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世界の読者様

居丈高なくされ電力会社

12月のある土曜日の昼下がり。その前の晩遅くまで起きていたとかそんな理由で居眠りをしていたらアパートのドアのチャイムを鳴らす人がいる。
 


このアパート(日本的に言えばマンション)、1階の入り口部分はオートロックになっており、誰か訪問者があった場合は画像付のインターフォンで確認のうえ開錠となる。
 


このアパートに引っ越してくるまではとにかく庭付き一軒家へのこだわりがあって上下左右に住人がいるアパートというものを心底バカにしていた。だけど引っ越してみると便利なのよ。ごみはごみ置き場にいつでも出せて、しかもごみ処理料金は家賃(ってか共益費になるのかな)に含まれているし、こんな共同玄関のおかげで、くだらないセールスの類は完全に遮断できる。
 


一軒家に住んでいたころはいろんなアホタレがドアをノックした。日本の常識から考えられなかった例としては、ある日、50ページくらいはあろうかという化粧品や雑貨のパンフレットが投げ込まれていた。「ほしい商品があったら土曜日に伺います」みたいなことが書いた紙を添えて。…が、んなもんに興味のない私は即ゴミ箱にくしゃくしゃポイ。
 


で、数日後の土曜日にドアをノックする人がいる。ドアを開けてみるとおっさんが立っている。
 


相手:「数日前に置いていったカタログの商品で必要なものはありますか?」
私:「まったくありません」
相手:「それでしたら、カタログを返してください」
私:「は?捨てましたよ」
相手:「何で捨てるんですか(怒)」

 


なんかめっちゃ感じの悪いおっさんで、よっぽどゴミ箱の中で生ごみにまみれたくしゃくしゃのカタログを返してやろうかと思った(当時はまだリサイクルが進んでいなかった)。それ以来トラウマとなった私は、そのテのカタログがきたら玄関先から動かさないことにしていた。人んちのポストに投げ込んだもんに所有権を主張するとはいったいどーゆー了見なんだとあきれ返った覚えがあります。ま、資源の再利用…とでも書けば聞こえはいいですが。
 

 


話を戻して今のアパート。そーゆーセールスの類などは1階の玄関で撃退されるのでホントに便利。しかもどうも入居時からこの写真のインターホンが壊れているらしく、鳴らない。どうせうちにお客さんなんか来ないし、来るとしてもわかりづらい場所なので外までお迎えに上がる。そんなわけで、ホントに平和なのです。
 


ほんじゃ、誰が玄関のチャイムを鳴らすかというと、うちのお隣さん。実は2軒隣のお隣さんは私の同僚。なのでたまに皿を貸せだのなんだので突然やってくるのだ。そいつに違いないと思いつつ寝ぼけた頭で玄関のドアを開けると…見知らぬにーちゃんが立っていた。
 


兄ちゃん:「…電気代が…になる…今の…」
…が多いのは私が聞いてなかったから。
私:「いや、うちはけっこうです」
 


いったいどーやってこの兄ちゃんは1階の関所を通過してきたんだ?確かに誰かがドアを開ければここまでやって来れるな。相手を確認せずにドアを開けたのは不覚だった…ってかある意味で平和ボケしていた。
 


それからなにがどーなったか、途中で投げやりになったか、甘言に惑わされたか、寝ぼけていて判断能力が鈍っていたか知らんが、気がつくと、Airtricityなる新規参入した電力会社と契約をしていた。銀行からの自動引き落としまでしっかりサインしてしまう。
 


あ、そうは言っても、契約の内容とかはしっかり確認したつもりですよ。でも、寝ぼけていたことは事実。
 


数日後、ESB(もともと独占だった電力会社)から「契約解除されるんですか。残念です」ってな感じの手紙が来て、1月の半ばにAirtricityから請求書が届く。1月の末に自動引き落としをしますとのこと。へえ。電力会社って簡単に変更できるんだなと感心する。
 


で、今日になって突然別の手紙が来た。頭にきたので全文転載。
 


Dear Customer
 


Our records show that we have not received the overdue payment on your account.
 


Please remit this amount promptly by bank draft, cheque or postal order to Airtricity Ltd at the above address. Please clearly mark your Airtricity Account number as a reference, to enable us to process your payment expediently.
 


Unfortunately, as a result of this, we have no option but to change your payment method. This will be reflected in your fill tariff accordingly and means you have forfeited any extra discount that was applicable for payment by direct debit.
 


If you have any queries in this regard or would like to make an immediate payment by Visa or MasterCard, please contact our Customer Services Team at 1850 40 40 70.
 


Yours sincerely
 


Keith Delaney
Credit Manager

 


なんじゃこりゃ?
 


うん。何らかの理由で自動引き落としが行われなかったことは容易に想像がつく。だけどさ、この手紙の書きかたってなんか居丈高を通り越して、失礼じゃない?もし、支払いで問題があったのなら、それが常習犯とか言うならともかく、こと一番最初は、柔らかい感じで「引き落としができなかったのでご確認をお願いします」ってな書きかたしてくるもんじゃねえか。
 


なのに、引き落としができなかった数日後に予告もなしに突然「高い料金体系の運用をせざるを得ない状況になりました」ってなんだよ?頭の中でぷっちんと何かが切れた音がして、さっそくこのくされ電力会社に電話。結果、寝ぼけていた私が、自動引き落としができる当座預金口座ではなく、定期預金の口座の番号を渡していたことが判明。…うーん、私が悪いのか…と一瞬思ったが、それにしても、この手紙はあまりに無礼だ。逆切れでかっこ悪いといわれようと何といわれようと、これはおかしい。
 


が、電話の向こうの感じの悪いカスタマーサービスのおっさんは、私が悪いの一点張り。じゃあ、いつからいつまで高い料金体系が適用されるかと聞くが答えられない。よっぽどスーパーバイザーコール(「責任者出せ」コール)にしようかと思ったが、こっちが悪いというのは厳然たる事実なので引き下がる。しかも、電話を切ったあとに冷静に計算してみたら、ほんの数ユーロの違いであることが判明。電話の向こうのカスタマーサービスは、私のことをセコい人間と思ったに違いない。
 


ちなみにご記憶の方がいらっしゃるかどうか、去年私は10年以上のつきあいだったBank of Idiotに別れを告げて、えらく利息の高いHalifaxに口座を移した(そこっ、先に笑わない)。これをしてなければ、前の口座の番号は覚えていたので、こんな凡ミスはしなかった。
 


ともあれ、正しい口座番号を告げたので一件落着…にはならなかった。翌日の大ニュース。
 


Halifaxアイルランドから撤退。
 


orz
 


続く。

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