昔はよく使っていたのに今使っていないもの

昔はよく使っていたのに今使っていないものはありますか?って聞かれたら何を思い浮かべます?私が一つあげるとすれば「電話帳」。日本では五十音別の電話帳がハローページ。職業別電話帳がタウンページと呼ばれていて、私が日本にいたころには結構使ってましたけど最近はどーなんでしょ。


だいたいさ、五十音別電話帳、個人の電話番号、最近は番号非掲載が基本のような気がします。下手に番号載せてたらセールスの電話とかかかってきそうだし、日本だったら振り込め詐欺とかも心配だから、やっぱり載せたくない。それ以上に、最近使うのはケータイ電話ばかりだから、そもそも固定電話すらいらない、もってないという人も多いんじゃないかと思う。


いや、実際さ、私の住んでいた、前の前の家の番号、どうも大家の名義で電話帳に載ってたみたいなのよ。結果、セールス電話がしょっちゅうかかってきてた。この頃から家の電話は鳴っても出ない習慣がついた。上にも書いたとおり、私に用事のある人はケータイにかけてくるもんね(というか、ケータイもほとんど鳴らないけど)。


現在のうちの場合、確かに固定電話の番号はあるんだけど、それはネットの回線のいわば「おまけ」でついて来ているもので、ほとんど利用の実績がない。何せ、毎月の電話代の請求書、ネット回線も含まれた基本料金だけの支払いですから。


なんでこんな話を始めたかというと、新しい電話帳が届いたのね…ってか、アパートの郵便受けの前に五十音別電話帳と職業別電話帳が5-6部くらい積んであった。30世帯くらいに対し5-6部ってのがよくわからない。Eircom(アイルランドのNTTね)の顧客宛のみだったのか、それともどーせ誰も持っていかないからという判断だったのか。とにかく、1週間くらい床に積んであったけど誰も持って行こうとしないのでちょっと持って帰ってみたのよ。


(上が五十音別電話帳で下がGolden Pagesと呼ばれるアイルランド版タウンページね)


う、薄い。


偶然2005年版のGolden Pagesを見つけたのでその写真を載せてみる。


ね?厚さは半分とかになってるでしょ。


そりゃそうだという気がする。ちょっと前まではなにか店を探すとかなったらタウンページに飛びつくのが常識だったけど、今じゃネットの検索エンジンに飛びつくのが普通のような気がする。最近では職業別電話帳の存在すら頭になかった気がする。


まあ、製作者の方でも同じことにはとうに気がついていて、日本でもiタウンページとかこっちでもオンライン版のGolden Pagesとかあるわけだけどそれでもまず頭に浮かぶのはGoogleとかの検索サイトでこのテのページには考えが及ばないというか、たまに検索結果でたどり着くくらいでして。やっぱりもう過去のものなんでしょうねえ。電話帳って。