空港と北欧の凶悪コンボにボッコされる

ダブリンに来ています。

去年の夏に突然始まったエアリンガスのハノーファー=ダブリン直行便。夏が終わるとともに消えてなくなり、また遠いブレーメン他の空港に行くか、どこかの経由便を使うことに。直行便の便利さを知ると、経由便なんて使いたくなくなります。

で、今回はコペンハーゲン経由だったんです。スカンジナビア航空。

この会社、基本的にLCCみたいなもんですから、機内サービスはコーヒー紅茶を除いて全部有料。有料でもサービスがあればいいほうで、今日のハノーファー=コペンハーゲン間は鈍足のATR72(台湾で落っこちたあのヒコーキ)を使っていたのにも拘らず機内サービスなし。買いたくても買えない状態。

何が言いたいかって、簡単な話です。腹が減ってたの。朝早くから家を出て、飲まず食わず状態。コペンハーゲンに11時半頃着いた頃には、とにかく何かが食べたかった。

去年の11月に日本に帰省したのですが、その前、2年くらい帰省してなかった。結果としてマイル不足で5年くらい持っていた金色のマイレージカードを没収された。11月に帰省したほかでまたすぐもらえる予定なんだけど、とにかく、今回は金色のカードなしだったのね。ラウンジに行けない。

ラウンジなんて言ったって別に大した食べ物があるわけじゃなし、強いて言えばアルコールが飲み放題なくらい。なので、ラウンジアクセスなんてどーでもいい…と思っていた。今日までは。だが、これは間違っていると気がついた。少なくともコペンハーゲンでは。

ラウンジに行けないからタダ飯にありつけない。で、相当な空腹。しょーがないから空港内のカフェに行きましたよ。何かとお高い空港と、何でもお高い北欧のコンボ。もう涙なしでは語れないレベル。

 

食べたもの。

散々悩んだんだわ。バーガーとフライ…と思ったのだが、値段を見て二の足を踏んだ。もう凶暴としか言いようのない価格。いくらなんでも高すぎる。で、メニューを見てたら、その半額程度のものがあった。それがこれ。

 

このパンの上に魚のフライが乗ったもの。カテゴリ的には「スナック」。お腹いっぱいになるシロモノじゃない。これ、いくらと思います?

正解:89クローネ(1,600円)

ちょっと待て。牛丼4杯食えるじゃねえか。スシローなら腹いっぱい食えるじゃないか…という金額。ファミレスですら、セットメニューが余裕で食える金額で北欧の空港ではこのゴミ(あーあーあー、なんかすごいこと書いてるよ)しか食べられないという事実。で、時間もあったのでビール2杯。ビールも0.5リットルで1300円とかしたから…計4000円!ちなみに、バーガーは3000円超(飲み物等含まず…でです)。いやいやいや、日本だったらバーガーとかいうジャンクフードじゃなくそこそこのもの食べられる値段ですぜ。

この程度のものならラウンジで無料で出ます。つまり、ほかは知らんが、コペンハーゲンの空港ではラウンジに4000円くらいの価値はあるんだなと認識。とてもそうは思えなかったのだけど。

しかも昨日のご飯とこのスナックの値段がほぼ同じ。片田舎のドイツのレストランと北欧の首都の空港の値段を比べるのが間違っているのかもしれませんが、涙がちょちょ切れる思いでした。