人間の基本的権利から金を取ろうとするあの会社

カテゴリ (航空会社ウォッチ) by Snigel@本館管理人 on 01-03-2009

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【作者謹告】今回の日記、リンク先を読んでいただかないと意味不明になってます。こと「英語」と書かれていない日本語のリンク先はぜひお読みください。


引っ越すときに今のアパートに決めた理由のひとつに「トイレ」があります。このアパート、二つのベッドルームに対して二つのバスルームがあります。主寝室にはEn Suiteと言って、ベッドルームの中にバスルームがあるのです。これってね、私にとってホントにありがたいと言うか安心できることというかなんですよ。


今まで住んできた家、特に二つ前の家がひどかった。バス・トイレが4つのベッドルームに対してひとつしかなかった。つまりね、誰かがシャワーを浴びてたりした日にゃ私がトイレに行きたくても待つしかなかった。鼻歌を歌いながらシャワーを浴びる同居人とトイレの扉一枚隔てて真っ青になったこともある。これがホントの不便と言うやつです。ひでかすは共用部分の使い方とかそーゆーことで大人数の人間と家をシェアすることがいやになったみたいだけど、私の場合はひたすらにトイレ問題がすべてだったりするわけです。品のない話で恐縮ですが、いつでもそこにトイレがあってそれを使えるという安心感って大事なことだと思います。


かくいう前提の上で読んでほしい記事(本日より実験的にウェブ魚拓を使います)。


いや、私、冗談でこのくされライアンエア(Ryanair)がトイレを有料化するかもしれないとは言ってきた。だけど、こうしてホントに「有料化検討中」ってニュースになると、改めて口をあんぐりとあけざるを得ないわけです。


ちょっと考えてみてくださいよ。日本から観光でヨーロッパにやってきて、Ryanairのトイレが有料なんて知らずにヒコーキに乗って、離陸前にトイレに行きたくなって離陸後ベルト着用サインが消えて急いでトイレに行ってみたら、ユーロのコインなしじゃトイレのドアは開かなかった。しかもまだヨーロッパに着いたばかりで到着地の空港で両替するつもりだったのでユーロのお札はあってもコインなど一枚も持ってなかった…ありえない話じゃないですよ。しかも英語に自信がないから状況の説明もできずついに…なんてね。


そもそもね、格安航空会社が水を有料にしたところから私は間違っていると思います。人間が生きていくうえでの最低限の権利として、水を飲む権利と、トイレに行く権利って保障されててしかるべきだと思うんですよね。こと、水分を取らずに長時間の移動で起こるとされるエコノミー症候群が数年前に問題になったあとではね。


ヒコーキの機内というほかに逃げようのない空間の中でトイレを有料にするってのはこれ、大げさじゃなく人間の基本的人権の侵害だと思いますよ。実際さ、駅のトイレは有料でも列車の中のトイレが有料ってのは私の知る限りでそんなところはない(あるかもしれんけど少なくとも私は知らん)。


で、ひでかすが面白いことを言いました。


「もしかしたら、トイレが有料であるために機内での飲み物の売れ行きが減るんじゃないだろうか」


なるほどなあと思いました。確かに機内のトイレが有料だと知ってたらビールを買うことを避ける気がする。飲み物を買うのは、意識してるかどうかはわからないけどそこにトイレがあるからという安心感とある意味で表裏一体なのかもしれないなあと感じました。トイレを1回1ユーロで使わせるのと、とんでもないぼったくり価格でビールを売るのはたぶん後者のほうが儲かると思うんですがねえ。


この会社、これだけじゃ飽き足らずにほかのことも検討中(英語)の模様。


口あんぐり。


英語など読む気がせんという方のためにいい加減に要約すると、空港の搭乗手続きカウンターを廃止して、強制的にインターネット上で搭乗手続きをさせるようにしたいらしい。で、預け入れの荷物がある人は専用の窓口にて片道30ポンドの手数料で荷物を預かろうということを計画しているらしい。確かに前衛的ですばらしいと考える人もいるかもしれませんが、私の濁った目には乗客の利便とか、航空会社の社会的役割とか、あるいはモラルとかそういう考えが欠如した営利のみを考えるような腐った企業にしか映りません。


今年の新年の目標、くされRyanairには乗らない…ってのは意地でも守ろうと思います。…ってさ、こんな悪口を書いてたらこんなことになるんですよ。


もはやコメント不能です。


ちなみにもともとのブログはこちら(見つけたんかい…もちろん英語です)。コメントの10番が問題のコメント。堂々と「社員」として「おまえはバカなうそつきだ。頭が悪すぎて自分がやったことさえわからない」 と書くあたりがすごいですし、それに対する上層部の「当社のスタッフがブログのディスカッションに従事したことは認める。バカなブロガーたちとのやり取りで時間とエネルギーを浪費しないというのがライアン エアーのポリシーであり、このようなことは二度と起きない。頭のおかしいブロガーたちは自分たちだけで勝手にやればいい。当社の社員は航空料金を引き下げ ることで頭がいっぱいだ」と コメントするあたりがもう…。


