モハーの断崖の変化に驚く

モハーの断崖(Cliffs of Moher)なんですけど、7-8年ぶりに再訪しました。まあ、何度か行ったことがある以上、お客さんでも来ない限り自分から好き好んで行かんわな。でね、びっくりしたんですよ。その変化に。


あ、もちろん、断崖そのものには変化ないですよ。あったのは、その周辺。


まず、しっかり入場料を取るようになった。大人一名様6ユーロなり(車載動画をご参照ください)。


えー?昔はタダだったのに。


その6ユーロは、駐車場に入庫する際に支払い。…ってこたーですよ、まあ、バスで到着したら、バスの運転手さんが人数分を(団体料金かもしれないけど)支払うという算段になっているのだろう。


まっきー:「私、前回バスできた時、払わなかったよ?」


なんですと?


そう、このザルの入場料徴収。路線バスや徒歩でここに到着したら、入場料を払わなくていいらしい。まあ、そんなやつはまずいないだろう、数字の上では無視して良い人数だからという判断なんだろうけど…それでいいのか?

(ビジターセンター。景観に配慮して、上に土をかぶせたらしいです。前の小汚い掘っ立て小屋のほうが、よっぽど景観に配慮していたと思うのだが)。


この現状では作っただけ無駄だった入場門を過ぎると、右手に見えてくるのが、ビジターセンター。うん、前はこんなもんはなかった。きっとこのモハーの断崖に対するありがたい説明があるんだろうけど、お客様2名あっさりスルー。


ビジターセンターを出ると、そこにはあの雄大なるモハーの断崖がある…はずなのだが。いや、今だってちゃんとあるよ。だけど、その手前数十メートルに柵があり、何人たりともここを一歩でも越えようものなら、警備員がすっ飛んでくるように目を光らせている。


良くも悪くも昔はこの柵を超えたら自己責任ということだったんだろう。この柵をみんな超えて、崖の縁まで行っていたもんだ。まあ、実際年に数年転落死する観光客がいたそうだから、この措置もやむを得ないのだろうけど…ゆるい時代を知っていた者にとってはなんとも味気ない。

(転落死した人への慰霊碑。)


そして、柵にそって歩いて行くと

(振り返って撮影。「ビジターセンター敷地外」にも遊歩道は続きます。)


「ここから先はモハーの断崖のビジターセンターの管轄ではありません」

(このように、ずっと果てまで歩いて行けます。逆に言えば、ずっと果てから入ってこれます)。


…ってことはですよ、ここから入ってくれば、入場料は払わなくていいということなんですか?


なにこのザル的な料金回収方法は?


でね、探したら出て来ました。「古き良き時代」のモハーの断崖の写真。


これが今ね。中央の岩場に誰も居ないことに注目。立入禁止ですから。


で、これが10年かそれ以上前。今立入禁止になっている部分に人が入ってます。いや、当時から建前上は立入禁止だったけど。