【2023年版】ヨーロッパ= ローザリウム


うちから車で1時間半ほどの距離の場所にEuropa-Rosariumという薔薇園があります。すでに過去にネタにしてます。よろしければ読んできてください

こちら、なんだかんだで毎年のように訪問してます。ここは過去日記をコピペして時間短縮をはかる。

(コピペここから)

正直私、花なんてどーでもいい。向島百花園にも行ったことないし、チューリップとバラの見分けがつくくらいの知識しかない。なので、ここの凄さは、6000種類を超えるバラの種類と、75000株ものバラと…なんて言われても私にはピンとこない。「普段近所しか運転したがらない嫁の両親がわざわざ車で出かけるほど」…うん、こっちのほうがよっぽど説得力がある。

150キロほどの道…と言ってもその1/3は高速道路。それ以外の区間も100キロで快走できるような区間がほとんどで、1時間半ちょっとで着いてしまう。私はたまには車を走らせようというドライブ目的、嫁は純粋にバラが見たいというおかしな利害一致でお出かけ。

(コピペここまで)

まあ、内容としては過去のものと変わらない。なので、毎年訪問していたのにネタにしてなかったのだけど、今回、Theta(シータ)という360度カメラおもちゃを持ち込んだのでその写真を使ってみようかと。撮影は特記があるものを除きすべて2023年6月。入場料などの情報もこの時点のものです。

このカメラ、今月はじめにワイマールに行ったときにも使いました。この話もおいおいしようと思っているのですが、Thetaは基本おもちゃです。360度撮影できるという面白さ、これに尽きます。

なんだけどさ、画質という意味では正直いまいち。拡大するとその粗さがすぐに目につく。全方向を撮影するという特性からファイルサイズなどとどこかで折り合いをつけないからだと思う。

使ってみてこのカメラの理屈もわかった。前と後ろに2つの180度カバーできる超広角カメラをつけて、その2つを合成した写真を作るのね。細かいことを言い出したらきりがないんだろうけどざっくりとした説明だとこれで合ってると思う。

で、180度をカバーするためにやむを得ないんだろうけどレンズのガラスがむき出し。たぶん粗忽者の私はそう遠くない未来にこのガラスに傷を入れると思う。

というわけで本題に入ります。本日のお話は全国の薔薇族の皆様に捧げます(待て。それじゃあ意味が変わる…意味不明というかたはご自身が薔薇族を知らずにここまで生きてこられたことをむしろ誇りに思いスルーしてあげてください)。ヨーロッパ・ロザリウムのお散歩。

ロザリウムには2か所入り口があります。一つは中央口で、もう一つは街に近い入口。今回は堂々と中央口から入場。

入り口はいかにもテーマパークでござい…感が漂っている。

場所はこちら。上の写真、360度カメラで撮影したので上下左右にお好きなようにぐりぐりできます。以下も同じね。

今回の記事にはなんと写真の正確な撮影場所へのリンクまでついてます。誰得なのかよくわかりませんが続けます。

場所はこちら。

入り口向かって右側の店内または店外の窓口にて入場券を買います。他施設との複合割引とかいろいろあるけど、大人の繁忙期(6-8月)の通常料金は€13.5。

こちらが中に入った瞬間。

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このあたりがロザリウムのハイライトです。中央口から入場するといきなりハイライトになるわけ。街側の入り口の裏口感のある入口とどちらがいいか好みが分かれそうです。個人的には裏口派かなあ。ああ、生き方そのもの。

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先程の写真よりちょっと庭の中心部に真っすぐ進んだ場所。ちょっと薔薇はどこにあるのよ…と突っ込まれそうなので正門から見て左へ移動します。

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温室前。写真をくるりんぱしてもらうと背の高い薔薇が植えられている反対側に温室があるのが見て取れると思います。ここがたぶん訪問者的にも一番人気の場所だと思う(弊社調べ)

  

(2018年撮影)

