【2013年スットコランド(1)】まずはRyanairに乗る

7月のとある週末、スットコランドへ行って来ました。Inverness近くのForresという街に友人が滞在中で、氏に遠路はるばる会いに行ったわけ。



スットコランドに行くにあたり私は決めた。



「そうだ、車載動画、撮ろう」



で。そのために、フェリーでスットコランドまで行こうと。


(すごくざっくりの図。★がForresで、黄色の線がフェリーの航路ね。こうやって見ると、イギリスとアイルランドって近いよね。)



北アイルランドのLarneという港から対岸のTroonという港まで行き、そこから陸路でForresを目指すと。Google大先生によると片道9時間の行程。9時間のドライブ、決して悪くないというか、むしろ楽しみなんだけど、週末、月曜日に年休を取ったとはいえ、けっこうな強行軍になる。うーん。



いちおうヒコーキも調べてみる。ちなみにForresに最寄りの空港はAberdeenなんだけど、フライトの本数が少ないのであまり実用的ではない。しかも往復100ユーロと金銭的なメリットもない。これにレンタカーが3日で140ユーロとかかかるからね(後述)。



あまり積極的には使いたくなかったが、くされRyanairも一応調べてみる。



Glasgow往復すべて込みで39.98ユーロ。



なんですと?



だいたいこの価格設定がおかしい。だって、空港使用料とかの各種租税だけで70ユーロ超かかるはずなのだ。つまり、30ユーロほどの租税を肩代わりしてでも搭乗率を上げたいと。そこまでして搭乗率を上げたいのかと怒りに打ち震え…たもののいつの間にか予約ボタンを押してしまっていた。



さて、お次はレンタカー。まあ、もちろん公共交通機関という選択肢も無きにしもあらずだが、想像するに現地はイナカ。車がないとおそらく行動半径は半減してしまうだろう。何より、車載動画が撮れないっ。というわけで、レンタカーは確定。




レンタカー。小型車で3日で90ユーロとかなのよねん。が、追加の保険金が同じ金額くらいかかる。つまりね、万一事故を起こした場合、免責金が1000ポンドほど徴収されるのね(レンタカー会社による)。事故の過失の有無にかかわらず。これはいかにもお財布に痛いから、追加の保険料を払うことで、この免責金が免除になると。ただ、事故さえ起こさなければ、このお金は完全に捨て金。



実はね、私過去にこれで痛い目に遭ってるの。ロンドンでレンタカーを借りてもう空港の滑走路が見えた、という段階で車線変更してきたトラックに側面に衝突され、ヒコーキに乗り遅れるわ、当時は免責金が500ポンドで、私には何の過失もないのにこの500ポンドを徴収されるわと散々なことになった(まあ、7-8年経った今でもこうやって語れるほどの話のネタにはなったけどね)。



ネットを調べてたら、しっかりニッチな業社がいるのね。この免責金をカバーする保険というのがある。一日4ポンドでこの免責金をカバーしてくれるという。おお、これなら、かなり安くレンタカーを借りることができる。申込む。



かくして、ワクワクテカテカの旅行当日。




まず、ダブリン空港。月程も遠いターミナル1の100番台搭乗口の一番果ての搭乗口へ。この100番台の搭乗口、くされRyanairのために作られたような場所。なんと最初から搭乗橋が設置されていない。




「遅れたら乗せません」という散々の脅しがよく効いているのか、定刻30分前に搭乗口へ行ってみるとすでにみんな並んでいる。…ってかさあ、実質40分ほどの飛行にいい席を取るためにずっと立ってるってすごくアホらしいことに私には思えるのですが。一人だし、そんな短時間、どの席でもいいと思っている私は最後に搭乗する。だってさ、席はあるんだから。必ず。




てくてくと地上を歩いて搭乗。


(おそらく)世にも珍しい機内に備え付けの階段で搭乗。けっこう急で怖い。赤ん坊を抱いてたりしたら怖いよ。これ。



搭乗すると、どこの国の人かは知らんが、少なくとも生粋のアイルランド人ではないスッチーさんが



スッチーさん:「ようこそ。ご搭乗ありがとうございます」



…なんですと?(今日2回めだな)



驚愕。くされRyanairで「ようこそ」と言われた。



このくされRyanair。基本的に自由席なのだが、機内最前部の4列、最後部の2列、および非常口座席の2列を指定席にしている。この座席を確保するためには10ユーロの別料金が徴収される(短距離線の場合。よーやるわ)。そんな無駄金を払う人はいないらしく、この席は空いている。で、5列目のD席にはスッチーさんが立っている。で、その列には誰もいない。



私:「そこ、座っていい?」
スッチーさん:「いいですよー」




…と、指定席以外は中央席まで埋まっている中で最後に搭乗してあっさり3席分を確保する恐ろしくちゃっかりものの私。



グラスゴーまでのフライト40分。機内販売他がうざかったこと、あんまりなシートピッチだったことを除けば、隣には誰も居ないし実に快適。ごめん。嘘は書けない。このくされRyanairのフライトは快適だった。



くされRyanairの好きなところ:シートが倒れない。「短距離線にそんな余計な設備はいらん。重くなるし、費用がかかる」という素晴らしい発想でリクライニングの設備そのものがない。これが私的には高評価。だって、ただでさえ最低限しかないシートピッチで前の客がシートを倒してくると、私のノートパソコン開けなくなるもん。今も実は某航空会社のコミューター機でこれを書いてるんだけど、前の席のアホがシートを倒してきており、これを書くのに相当苦労してる。じゃあ、お前もシートを倒せばいいじゃん…ということになりそうだが、後ろの席のことを考えると意地でも倒さない。




それはさておき、40分後、Glasgow(と言ってもPrestwickという地方空港。首都圏では茨城空港という理解で間違ってない)に到着。小さな空港だからあっという間に外に出てしまう(アイルランドからスットコランドの場合、入国審査はない)。レンタカー会社のカウンターで車を借りる。




…これですか。、まあ、車の大きさは予定通りですが、…700マイル(1120キロ)しか走ってない。本当に新車。喜ぶべきところなのかもしれないけど、小心者の私の場合、ちょっとした傷をつけてもバレるなとちょっと心配になった次第。



というわけで、その2からは動画と文章両方でお届けします。スットコランド旅行記。