【2016年桜舞う日本新婚旅行15】余震に怯える別府レポート


翌日は日曜日。この日はせっかくドイツからはるばる来てくれたんだから(嫁が)…とうちの家族総出で出かけようと言う話になってまして。しかも、レンタカーまで予約していたと。


レンタカー屋にうちのオヤジが行きまして、言われたそうです。


「本当に借りられるんですか?」


おそらく他のお客は軒並みキャンセルしたんだろうなあ。流石は私の親です。私以上にひねくれ者です。「当然です」と颯爽とミニバンを借りてきたらしい。


うちの90歳を超える祖父も参加してまして…つまり、あまり歩きまわることはできないと。そこでうちのオヤジが選んだ場所は…


アフリカンサファリ


なるほど。そう来たか。


サファリパークはほぼ貸切状態。


そりゃそうだわなあ。この前日に別府市内は大きな余震に襲われて、けっこうな被害が出ていたらしい。


(地震?なにそれ状態の熊さん。)

(そ~言えば今日はお客さんが少ないねえ。)


そして、お昼はちょっと高めの回転寿司屋へ。ここもいつもは待たされるのに今日は待ち時間ゼロ。昨日のパンと水がスーパーから消えていた件から、もしか魚の仕入れがないんじゃないかとか思ったが、まったく不自由は感じなかった。


その後はうみたまご(水族館)へ。

(駐車場、バスは0。乗用車もぱらぱらと停まっているだけ。)


まあ、生涯忘れられない体験になりましたよ。


だーれもいない。


いや、全くいなかったわけじゃない。だけど、けっこう大きな水族館なのに、おそらく全部でお客さんは30人もいなかったんじゃないかな。


大水槽貸し切りの図。


これ、日曜日の話ですからね。

(沖縄の美ら海水族館で見かけてすっかり気に入ったチンアナゴもちゃんといました。)


嫁がぼそっと言うのだ。


「今、地震が起きたら、この水槽のアクリル板、割れるのかな?」


正直考えたこともなかった。いや、たぶんだけど、東日本大震災級の地震があってもこの水槽が割れることはないんじゃないかと思うけどね。知らんけど。


この貸切状態、もちろんマイナス点もありまして…イルカなどのショーは全て中止。…まあ、この人数のためにやらんわなあ。

(今日はお客さんいないねー)


というわけで、○分最終日は、地震のおかげで思わぬボーナスステージとなりました。ってか、短くてすまん。お前、書くの飽きてきただろ…とかいうツッコミは謹んでご遠慮申し上げます。あ、それから、冗談めかした表題ですが、今回の地震、私たちは運良くまさに紙一重で大した影響もなく終わりましたが、もちろん熊本や大分には被害を受けた方がいらっしゃるわけで。お見舞い申し上げます。