【どこよりも詳しいリューゲン島ガイド10】英国海軍の潜水艦HMS Otus

本当に地味に毎日更新中の「どこよりも詳しいリューゲン島ガイド」もその10まで到達です。お気づきでしょうか。その1に本文とリンクしている地図を貼ってます。…お気づきでないでしょうからもう1度貼っておきます。

より大きな地図で リューゲン島ガイド を表示
Kap Arkonaからの帰り道、もう遅いとは思いつつ、Sassnitz村に寄ってみる。いや、ここは村じゃないな。町だな。はい、「村」「町」かは私の勝手な尺度で適当に決めてます。ここ、港町。往時はあちこちにフェリーが出ていたらしい(後述)。


午後5時。ほとんどの博物館は閉まっていた。(気がついた限りでは)一つを除いて。それがここ。

HMS Otus


この潜水艦、なにがどうしてリューゲン島で第二の人生を送ることになったのやら、イギリス海軍で使われていたもの。1962年に就航。そして90年代初頭まで使われていたそうな。


なんでもいいけど、私、潜水艦とか乗りたくないですね。閉所恐怖症が爆発しそうです。誰か椎名誠さんかのエッセイでコドモの頃に読んだ記憶があるんですけど、運悪く航行不能になって乗員が亡くなった潜水艦を引き上げると凄惨な状況になっているらしいです。絶望の中最後の空気を求めて机の引き出しとかありとあらゆる空気がありそうな場所が開けられているんだそうな。…うわ、書いてて息苦しくなったわ。そう言えば、21世紀になってからもロシアの潜水艦が航行不能になって結構な数の方が犠牲になった事故がありましたよね。


まあいいや、今回はおしゃべりよりも写真で(そこ、手抜き言うな)。


入り口です。


入った瞬間。…狭くてすでに息苦しい。


潜水艦という限られたスペース。当然寝る場所も狭い。…だけど、これはあんまりじゃないか。


このアナログ感が宇宙戦艦ヤマトあたりを思い出させます。


…ヤマト、でしょ?


上官の寝室…って、ユースホステルのほうがよっぽどマシだな。


お、出口だ。


思ったよりでかいな。…とはいえ、中にいた人も相当な人数だろうから、きっと圧迫感は相当なもんだったに違いない。


ちなみに入場料は6.5ユーロ。結構なお値段ですが、まあ、興味深ったですよ。