バカで頭の悪い一ブロガーとして言わせてくれ。


地球から消えてなくなれ。


ま、ウォッチ先としては申し分ないんだけどね。

すばらしい(当社比)読者様からの声:

トイレ有料化。。どれほど現実的に考えてるんでしょうかねー
有料の優先搭乗サービスが始まったことを知らずに利用したとき、
乳幼児連れでも先に乗りたきゃ金払え、もしくは列にさっさと並べ、
という態度でびっくりしましたが。

一度、近くに座った1歳くらいの子連れは搭乗待ちから、
飛行中からずっと拘束されっぱなしだったせいか、
機内ではずーっとおお泣きで最後には泣きすぎて戻してたし。。

それに加え、トイレ有料化。。。
子連れは来るな、ってことでしょうかねえ。(笑)

でも、そんなことになると、トイレ以外で用を足す輩が続出しそうです。
特にスタッグナイトツアーの殿方あたり。。
ゲロくさい、尿くさい、(失礼!)機内じゃあいくら安くても
利用価値激減なきがしますけどねー

あれま、子供連れの優先搭乗もやってないんですか。それは気がつきませんでしたが、でもさもありなんですね。つまり、Ryanairに乗るべき人は…

液体の入っていない手荷物だけしかもっていなくて、
EUのパスポートを所持していて、
体が不自由ではなく、子供連れなどでなく、
トイレも水も優良でも気にしなくて、
とんでもないイナカの空港についても気にしない人

…ってことになりますね。

ホントにこの会社には愛想がつきつつあります。

ライアンエアーのトイレ有料化の話は日本でも報道されていますね。

私は、エアリンガスには乗ったことがありますが、ライアンエアには乗ったことがありません。しかし、管理人さんの話を総合すると、東南アジアを代表するマレーシアのエアアジアの方が同じローコストエアラインでもかなりレベルが高いのではないかと思います。

飲み物、食事は有料ですが、めちゃくちゃ高いわけでもない。機内誌もありますし、それに伴って座席前方にはポケットがついていますし、車椅子の利用者に対して追加料金も取ったことがないですし…でも預ける荷物は有料ですね。特に15kgを超えるとかなり高くなりますが…

ライアンエアは、エアアジアを見習うべきです。

あまりに当たり前のことなんですけど、ものには限度があると思うんですよね。Ryanairはこの「限度」を超えてしまった気がします。その点エアアジアなどは(乗ったことはないですが)その限度を超えていないのではないかという気がします。

エアリンガスも、本当に越えてはいけない最後の一線はまだ越えていないような気がします。子供連れなどの優先搭乗はもちろんシートも事前に決まりますしね。

あ、それからRyanairにも機内誌があります。ただし、シートポケットがないので乗務員が配布、そして回収(!)に来ますが。悔しいことにここの機内誌、実はほかの会社のそれより面白いです。

「リンク」と「魚拓」違いが悩ましい…。

配布されて回収に来る方が人員くってる気がしますけんどねぇ。

おそるべしRyanair。
この会社、自分達のことしか考えていないのでしょうか?
お客様の事が考えられないのであれば経営している意味はないでしょうね。そんな事してお客様が利用するとでも思ってるんですかね。意味が分かりません。どんな風に思っているのか社員にアンケートしてみたいです。

SnigelさんのブログがなかったらRyanairが腐ってるという事に気が付かなかったかも…。

>あがたん

フツーのリンクはリンク先がアドレスを変えたり、ページそのものを消してしまった場合リンクそのものが死んでしまいますが、ウェブ魚拓だとその可能性がないという利点があります。

たださ、たとえば誰かの個人情報が書き込まれて消されたとか言うページの魚拓がとられたら、もともとのページは消されても魚拓では残るということになるわけで。これで炎上したサイト(サイト管理者が証拠隠滅できなくなった)は数知れず。なので今まで使ってこなかったのです。まあ、正しく使ううちはいいんだろうと思いますが。

あとね、機内誌の回収はゴミなんかと一緒に行います。なので手間ひまは増えないと思います。

>Kanaさん

この日記をずーっと読んでくださっているありがたい方がいらっしゃればお気づきになるかもしれませんが、私のこの会社に対する評価がだんだん下がりつつあります。最初のころは、この会社のおかげで航空券が安くなったとある意味感謝していたのですが、最近の一線を越えたコスト削減策には呆れるばかりです。

私の根拠なき杞憂ならいいのですが、トイレの使用から小銭を稼ごうというする会社が安全に十分な対策を練っているか大いに疑問です。機材が新しいからまだいいかとも思ってましたが、たった数日前にトルコ航空の最新鋭機(そしてライアンエアの同型機)B738が落ちましたしね。

