【更新強化月間】SASの「ビジネスクラス」

ただいま、ダブリンからドイツに戻るヒコーキです。土曜日は残念なことにエアリンガスのHannover行き直行便がないので、スカンジナビア航空にてコペンハーゲン経由でHannoverに向かってます。


今回、ひさしぶりにビジネスクラス(正確にはSAS Plus)にアップグレードされました。ヨーロッパ内の話ですし、ぶっちゃけ、座席が広いわけじゃないし(中央席はブロックされるものの、座席そのものは普通席)、たいした意味はないのですが…まあ、ちょっと得した感があるようなないような。とりわけ最低の運賃しか払っていない身分としてはありがたい話です。


アップグレードは搭乗口で知らされたのですが、ここの係の女の子が新人さんで、別の列で搭乗券を確認していた別の係員さんに


係:「うわーん、変なエラーメッセージが出たー」


と慌てていたのがかわいかった。先輩の職員さんがすぐにやってきて、


先輩係:「ここに名前入れたら…ほら、出てきたでしょ。…お客様、本日はビジネスクラスでのご案内になります」
私:「I love you darling」


…私もたいがいにすべきと思いますが、こーゆー軽口って通じるんですよね。新人さん、(心の中ではキモいと思っていたかもしれませんが)笑ってました。そして、先輩の係の人は私に新しい搭乗券を発行することなしに、ボールペンで、新しい座席番号を私の搭乗券に書き込んで


係:「はいどうぞー」


…このいい加減さが良くも悪くもアイルランドです。そう、ビジネスクラスに乗りたければボールペンで座席番号を書きかえればいいのです(冗談の通じない人。うまくいくわけがないですからね。試さないように)。


ちょっと前まではビジネスクラスは専用のしょぼい食事があったのですが、これがなくなり、エコノミークラスでは有料となるメニューが無料で注文できます。というわけで…


サンドイッチ
ポテチ
白ワイン
炭酸水


の4点を注文。


いつだったか客室乗務員さんが書いた随筆か何かを読んだことを思い出しました。ファーストクラスに乗りなれたお客さんかどうかはすぐに見分けがつくとか。私のようにアップグレードされたクチの貧乏人は、調子こいて全種類のワインを飲み比べようとしたりとかするのに対し、本当にファーストクラスに乗りなれているお客さんは静かに本を読み耽っていたりするそうな(記憶で書いてます)。


…うん、この調子こいて朝の11時からワインを頼んでついでにポテチまで追加しちゃう私は明らかにアップグレードされたクチと丸バレだわ。もっとも、乗務員の方は乗客名簿を持っているんだろうから、私がどんな行動をとろうとバレバレなんでしょうけどね。


さて、ここでクエッションです。サンドイッチとポテチと白ワインと炭酸水、機内でフツーに買ったら全部でいくらになるでしょう。


いきなり正解なんですが、サンドイッチ6ユーロ、ポテチ2ユーロ、ワイン7ユーロ(ポテチとセットで1ユーロ引き)、炭酸水3ユーロ。しめて17ユーロ(2400円)なり。


…立派に暴れていいぼったくり価格ですね。だって、日本の、基本メーカ小売希望価格で販売しているコンビニですら、2400円も出せば数人分のご飯が買えますよ。別に北欧の航空会社だから特に高いんじゃなくて、ヨーロッパ内の機内サービスが有料の航空会社はおおむねこんな価格設定です(…あ、そういえば、エアリンガスとかより若干高めの価格設定かも)。


というわけで、この前ヒコーキの予約を間違えてン万円ドブに捨てたのを少し取り返したと思うことにします。