【ベルギーの週末1】世界三大がっかりのアレに兄弟がいた…

ブリュッセルに行ってきました。


前にも来たことのある都市なのですが、まあ、見事なくらい忘れてしまっています。その場に立つと、「ああ、ここ来たことがあるわ」と思い出すんですけどね。まあ、日本の話ばっかり続いているので、ちょっとした箸休め的に聞いてくださいな。


お前は何しにブリュッセルに来たんだ?となると…残念ながら仕事なんです。私の務める会社、ブリュッセルにも支社がありましてね、たまに同僚が出張を命じられるんですが、今回は出張を誰もやりたがらない。上司が


「あれ、ドイツに暇そうな奴がいたな(ピコーン)」


と私のことを思い出したらしく、「お前、行ってこい」と。へいへい。社命とあれば、モスクワでもモザンビークでも行きますよぉ。


が、しかし、いつまで経っても計画が煮詰まらずに、ようやくこの出張が最終決定したのは出発の二日前。東京から神戸と同じくらいのヒコーキはなんと往復6万円超(あのー、ビジネスクラスじゃないですよ。エコノミークラスですよ)。こんなもん自分では絶対に出さないけど…会社は出すって。正直自分で車を運転して、この金額をいただけるほうがはるかに嬉しかったですね。無理に決まってますが。


そんなこんなで、初めてのブリュッセル航空は上級エコノミークラス…とやらで、機内食が出ました。


味は…カレー味のクスクスという無難な選択で無難な味でしたが、量が…。この短距離にそんなしっかりしたミールを出す訳にはいかないということなのでしょうが。


ところで、SASがっすのスカンジナビア航空が使わなくなって久しく乗ることがなくなっていたQ400に乗ったのですが、実は機体にブリュッセル航空と書いてあっても中身(機体も乗務員さんも)イギリスのFlybeという会社が運行しているらしいんです。


別にそれは一向にかまわないですよ。でもね、ちょっと気になったことは、二人いた客室乗務員さんも、機内アナウンスをした機長さんもみーんなイギリス人だったらしく、ドイツ発ベルギー行きのヒコーキなのにアナウンスも機内サービスもみーんな英語。


私は別にそれで困らないけど、今まで乗ったどの航空会社も、ハブ空港の言語(たとえばルフトハンザならフランクフルトでドイツ語、ANAなら東京で日本語)と英語…というのが当たり前と思っていただけに、すごく違和感を感じました。かのRyanairでさえ、現地の言葉で非常設備の案内などを録音されたものとはいえ流すのに。


テロの後のブリュッセル空港に降り立って思った。あれ、思いがけず平和。テロなんて起こらなかったかのように平和な感じ。


…と思った私だったが、制限区域を出ると、機関銃を持った兵隊さんが何人も警備してる。他の空港でも機関銃を持った警備の人を見たことがあるけど…なんかやっぱり怖かった。カメラなんて向けたら撃たれそうなので写真は撮ってません。


で、ここから先、日本旅行記みたいに起こったことを逐一報告するつもりはない。別にコンプライアンスがどーこーとか言うんじゃなくて…仕事の話なんてしても面白く無いでしょ…ってことです。


土曜日、思いがけず仕事の進行が早く午後はお休みになった。ちょっと市内を散歩に出た。


世界三大がっかりといえば、シンガポールのマーライオンコペンハーゲンの人魚像、そして、ここ、ブリュッセルの小便小僧らしいです。で、ここには小便少女…なるものもあるらしいです。というわけで、ほとんど事前知識なしで行ってきました。


行き止まりの横丁に怪しげな人だかりができてます。


怪しげな柵の中には…


…ええっと、これ、モザイク無しでいいんですよね。なぜだろう、小便小僧の時はモザイクなど考えもしなかったのに、ちょっとこの写真を掲載することに躊躇したぞ。


でもね、聞いてほしい。これ、モザイクかけたほうがヤバいから。


…ね、こっちのほうがマズいでしょ。


こちらはお馴染みの小便小僧です。小便少女からは徒歩数分の場所にあります。


…書いていた本人にも思いがけず、続く。思った以上にネタがあるわ。