かくして、ちょっとくらい高くてもまともな「一線を越えていない」会社のヒコーキに乗るようにします。

 この話、絶対ツッコミが入ると思ってました。私は、エキサイトの「世界びっくりニュース」(ttp://www.excite.co.jp/News/odd/E1235804685259.html)でこの話を見て最初に思ったのは、「やりかねんなぁ~」ということでした。
 確かにそちらの国ではドアノブにコインを入れないと中に入れないトイレを結構見ましたが、その目的は、ホームレスの方が入ってこないようにするためなどの公衆トイレの悪用防止が主なものだと想像できますし、その証拠に、飲食店や有料施設にあるトイレで、コインを入れないといけないものは、ほとんど見ませんでした。
 乗客を貨物扱いするRyanairと言う会社は、果たしてサービス業と言えるのかどうか、疑問です。特に安全の問題は気になりますね。東欧から安い給料でひっぱってきたおねえちゃんが、「保安要員」としての訓練をちゃんと受けてるのかどうだか。
 そうそう、例のトルコ航空機が着陸に失敗したスキポールの滑走路、先日そちらへ行ったときの乗り継ぎで使ったところです。行き帰りで4回あった離発着のうち、なんと3回も。あの滑走路、ターミナルビルからむちゃくちゃ遠いので、スポットにたどりつくまでに着陸してから延々10分以上かかったような気がします。あまりに遠かったので、後からGoogleEarthで調べたら、ターミナルビルからの距離がアムステルダムの市街地までとあまり変わらなかったという笑えない事実があります。

はーい、くされライアンエアウォッチャーを自称してますから突っ込みますよ。でももう乗りませんよ(笑)。

なるほどっ、ドアにお金を入れなければ行けないトイレってそういう理由がありそうですね。すっかり見落としてました。

安全に関する疑念はまさにその通りだと思います。ただ、未だにちょっとだけ信じていることは、いくらRyanairだって自分のところが事故を起こしたらどーなるかわかっていると思いたいのです。コスト削減の上に起きた悲劇なんて叩かれることは火を見るより明らかですもんね。

スキポール空港はKLMで日本に一往復しかしたことがないのでよくわからん空港のひとつです。覚えているのはよく出来ている空港だけどやたらと歩くこと、ベルトコンベアがシャレにならんくらい長くて乗ってたら目の前のパブを通り過ぎてしまったこと、そして、戻ってそこで飲んだハイネケンがおいしかったこと…くらいかな。滑走路についてはまったく記憶にありません(すいません)。

[...] そうそう、この前の日記で扱った、「トイレ1ユーロ検討中」は「冗談でした」で片付けようとしているみたいです。私にはとても冗談には思えないのですが。 [...]

Sniegelさん,

http://www.cnn.co.jp/business/AIC201004080013.html

またぞろお手洗いを有料にしようぜという話が出てきました.もう1回冗談なのでしょうか.

やはり去年のは「冗談」じゃなかったみたいですね。他の読者さんからのタレコミによると、今朝の朝ズバ!でもこのネタが遡上に載っていたそうです。

私としてはこのトイレ有料化よりもトイレの数を減らすほうが気になります。ほんの1時間程度とはいえ200人以上の人(現状つめこみ189人+6人の乗員+12人分の座席増=207)に対してひとつしかトイレがないというのはかなりの問題だと思いますよ。しかも、離発着の間はトイレは使えないから、上空のわずかな時間で複数の人がトイレを使いたいってことになるとトラブルが起こりうるんじゃないかという気がします。

>Snigelさま

最近書き込みがありませんが、お元気でしょうか。例の火山灰でドイツあたりに足止めをくらったままではないかと心配しております。

で、その火山灰ですが、くされライアンエアが足止め客の補償などするかーと息巻いていたものの、結局補償に応じることになったようですね。

ttp://www.asahi.com/international/update/0422/TKY201004220588.html

さすがのくされライアンエアも、批判の大きさに耐えられなかったようです。

ありがとうございます。Moppieさんのおかげで1ヶ月ぶりに更新ができました(マテ)。

くされRyanairの肩を持つつもりなど毛頭ないんですけど、確かに言ってることに理がまったくないとは言い切れないと思うんですよね。何千ユーロはいかにも大げさにせよ、30ユーロしか払ってない客にそれ以上の金額を払うって確かにビジネスとして成り立たないですもんね。

そーゆー意味ではこのEUレギュレーションとやらがちょっと消費者を甘やかしすぎている嫌いがないとは言い切れない気がします。たとえば、一日Xユーロを上限にするとか、なにかしら、航空会社も納得できるような上限があってもいいと思いますし、その上限がいやなら保険を買ってもいいと思うんですよね。

さて、くされRyanairがどこまで支払いに応じるか、見ものですね。

おらもコメントするだー

 

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