クリスマス、嫌いです

クリスマス。嫌いです。もう、この浮足立った雰囲気が嫌い。いや、もう、聞いてくださいよ。今日、会社でキレました。


毎年、アイチーの部内でね、机の「島」単位でクリスマスの飾り付けのコンテストをやるんです(いや、正確には去年から始めたのか)。もう、この時点で私に言わせると脱力感満載。だって、そんなことやりたきゃ家でやればいいじゃん。会社になんでそんなことをしなければいけないかがそもそもわからない。


で、私の務める会社、今年もこの不況の中で事業を拡大してまして、ふと気がつくと、私の務めるアイチー土方課(別名デスクトップサポート)も7人もいる大きな課になりまして、その中の二人が、去年大学を卒業するなり入ってきた女の子二人なんですわ。この二人と私、普段はまあまあ仲良くやってますが、今日は、キレた。


この二人、朝イチで出社するなり、人の机からハサミとガムテープを持って行き、なにやら「できるかな」を始める。そう、クリスマスの飾りつけを始めたのね。


ちなみに今週の私、そりゃ忙しいんです。そりゃもう忙しいんです。仕事リストが山になってるんです。そんな中で、電話が鳴る。工作に忙しい二人は電話にも出ない。もうこの時点で相当イラっときた。


そんな中、メールが来まして…


「▲▲▲の件、どーなりましたか?」


あー、そうだった。先週、この二人に仕事を振ったんだった。と言っても、一番面倒な部分(ユーザーがログオフしてないとできない部分)は私が家に持ち帰って、週末にひとりで片づけた。


工作中の同僚に聞くと…


同僚:「まだやってないわ。昨日まで(工作をしているもう一人の)同僚が風邪で休んでたから」


…風邪で休んでたにしては、もうひとりの同僚さん、元気に棚の上に登って、天井からなんかわけのわからんものを吊り下げてますなあ…って問題はそこじゃない、忙しくてやらなきゃいけない仕事をしてないのに、なんであんたはクリスマスの飾りつけなんてやってんの?優先順位間違ってない?


私:「もういい、自分でやるから、(仕事を)返して」


と、それだけで丸一日かかる仕事を取り返す。丸一日かかる手のかかる仕事だったから、二人で手分けしてもらおうと思ったのだが…頼んだ私がアホタレだったわ。というか、この「もういい」って私自身がわかっている悪い癖なのよね。何かを人に任せることができないの。「分担」とか「協力」とかほざいているくらいなら、自分でやったほうがいいと思う人なのです。基本、会社勤めに向かない人なのかもしれないなと自分で思います。


で、それからも、ユーザーからのいろんな仕事が溜まってくるけど、そのチケットを振り分ける仕事の担当のくせして完全に放置して、今度は各机のモニターの周りに色とりどりの飾りつけしてる。もはや殺意を覚える。


私のモニターを飾りつけようとした時に、私はキレた。


私:「わりい、俺のモニター、触んないで」


出来る限りフツーに言ったのだが、この時点で私がブチ切れてることに感づかれる。この時点以降、この二人は私に近寄らなくなった。


ユーザーの側からは、チケットを出したのに何の反応もないから当然電話がかかってくる。それに対応しているうちにいつの間にか昼になっている。自分がやろうと思っていたことのただひとつもできてない。


午後になると、この前会議室用に買った巨大プラズマモニターの空き箱をカッターで切って、サンタの家を作り始める。こっちはコンピューター3台駆使して仕事をしながら、ノートパソコンの修理をしている…の…に。


定時と同時に私は帰宅。そう、家で仕事をすることにしたわけ。ただ、家に帰ってきても怒りが収まらないからとりあえずこのことを書こうと思ったわけだ(←イマココ)。


というわけで、このクリスマスの浮ついた空気が嫌いです。ほかの同僚も怒ればいいのに怒っているの私だけなのよ。なぜなら、


他の同僚:「クリスマスだから、しょうがないじゃん」


…そう、クリスマスだったら浮ついた空気は許されるらしいです。一日全く仕事をしなくてクリスマスの飾りつけをしていても許されるらしいです。どうも、ぷりぷり怒っている私のほうがおかしいらしいです。…話にならんとは、このことだいっ。


御存知の通り、私、別にマジメな社員じゃないですよ。むしろいい加減な方です。だけど、たまに、こいつらの私の斜め上を行くいい加減さに疲れ果ててしまいます。はあぁぁぁぁぁ。


…さて、クリスマスを祝うというDNAを持ち合わせない日本人として生まれた自分が悪いと思いつつ、持ち帰った、仕事、始めるか。