【更新強化月間7】茂雄の受け入れ病院を探してTallaghtへ


捨て犬を拾ってきてすっかりドツボにはまってしまった私。一人だと恥ずかしいのでまっきーを連れて行ってきましたよ。


洗濯屋さんに。


ここ、ドライクリーニング屋さんと違い、でっかい業務用洗濯機とかでも洗濯してくれたりとかアイロンがけしてくれたりとかいろいろしてくれるのね。


その昔、私が今よりさらに貧乏だった頃、ホントに一瞬、数カ月の話だけど、洗濯機なしの家に住んだことがあるんです。その時に数回ここじゃないけど同じような店にお世話になった。そん時に70リットルのゴミ袋に洗濯物を詰めてここに持って行っていた覚えがある。で、この茂雄さんはちょうど70リットルのゴミ袋にぴったしのサイズ。ということは、ここにある業務用の洗濯機に入るに違いない、というのが私の見立て。まあ、それだけのために、夕方の道が混む時間帯に20分もかけて、Tallaght までやってきた私は偉いと自分で思う。


車から降りるなり、まっきーはゴミ袋から茂雄を出して店に入っていこうとする。えええ、せめて店の中まで袋に入れていこうよー。


店内にいたのは、いかにもTallaghtにいそうな日本のお歳暮でよく見かける食品を思い浮かべるお姉さん。すごく感じのよさそうな人。


私:「絶対に笑っちゃダメだよ。…で、このぬい、洗ってくれる?」


お姉さん、意外と言えば意外、吹き出すことも、人を憐れむような目で見ることもなく、ちょっと笑いつつも


係:「ちょっと、洗濯機に入れてみるわね」


と言って、茂雄を奥に連れていく。ほどなく、戻ってきた。


係:「残念。頭は入ったけど、胴体が入らなかったわ」


えええええええ。なんか、洗濯機に入りさえすれば、普通に洗ってくれそうな雰囲気だったぞ。それだけに、残念。


かくして、ゴミ箱に捨てられていた茂雄に手術(洗濯)をすることは不可能だと判明。残された手段は手洗い…だけど、中まで乾かせる自信がない。というわけで、本日も茂雄は車の中で待機中です。


Tallaghtくんだりまで来てそのまま帰るのも口惜しいので、TallaghtにあるショッピングセンターThe SquareのDunnes Storesに寄って帰りました。なんか、この店の売り場展開、一言で言ってわけがわからない。ほら、スーパーってどこのに言ってもたいたいどこに何があるか想像がつくじゃないですか。例えば、台所用洗剤とシャンプーとかはわりかし近い場所に売っているとか。でも、ここ、なんだかセンスがないのかわからないのですが、どこに何が売っているのかさっぱりわからなかった。そんな中で、珍しいものを見つけましたよ。


マルちゃんの赤いきつね…じゃなかった、焼きそば。


へえ。マルちゃんもついにアイルランドにまで進出したんですね…とちょっとびっくり。


そんなくだらないことに驚いてた私、とんでもないことに気がついた。


冷蔵庫。なんでWeight Watcher(カロリー計算する人のための低カロリーの食品のブランド)がこんなに大々的に展開されているのに、お歳暮さんが多いのかは大いに疑問ですが、ここでは触れないことにします)。


それがどうしたって。ちょっと次の写真見てくださいよ(さっきの写真とはちょうど反対側から撮影)。


まだわからないですね。ちょっと拡大してみます。


食品の冷蔵庫の中にマグカップを売ってる。


どこをどう間違えたらここまでセンスのない売り場展開をできるんだと思ったが、ここの店のキャッチフレーズを思い出して合点がいった。


The difference is, we’re Irish.


なるほど。そーゆーことだったんですね。あ、ちなみに冷蔵庫の電源はいちおう落としてあった模様。