今度は真ん中の通路を挟んで反対側に行ってみると、Jubiläumsgarten(直訳すると記念庭)というこのように噴水を中心に左右対称になった庭になってます。

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この庭の見どころは数か所にある薔薇のアーチです。そりゃあもう間違いなく非常に写真映えします。結婚記念日の撮影にでもいかがですか。ちなみにご家庭で薔薇のアーチを作ろうと努力されてる方を知っていますが、皆さん苦労されている模様。こんな立派なのが作れるのは明らかにプロの仕業。

(2018年撮影)

もう誰も見ていないことはほぼ確定ですが、続けます。今回のお話、Theta持ち込んで撮影してGoogle Mapにあげて、それにリンク張ってと手間暇ばっかかかってるわね(愚痴)。

噴水のあるJubiläumsgartenからさらに奥に進むと、Rosenmeer直訳すれば薔薇の海という一部の人に響きそうな名前のエリアがあります。このエリアはイングリッシュ・ローズとかいう感じで分類されていている。

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もう薔薇が好きな人には天国だと思うんだけど、残念な私、薔薇の種類など知らないから「ふーん、たくさんあるのね」という印象しか受けない。この記事を書く資格のない人です。

ここで毎年思うのは…暑い

いつも6月初旬前後に行き、この日の気温は例年に比べて比較的ましで25度前後だった。なんだけど、見ての通りこのエリアには太陽を遮るものがないから暑さが直接身体に襲いかかる。ちなみに薔薇も同様で毎年水不足と太陽の照り過ぎで苦労しているのがわかる。ま、有り体に言えば地球温暖化が云々の話。

その奥にはSchaugarten。

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日本にはシャウエッセンというドイツ人のほとんどがたぶんソーセージがありますが(弊社調べ)、あのSchauは英語で言うところのShow。Gartenはご賢察のとおりGarden。というわけで、Schaugartenはさながら薔薇の博物館。

暑さに耐えられなくなったところで日陰に逃げると、そこには狙ったかのようにキオスクがあります。ここでは(シャウエッセンではないものの)ソーセージなどの軽食、袋に入ったアイスクリームや飲み物などが手に入ります。毎度暑いのでここで必ずご休憩と相成ります。

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(2018年撮影)

この脇には児童公園のようなものがあり、ここで子どもたちが元気にはしゃぎ回り、だめな大人はそれを遠目に見ながらビールを飲んでいる…というのが定番の構図。

この先はGroße Wiese直訳すると大きな草地。さっきまでのエリアが博物館のように所狭しと色々な薔薇が植えられていたのに対し、こちらは比較的余裕のある土地の使い方をしています。

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そこの中心に立ってみます。愛は叫びません(そこっ、静まるんじゃないっ)。テーブルや椅子が置かれていますが、私が訪問する日は必ず暑いので、ここに人が座っているのを見たことがありません。

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こんなちょっとした池が数か所にあります。

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大きな池が2か所あるのですが、そちらは無料開放されており、裏門から外に出ないとたどり着くことはできません。このあたりが有料エリアの最奥地。言い方を変えると、裏門に近いので、裏から入る人生裏街道がお好きな方はこのあたりからスタートすることになります。真面目に書くと、裏門のほうが広い駐車場があるので駐車スペース探しに苦労したくない人は裏口からのアクセスが正解。

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この近所にちょっとした高台がありまして、Große Wieseエリアを眺めることができます。後ろにある小さな建物は貸し切りできます。結婚式なんかできるみたい。上の写真をぐるんと回せば建物が見えるのよっ。

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高台といえば、園の中心部には人工的に作ったと思われる小山があり、そこから園内をぐるっと眺めることができます。

木が育ってしまって360度の眺望じゃないですね。

これで園内の主だった部分は見て回れたと思います。まあ、よほど薔薇が好きな薔薇族の方じゃない限り興味はないと思いますが、お好きな方にはたまらない施設だと思われます。