ダブリン2017冬の肉祭り


先月のとある土曜日。私は例によってダブリンにいました。この日の予定は、朝イチで髪を切って、友人と遅めのお昼ごはんをたべるという緩いもの。

 

朝10時前にもう10年来お世話になっている美容室(うーん、どの顔で美容室だ…というのはあるが、床屋さんじゃないしなぁ)で髪を切ってもらう。

 

2時間後。お昼の約束は遅めの午後2時半。相当な時間が余っているので街の散策に出る。

 

別になんかの目的があったわけじゃない、ただの時間つぶしでSt Stephen’s Green Shopping Centreへ。私が知る90年代のダブリンから存在する良く言えば老舗のショッピングセンターなのだが、悪く言えば抜本的な改装などをしていないので縦方向の(階層の)移動がしづらいわ、なんか古臭さが否めないモール。矛盾はするけど吹き抜けなどは当時としては先進のデザインだったと思う。

 

その中で向かったのはブランド品の売れ残りなどを買い叩いてきて安く売るTKMaxx。最近ドイツのうちの周りにも出店してきて、近所(=イナカの近所は半径50キロ圏)に3店舗もある。なので、わざわざダブリンで行く必要はないのだが…ひたすらに時間つぶしです。

 

あ、そうだ、ベルトが欲しかったんだ。ベルト売り場へ。

 

日本とヨーロッパってもちろんサイズ表記の方法が違う。日本ではウエスト85センチとか言うけどこっちでは32インチなどという言い方をする。それだけなら別にいいんだけど、ベルトにはもっと根本的な問題点が。

 

日本でベルト買うと(よっぽどの高級品は知りませんが)ワンサイズ、自分でテキトーな長さに切ってくださいね、じゃないですか。ところがこっちではその「切る」という選択肢がない。つまり、自分のサイズを選ぶ必要がある。

 

で、ベルトに30インチとか書いてあるんですが、はて、これって、中央値が30インチなんですか。それともベルトを思いっきり絞った状態で30なの?それとも緩めて30なの?なんかよくわからないし信用できないので、いつもいちばんわかりやすい方法で比較する。そう、自分のつけているベルトを外して長さが同じならそれは正しいサイズなのだ(これでいいのだ)。

 

というわけで、良さげな安いリバーシブルベルトがあったので試してみると…あれ…これって今時分が使っているのと同じもんじゃねえか。そう、前回もここに来て同じベルトを買ったことをすっかり忘れているアホタレ。…ってか、ほぼ2ヶ月前にあった商品がまだ残っているってことは、よほどの不人気商品なんですかね。これ。

 

かくして物色を再開するがなかなか自分のサイズで気に入るものがない。そんな中で目に入ってきたもの。

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バックルに栓抜きつきのベルト。

 

この発想はなかった。

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裏返してみると…ホントに栓抜きがついてるよ…。

どっちかというと、スーパーの催事のアイディア商品コーナーにでも売っていたほうがしっくり来るようなこの商品。一瞬面白いとは思った。が、よく考えてみると…

 

(妄想。パーティー会場にて)

 

同じテーブルの女性客:「あー、テーブルに栓抜きがないー。ビール飲みたいのにー」

私:「ボクに任せて」

 

とおもむろにベルトのバックルを外し、股間にビール瓶を持っていき、得意顔で開ける。

 

私:「ほーら見てごらん。こんなところに栓抜きがついているんだよー」

女性客:「…あ、ありがとう」

 

…すごくすごくダメな気がする。却下。

 

そんなことをしている間に時間になったので移動。はい、実はここまでは話の前座。本編の肉の話だけでは間が持たないと思ったための埋め記事だったりする。

 

Stephen’s GreenからLUAS(路面電車)で3駅…分の距離を歩いてRanelaghへ。友人が「肉がくいてー。どっか探しといて」という非常に曖昧とした指示を出してくれてまして、テキトーに検索したらテキトーに出てきたレストランがRanelaghにあった次第。間違いなさそうな印象だし、ためしてガッテン、いってみようやってみよう。

 

てくてく2キロちょいの距離を30分弱で歩いてしまい、まだ約束の時刻まで小一時間余っている。仕方ないので、Butlers Chocolate Caféへ。コーヒー店の中は、町中の観光客でいっぱいのそれと違い、ほとんどのテーブルは地元のじっちゃんがひとりでのんびりコーヒー片手に新聞を広げている。幸いテーブルが一つあいていたのでチャイラテをいただく。

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ようやく予定時刻になり友人と合流。向かったのはButcher Grill。おそらく30人も入れないであろう小さなレストラン。予約をしてあったので問題なく窓際の席へ。

逆駐してる車と比較してもらっても分かる通り、小さな店。奥行きもない。ここがレストランだと言われないと気が付かないような目立たない店構えでもある。

逆駐してる車と比較してもらっても分かる通り、小さな店。奥行きもない。ここがレストランだと言われないと気が付かないような目立たない店構えでもある。

昼間は週末のみの営業。ブランチをやっている。

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これがブランチ。なんというか、B&Bなどで出てくるIrish Breakfastをちょっと緑でおしゃれにしてさらに量をガツンとした感じ…と言えば通じるでしょうか。

 

他方「肉肉肉」と言っていた友人と私はブランチメニューをほっぽりだして、夜にも出てくる「肉肉肉」のスペシャルメニューへと目が行く。

 

スペシャルメニューには10オンスステーキの表示。10オンスって?285グラム?いやいやいやいや、300グラム弱は無理でしょ?というわけで、ウェイターさんに聞いてみたら…

 

「いや、10オンスは10オンスです。少ない量にしてお出しするってことはやっておりませんが…」

 

そうですか。やむなし。10オンス行っちゃいましょう。

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そういえばテーブルクロスもない。こんな感じの気取らない店って好きです。

なんか調子こいてワインまで飲んでます。

 

そして出てきたのが

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友人のリブロース(とサイドのおいもさんたち)

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フライドポテトつきで36ユーロ。この値段なら日本でひつまぶしを食ったほうが効用が高い…とか言っちゃダメだね。

私のサーロイン

 

あれ?

 

ちょっと意外だった。300グラムってもっとがっつーんと存在感のある量のお肉がどっかーんと出てくるかと思いきや、これなら食べられそうだ…という量のお肉。ミディアムヘア指定が功を奏してかあのアイルランドでお約束の「焼きすぎ」のお肉ではない。

 

とはいえ、十二分に満足。もうこれ以上は食えん…と思っていたら…

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「肉肉肉」の友人はデザート行ったよ。

 

まあ、たまには肉もいいかな。