだよ。


で、Cさんがニコニコしながら帰ってきた。


私:「あ、いいじゃん」


(心のなか)「髪をセットしたのはわかるけど、一体何が違うの?」


そうなのだ。髪がさ、プロによってきれいにセットされているのは認める。見る限りアホ毛もない。ただ、ホントに、髪、切ったの?


Cさん:「どう思う?」
私:「だから、いい感じだってば」
Cさん:「どういい感じなの?」
私:「…ええっと…」
Cさん:「髪の色が、前と違うの分かる?」
私:「…わかりません…」
Cさん:「もういい(怒)」


…私、人のおしゃれとかに人並み以上に疎いのは認める。だけど、画面の前の女性各位、私はひどすぎるにしても世の男なんてこんなもんでっせ。もし、「いや、私の彼(ダンナ)はそんなことない」って人がいらっしゃるなら、老婆心ながらその彼(ダンナ)を絶対に手放してはいけないよと助言させていただきたい次第でございます。


で、怒りのボルテージが下がった頃に火に油を注がないよう柔らかく聞いてみたの。髪のハイライトの色の話。そしたらさ、こうお答えになられました。


「一部をちょっと濃くして、一部をちょっと薄くした。全体として、ちょっと濃くなったでしょ?」


…わかるか。んなもん。