【閑話休題】弱り目に祟り目。年末の悲劇。

風邪を引きました。会社を休むほど悪くないものの、うんざりするには十分なほど悪いです。どうもヒコーキの中で菌をもらってきたようなので、帰りのヒコーキの中で思いきり菌を撒き散らせて来ました。ぶえーっくしょい。


鼻水がじゅるじゅる出て、頭がぼーっとしている状態…考えてみると花粉症とまったく同じ症状ですが、ま、こんな状況下でマジメに仕事をしてもしょうがないので今日はテキトーに仕事をしているフリをして過ごすことにする。


うちの会社、従業員は200人超もいるのにディベロッパーではないよろずやのシスアドは私を含めて2名のみ。あからさまに少ないです。だって、仮にどっちかが休んだり出張したりしたら会社のネットワークは一人の責任になっちゃうんですよ。


幸い、今日は相方がいるので申し訳ないけどテキトーに済ませようとしていたら、同僚がいつまでたっても出社しない。1時間後にやってきた同僚は私以上に死にそうな顔をしている。


私:「おはよ。ぶえーっくしょい。顔色悪いけどどうしたの?」
同僚:「昨夜コドモが熱出して、病院に連れて行ったりして寝てないんだ」


お疲れ様です。そうだよなあ。コドモがいたら自分の体調が悪いときだけじゃなくてコドモの体調が悪いときも騒動になるんだよなあ。…って感心してる場合じゃない。どうやら今日は手を抜いて過ごすという計画はすでに破綻。


午前11時。相方は訪ねてきた取引先と商談。そんな中サポートデスクの内線が鳴る。会社の受付から。


受付嬢:「業者の方が粗大ごみの回収に来られています」


あ゛


すっかり忘れていた。大掃除もかねて倉庫に保管してあった古いコンピュータにプリンター、コピー機から古いサーバー、モニターまで回収をお願いしていたんだった。誰だ。「大掃除」とかいう日本的な発想で回収を年末に頼んだ莫迦は(←お前だよ。お前)。


問題は、私がこのことをすっかり忘れていたこと。そして倉庫が1階にないこと。つまり、階下に持っていっているはずの粗大ごみがいまだに倉庫に眠ったままだったの年。鼻水が止まらない中、埃まみれ、汗だくになって粗大ごみを運ぶ。くらくらした。


その騒動が一段落して「もう今日は仕事をしない」と自分の中で心に決めて鷹揚に構えているとふたたび受付から内線。


受付嬢:「DELLがコンピューターの配達に来てます」


受付に山積みされていたのは新しいデスクトップコンピューター10台なり。ふたたび汗だくになって運ぶ羽目に。誰だ、年末のくそ忙しいときに新しいコンピューターを注文したアホタレは(←お前だよ。お前)。


そうそう思い出した。数週間前にもDELLから配達があった。このときの配達は爆裂で重さ150キロ超、16箱に分けられた配達だった。最悪なことに、この配達があったときは相方は昼休み。私一人で運ぶ羽目に。もう、やっちゃおれんと箱を放り投げるわ、やりたい放題。


ようやく全部を運び終えたころを見計らって(そうとしか思えないタイミングだった)、相方登場。


相方:「あ、運んでくれたんだ。ありがと」
私:「何を注文したの?」
相方:「あるプロジェクトに使うサーバー数台。50,000ユーロ(600万円)くらいしたかな


…私は600万円を放り投げていたんですか?


幸い、壊れたものはなかったのでセーフですが…


教訓:ものはていねいに運びましょう。