布団は吹っ飛ばなかったが屋根が吹っ飛んだ

本日、午前8時。ダブリン市中心部にて(メールで回ってきた写真を無断転載)。













Irish Timesの記事はこちら。


いやー、きれいに屋根が吹っ飛んでおります。


この場所、North Strandって言うんですけど、今のアパートに引っ越すまでは、ここを通勤通学その他に使ってました。それこそ、何回も歩いて何十回も自転車で通って、何百回もバスで通過した場所です。なのでこの辺の様子は写真を見ずとも目に浮かびます。そのうえで思うんですけど、木の小枝に当てることは可能でも、幹にバスを当てることはなかなか難しいです。仮に、バスの左側面を木の幹に当てたとしても、屋根全体が吹っ飛ぶというのはそうそうありえないことだと思うのですが。


それにしても運がよかったといわざるを得ません。まず、事故が朝のラッシュ時の逆方向(街から郊外に向けて)の運行のバスで起こったこと。しかも、運行が、いっつもがらがらー、すかすかな42Aというマイナー系統のバスで起こったこと。これらの要因のおかげで、本当に運良く二階席に誰も乗っていなかったのです。もし、この事故が満員のバスで起こったらこのニュースは日本を含めた全世界に配信されていたと思います。


ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ダブリンバスの屋根が吹っ飛んだのは今回が初めてじゃありません。確か2001年にも回送中のバスがBrayの高さ制限2.5メートルくらいのガードに突っ込んで屋根がきれいに持っていかれたという事故がありました(詳細はちょっと不明)。ただ、この時は運転手が回送で近道をするために通常は通らない道を選択したために起こったという、ま、マヌケな事故だったわけです。


前々から思っていたんですけど、二階建てバスって不思議だと思いません?どこにも柱がない。2階に最大50人の人が乗るとして、そして、ひとりが70キロとすると、3.5トンもの重さをいったいどーやって支えているんだろうと思いませんか?


私のさらなる疑問:


このバスは観光客用の屋根のない2階建てバスに転用されるんだろうか?