【どこよりも詳しいリューゲン島ガイド18】Hiddensea島中心のVitte村(1)

なんとかフェリーの出港時刻に間に合いぼんぼやーじゅ。地図見てもらったらわかると思うが、このリューゲン島からHiddensea島までの距離なんて数百メートルしかない。しかも浅瀬っぽいから、おそらく橋を架けることはまったく難しくないと思う。高度成長期の日本だったら立派な橋をかけていただろう。まあ、だけど、こうしてのんびり30分ほどの船旅を楽しむのも悪くない。



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どうも海は浅いらしく、100mおきくらいにブイが浮かべてあってあたかもそこに道路と車線があるような感じで船が航行していく。おそらくここそ外れると座礁のおそれがあるのではないかと勝手に推察。


30分後、Hiddensea島中心のVitte村の港に到着。そこで私たちを迎えてくれたのは…

ナウシカ丸。


古き言い伝えはまことであったか…(ばばさまー).


…軽く滑ったところで続けます。


島には3つほど村があって、北からKloster、Vitte、Plogshagen。この3つの村、2-3キロの距離だから、まあ、根性があれば歩ける。が、根性も時間もない私たちは、他の観光客同様


貸し自転車のお世話になる。


話は脱線するんだけどね、ここ、写真の奥の建物の中におっちゃんがひとりいて、このおっちゃんがひとりで切り盛りしてた。で、船が着いたから当然人が数人やってきて、当然並んでたんだけど、目の前で割り込みされた。船の乗船券を買う時もやられたのでよっぽど文句を言おうかと思ったが、せっかくの旅行なのでと我慢する。お陰で髪の毛が数本抜けた…に違いない。


ぶっちゃけて言うと、ドイツ人が嫌いな部分もある。ドイツ人ってさ、基本、「ルール」は守っても「マナー」は守らない気がする。ものすごくわかりやすい例えで言うと、ほら、建物の入口とかでアイルランドだと、他に人が来てたらとりあえずドアを押さえるでしょ。あれは「マナー」。規則じゃない。で、そんな規則ドイツにないからか、ドイツではドアを押さえてくれる人なんかほとんどいない。それと同じように「割り込みはしない」というのは「マナー」で規則じゃないから平気で割り込みをするんじゃないかと思ってる。どっちにしたって、この辺のドイツ人気質って好きになれない。


更に悪いことには、ここの自転車屋のおっちゃんに私は「このチャリンコがいい」って言ったのに、却下されて別の自転車を押し付けられたこと。なんか知らんけどこの時点でなんだかイライラが募ってくる。


何が起こったかというと、こっちの自転車ってね、後輪がディスクブレーキじゃないの。よーわからんという人、前輪についてるあの両側からゴムで挟むブレーキは同じなんだけど、後輪はペダルを軽く戻すことでブレーキをかける感じなのね。これが慣れてないと怖いんだ。ブレーキ効かないし。で、偶然後輪が日本の自転車みたいなディスクブレーキじゃないのがあったの。当然私は「これがいい!」って言ったんだけど、その自転車車輪が28インチで(ドイツ人、無駄にでかいの巻)サドルをおもいっきり下げないと日本人の私では乗れそうになく、サドルを下げようとしてたら、「そっちじゃなくて(26インチの)こっちにしろ」とペダルブレーキの自転車を押し付けられたと。


いつまでも文句を言っても仕方ないので気分を変えて出発進行。


Kloster村へと向かいます。