チューリッヒからハノーヴァーへB777で飛ぶ謎体験。

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ダブリンからハノーヴァーに戻りました。チューリッヒ経由で。地図で見るとどんだけ無駄なことをしてるんだ…ということになるのですが。

 

確かにチューリッヒ経由というのは珍しいほうなのですが、別に日記のネタにするつもりはなかった。特にダブリンからチューリッヒは特筆すべきこともなかったし。

そんな中で無理矢理ネタを探せば、ダブリン空港の28滑走路から西に向けて離陸。この場合、ほとんどの場合右旋回してダブリン北部のBalbrigganあたりの上空からアイルランド海に出るのが鉄板なのだが、なぜか今回は左旋回して、ダブリン市の中心部を横断した。騒音の問題からとかなのか、ダブリン市の中心部上空を飛ぶのはホントに珍しいことでした。

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フェニックス公園(左)から市中心部を望むの図。ドイツ方面へ向かうのにこの航路は本当に珍しい。

A321の窓際席に座っていたので外がよく見えました。

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よーく見ると不思議な写真に見えるかも。前に座席がないから。非常口ドアの関係で、目の前に座席がない「あたり席」なのです。気になる人はここで11Aを確認

 

スイス航空の機内食は、ルフトハンザよりややマシ。温かいキッシュが出ました。ほぼ満席だったにも拘らず空いていた中央席を挟んで通路際に座っていた兄ちゃんは、わざわざギャレーまで出張しておかわりをもらってました。

 

で、チューリッヒでは3時間待ち。こんだけ時間があるなら市内にでも…と一瞬考えなくもなかったのですが、それにはちょっと時間が足りないし、スイスは高いし…とおとなしく諦める。

 

そして、3時間後、沖止めの先にいたのは

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下手な合成ですいません。だけど、バスからヒコーキまでの動ける範囲で撮影したらどーしてもこうなるわけで。

 

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なんでこんなローカル線にワイドボディ機を使ってるねん。スイス航空の文字通りの最新鋭フラッグシップを超ローカル線に使う謎運用。

 

ヨーロッパ内、例えロンドン=フランクフルトとかいう幹線でもワイドボディ機を使っていることはありません。大きくてもB737-800とかA321とか。それなのに、こんなローカル線にスイス航空のフラッグシップを投入するってどーゆーことなんだ?

 

ヨーロッパ内でワイドボディ機に乗ったのは二度目です。初めての時は、ロンドンヒースロー=フランクフルトのルフトハンザA300-600…はい、「お前いつの話してんだよ」という感じですね。下手したら20世紀の話をしてるんじゃないだろうか。それくらいありえないことなんです。これ。

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資料映像。2016年4月(日本に帰省する時)にハノーヴァー空港で見かけたスイス航空のB777。

 

でもね、実は、ハノーヴァー空港でスイス航空のB777は数回目撃してるんです。なので、これに当たる可能性があることは知っていた。だけど、見るだけと実際に乗ることはまったく違うわけです。

 

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さっきの合成写真の左半分ですが…。

沖止めだったので、バスで搭乗。階段が…高い。ドアはL2のみ使用。

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中に入ると、そりゃ当然だけど、通路が2つあるワイドボディだ。最後に搭乗だったので(つまり後ろの人の迷惑にならない状況だったので)聞いてみる。「あのー、念のためにお尋ねしますが、このヒコーキはどこ行きでしたっけ?」と。すると、この客室乗務員さん、私の質問の意味を即座に理解してくださったようで…

 

「マイアミ行きでございます(にっこり)」

 

「えー成田じゃないのー」と返す私もたいがいですが。

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出発24時間前の時点でこの状態。けっこう混んでいる。

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機体最後部は閉鎖。何たるムダ…。

 

機内。実は出発前にオンラインチェックインを済ませていたので知っていたのだが、エコノミー客は3ドアから4ドアにかけての区画に集められている。4ドアから後ろの区画は閉鎖。日本の国内線で席を移ろうとすると、「ヒコーキのバランスの関係でどーこー」言われたことがあるが、小型機ならともかく大型機でそんなのは無意味だとこれをもって証明できる。

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A330やA340と違って非常用スライダーが機内に出っ張ってきてないので窓際でも足元は広い。知らなかったよ。

 

何も考えずにいつも通りの非常口座席にしたが…失敗した。窓がない。足元は広いが。

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中央席のテーブルを使おうとしたが、この写真撮影直後に飲み物が写真下方向にずり落ちそうになり慌てて避難。メンテがなっとらんぞ(怒

 

離陸後、機内サービス開始。…と言ってもヨーロッパ内の短時間の飛行。出てきたものはこれだけ。中央席のテーブルを使おうとしたら見事に傾いており飲み物が滑り落ちそうになった。使えん。


国際線仕様のB777に乗る機会などほとんどない(というより、初めて。思えば日本に帰省する時を始め乗る大型機はなぜかほとんどA340ばかり)ので、ヒマな私は機内探検へ。

 

4ドアのギャレー前にはヒマそうな客室乗務員さんがたむろしてる。そして、通路にもいるので、なんとなく4ドアより後ろの区画に行きづらい。客室乗務員さんがヒマそうにしている雰囲気は長距離線そのものなのだが、ふと気がついた。おそらくお客の数は少なくても保安要員として一定の人数の客室乗務員さんは乗務しなければいけないだろうから、このヒコーキには必要以上の客室乗務員さんが乗務しているに違いない。まあ、無駄にしてるのは燃料だけじゃないのね。

 

さして必要としていなかったトイレに入り、出てみると、客室乗務員さんたちがゴミの回収にでも向かったか、減っている。これを機会と撮ったのがこの写真。

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だーれもいません。

 

振り向くと集められてけっこう混み合っているようにみえるエコノミー席。

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この写真だけ見たら、誰もヨーロッパ内の短距離線だとか気がつかないだろうなぁ。

 

上の写真を見ていただくとわかるように、この短い時間にも拘らず機内エンターテイメントの電源は入っていた模様。非常口座席だった私はモニターを引っ張り出すのが面倒だったので試さなかった。ちょっと失敗したかな。

 

ハノーヴァーまでの飛行時間は1時間もない。あっという間に着陸態勢へ。そして、着陸。出口はL1ドア1箇所のみだったので、エコノミー客は漏れなくビジネスクラス席とファーストクラス席を通過。数人のお客さんはわざわざ席に座って記念撮影している(気持ちは…わかる)。私はおとなしく、数枚の写真を撮って降機しました。

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窓際の「1」のあたり席。両側にテーブルがあるとは実に贅沢です。

 

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スイス航空のB777ビジネス席は1-2-2と2-2-1の席が互い違いに並ぶスタッガード式。つまり、窓際で通路客をまたがないと出られない席があるわけ。これはハズレだわ。

 

とりあえず、面白い体験をさせていただきました。スイス航空さん、乗るたびにネタを提供してくださりありがとうございます。

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おまけ。見てよ。この謎運用。同じ路線をF100やB777で運用する。しかも機材はまちまち…。