IKEAでアパートカイゼンプロジェクト(前説)

更新が滞っており申し訳ありません。ここ数週間、ちょっと日常生活に変化がありまして(以下、更新をしていないのを自分のせいじゃないとする自分勝手な主張が始まります)。


実は、クリスマス前後からうちに住人が増えたんです。日本人。しかも♀。その名はまっきー。彼女、残りの人生を捨ててかかっているのか、自分をいじめるのが好きなのか定かではないが、ひでかすの部屋に住み始めてしまった。こうなると、当然のように生活のリズムが変わります。生活に変化が生じます。


まっきー、とってもいい子です。ひでかすにはもったいないです(殴)。とりあえず、性格もいい子なのですが、なにはともあれ、料理ができる。うちの台所をなんとなく取り仕切っていた私ですが、やっぱり料理は数週間で一巡するような感じだったんですよね。そこに、まっきーの賢ブレーン(自称)が入った。本当に新鮮なんですよ。新しい考えが次々と出てくる。


例えばね、カレー。私の作るカレーって、もう単純明快、肉(豚だったり鶏だったりしますが)、人参、玉ねぎ、じゃがいもにテキトーな市販のカレールーをぶっこむという、手抜き王道カレーなんですけどまっきーは違う。トマト缶半分を入れて煮るの。しかも、ひき肉で。これにより、何度も出てきたカレーが変化球として再登場するわけ。


一緒に毎晩台所に立っていろんなことを学んだ。ちなみにその間ひでかすは自分の部屋でなんかしてるか仕事中。私とまっきーが台所であーだこーだやっている光景は幸せな新婚家庭そのもの。これだけ見たら、まっきーが誰の彼女かわかったもんじゃない(あ、書いてしまった。そう、まっきーの立ち位置は「干物の彼女」です)。 


件のカレー。


しかも、彼女、ケーキ作りが達人の域(当社調べ)。


まっきーの作品。


そんなわけで、まっきーにお願いして、チーズケーキの作り方を習ったりとかしていたわけ(↑の写真、私の生まれて初めてのケーキ作品です。撮影後、スタッフがおいしくいただきました…ってスタッフって誰…)。


とにかくね、まっきーがね、淀んだ空気の男子寮に恐ろしく新鮮な空気を持ってきてくれたの。本当にありがたいと思ってる。例えばさ、台所に洗い物がたまってる時、ひでかすと二人だったら「明日洗えばいいや」とか思うのだが、まっきーがいることで、少しでもきれいにしようというミエというか、自制心というかが働いて、洗い物を洗ってしまう。そんな感じで一事が万事で、別に自分の彼女じゃないのに、私の生活にまで良い変化が現れた次第。


そんなある日。まっきーが言うのだ。


「そうだ。IKEA、行こう」


はいはい。行きましょう。と、先週の土曜日、IKEAに行って来ました。これがとんでもないことになることに、まだ誰も気がついていない(本編に続く)。