【日本に帰省】(1)ダブリンから東京へ

ごぶさたをしております。ただいま私は成田からコペンハーゲンに向けてのヒコーキに乗っております。2週間のホリデーが終わろうとしております。コペンハーゲンまでの飛行時間は11時間だそうな。少し打ちづらいキーボードながらのんびり日記の更新でも始めますか。


話はいきなり2週間前にさかのぼる。ダブリン空港での出発。この日はいつもより小さい機材が使われることは知っていた。が、しかし、



これかい?


お隣にあるスイス航空のヒコーキも小型機です。だけど、このスカンジナビア航空のヒコーキの小ささは何よ?こんなもんで2時間以上のフライトに行くんかい?


いつもは150人だかが乗れるヒコーキを50人乗りに変更したのだから当然といえば当然、ヒコーキは満席。しかも、小さいヒコーキだけあって天井も低い。ものすごい圧迫感を感じる。私ですらそうなのだから、背の高い(あるいは図体のでかい)スカンジナビアの人たちには地獄のようなフライトに違いない。実際私の後ろの席の人は私の席の背あてを何度も蹴飛ばしていた。この狭さなら仕方がないかと思ったが。


特筆すべきはフライトアテンダントのおばさん、もとい元お姉さんだろう。なんとこのヒコーキにはたった一人のフライトアテンダントしか乗っていない。その人が2クラスの機内サービスを実施。まずはエコノミーエクストラ席でドリンクのサービス、そして機内食。パンのサービス。パンののサービス。パンのおかわりのサービス。それらを終えた後に、エコノミークラスでの機内食の販売をまあ見事に一人でこなしている。かわいそうに思ったのはエコノミークラスの乗客。エコノミーエクストラ客が食事をしている間パンのいいにおいがしているきないでおあずけを喰らい、ようやく自分の番がやってきたと思いきや、機内サービスは実は有料という。


ちなみに私、今回生まれて初めてとんでもない贅沢をしました。あのエコノミークラスの狭さにとことんの嫌気が指した私はエコノミーエクストラ席を購入。マイルでのアップグレードではなく、最初からお金を払って上級クラスを購入したのは今回が初めて。かかった費用はエコノミークラスの格安券を購入したときに比べてだいたい倍。


これをどう評価するかは意見の分かれるところだと思う。確かに、「それだけのお金を20時間エコノミークラスで我慢して得られるならそっちのほうがいいじゃないか」という理論も成り立つ。たとえば往復10万円増しなら片道5万円。それを10時間のフライトで割ると、1時間当たり5000円を余計に払って快適さを買っている計算になるわけで。アホらしいといえばアホらしい。




(こちら、ダブリンからコペンハーゲン間でのエコノミーエクストラ機内食、スカンジナビアンデリ。客観的に見てたいしたもんじゃない)


が、しかし、エコノミークラスとエコノミーエクストラ席での旅行ってホントに疲れ方が違うのよ。エコノミーエクストラ席の一番前の列で機内持ち込みのスーツケースを足置きにすると足が完全に伸ばせる(っていうのをいままさにこの日記を書きながら実行していたりするのですが)。足が伸ばせる伸ばせないってのは10時間以上のフライトではホントに疲れ方の違いとなってでてきたりするわけです。到着後翌日以降での時差ぼけとかの疲れ方がまったく違ってくるのです。かくして私はたとえ格安旅行券の倍の値段を払った としてもエコノミーエクストラには乗る価値があると信じて疑わないものであります。


あ、そうそう、もうひとつ別の理由があった。すなわちマイレージ。格安航空券を使った場合のマイル加算率は25%。それに対しエコノミーエクストラ席では150%。平たく言えばね、エコノミー席だとほとんどマイルがたまらないのに対し、エコノミーエクストラ席では次回往復時にエコノミーからエコノミーエクストラへのアップグレードが出来るだけのマイルがたまるわけ。数字のマジックのようですが、このことを考えれば、費用は実は格安エコノミーの2倍ではなく1.5倍になるわけ。ま、考え方次第ですけどね 。あ、あともう一つ理由があるけど、それはこの連載の最後にて。


ちなみに、サービスはどうかというと実はエコノミーとエコノミーエクストラにあまり差はない。エコノミークラスでは食事の選択がないのに対し(それもひどい話ですが)エコノミーエクストラ席では肉か魚かの選択がある。そして、最近エコノミーエクストラの食事のカイゼンがあったらしく、食事のトレイが大きくなったらしい。…ってほとんどドッグフードの「ラベルが変わっておいしくなりました」って言ってるのとレベルはかわりませんが。



ちなみにこちらがコペンハーゲンから成田での機内食。しつこいけどたいしたもんじゃない。目の前にあるビジネスクラスとの差はまさに歴然。


そんなこんなであまり疲れず成田に到着。ご親切にも迎えに来てくれた人がいて成田から羽田まで移動。羽田から○分まで移動。ちなみにこの国内線も満席。J1の大分トリニータが国立競技場で前日にナビスコカップの決勝戦で見事に勝利。そのため一説には一万人を超えるサポーターが国立競技場に集結したらしい。このチーム、いっつもビンボーで降格が目の前という状況からいっつの間にかタイトルを得るまでに成長したので私としては応援したいチームだったりします。もっとも、サッカーには興味もないしルールもよくわかってませんが。


そんなこんなで翌日へ続く(今回は引っ張りますよー)。