€30のはずが€1000超の出費になったアホタレの話

私が自分自身を典型的な日本人だなあと感じることのひとつは、(もろカタカナ英語ですが)マイブームというやつ。あるんですよ。マイブームの波が。


ちょっと前にあったのがロゼワイン。6ユーロくらいの安いやつがおいしいことを発見して1ダース買い込んできたはいいが、半分くらい飲んだところで見るのも嫌になりました。いや、今、目の前にそれしかないと言われれば飲みますよ。だけど、進んでは飲みたくないという感じ。マイブーム去ってワインあり。


で、2週間くらい前に別の「マイブーム」が発生し、そしてあっという間に消えました。それは、ビデオのダウンロード。ネット上ではいろんなビデオをダウンロードできることに気がついてノートパソコンで落とし始めました(ちなみに情報流出などが問題になっているあの辺の怪しい類ではなく、Youtubeとかの比較的健全なサイトです)。別にその場で見て保存などしなきゃいいのに、ミョーな収集癖のある私は無意味に保存して無駄にハードディスクのスペースを使っている次第。

よくは知らんけどファイルの種類をダウンロードして変換するのにかなにかに結構時間がかかるんですよね。コンピューターはかなり酷使されている模様。メモリの使用率が2Gもあるはずなのにほとんど100%使われ続けている。そして、かなりの量のファイルをダウンロードしたので24時間その状況が続くこと数日。


ちょうど2週間前の日曜日の昼下がり。コンピューターをつけたままその横で本を読んでたら、コンピューターの画面が明るくなったり暗くなったりを繰り返してることに気がついた。なんだなんだと思ってバッテリーのメーターを調べてみると、電源からの供給になったり、バッテリーからの供給になったりを繰り返し、かつ、バッテリーがほとんどヤカンを倒したような感じで減っていく。なんだなんだなんだと思っていたら次の瞬間


ボンッ!


と小さな、でも、確かに不吉な爆発音がした。


この瞬間に、このノートパソコンの2代目のACアダプターが天に召された。


平たく言ってノートパソコンはこういう酷使に向いていないのです。3-4日もコンピューターを酷使し続けたことでコンピューター本体に成り代わりACアダプターさんが過労死してくれたのです(以上なんちゃってシスアドによるいまいち根拠に欠ける推論)。


で、実は、ちょうど一年前にも同じことが起きまして、いや、そのときはできるだけ早くノートパソコンを復活させたかったので、東芝の純正ではなく各社共通のACアダプターを購入。考えてみるとこれがまずかったのかもしれない。東芝の規格とはほんのわずかに規格が異なっていたのだ。それでも使えたからあまり心配はしていなかったのだが。仕方ない。今回は時間はかかっても東芝の純正のACアダプターを買おう。


…と思ったはいいが、ヨーロッパの島国のさらにそれに寄り添う島のようなアイルランドってこういうときに思わぬ落とし穴があるのです。まず、こういう部品は店頭、あるいはネット上でもアイルランド地元のサイト上での扱いが少ない。あったとしても取り寄せになり、ぼったくりとしか言いようのない値段を請求される。例えばイギリスで30ユーロ程度でこの純正品を売っているのにアイルランドでは75ユーロ。ナメてます。


じゃあ、イギリスのサイトで買えばいいじゃんといえば、そう簡単でもない。イギリスのサイトの多くはアイルランドまでの配送をしてくれない(「配送はイギリス国内のみ」というところが多い)。してくれたとしても配送料がべらぼうに高かったりする。


そんな中、見つけたのがEbay。今まで信用できるんだかどーだかわからんという胡散臭さが先にあってできるだけ避けてきたのだが、Ebayなら半額以下で買えるという事実から30ユーロのリスクを取ることにする。


結果、10日後にちゃんと商品はやってきた。


ん?



何かが足りない。そう、ACプラグからアダプターまでのコードが入ってない。なんじゃこりゃあと思ってシスアドの神と崇めている同僚に聞いてみる。


同僚:「あ、それフツーだよ。そのコードは普遍的なやつだから家にあるんじゃない?」


私、整理整頓のできない男です。すなわち、物を捨てるということのできない男です。ダブリンに住むようになって早10年(やれやれ)。最初の引越しはスーツケース一個ですんだのに、今回の引越しは大型のバンまで借りたのに自分の車で前の家とアパートの間を10往復はしました。果たしてこの、捨てるに捨てられないジャンクボックス(と私は呼んでいる)の中にコードは入っているのかといえば…



…当然のようにあった。


というわけで、ノートパソコンは10日間で復活。


ただ、さっきの写真をもう一度見てほしい。





出たっ。なんちゃって日本語。日本のメーカーの商品なのに日本語がおかしいとなると、これ、本当に純正品なのか疑いたくなる。


ひでかすが言うのだ。私はノートパソコンを酷使しすぎだと。ご指摘ごもっとも。ノートパソコンにスカイプの電話(が家の電話に化けるソフトウェアー)を常駐させて家に帰るなり電源を入れて眠るまで入れっぱなし。一時期あるゲームにはまっていたときは内蔵のグラフィックボードが回りっぱなしでシャレにならんくらい熱くなったり、外付けのハードディスクは2個常駐。そうだ。挙句の果てにはMP4やケータイ電話の充電までやってる。USBポートが足りないからUSBハブを買って完全にタコ足配線状態になっている。こんなのが正しいノートパソコンの使い方だろうか。いや、違う。


そうだ、デスクトップパソコンを買おう。


…と、JR倒壊の昔のコマーシャルが頭に浮かんだ思い立ったが吉日。さっそく物色開始。見ているとだんだん欲が出てきました。できたらプロセッサーは最新型のがほしい。あ、グラフィックボードもつけよう。などなど。この明日の見えない不景気に何を考えてんだと自分自身で呆れましたが、なになに、不景気は気から。この際内需拡大を狙ってDELLのコンピューターを一台買おうではないか。


あ、DELL社では今年の初めにLimerickの工場を閉鎖して2000人近い従業員を解雇するとのことで大ニュースになりましたが、まだLimerickの工場は稼動中。私が4桁の数字のユーロを使えばアイルランドの内需拡大になるっ!…とわけのわからん理屈で購入を決意。


多分今週中に届くので届いたらまた報告します。