12 月 30 日
…「年末スペシャル」と書いては見たものの、実は何を書くか全然決めてません(題名は後で決めた)。完全にだらだら日記になりますのでおヒマな方のみおつきあいください。しかも写真なしです。自分でもどこらへんが「スペシャル」なのかわかっておりません。だらだら長いだけのスペシャルになりそうです。
なんだかんだでもう今年も残すところ1日となりました。これで2009年もアイルランドにいることが確定。これすなわち、アイルランドでの社会人歴も10年目に突入するという事実。
は?10年?
ちょっとそこの奥さん、聞いてくださいよ。10年ですよ。10年。あーだこーだ文句を言いながらも10年の長きに渡って住んでしまったということは、とどのつまりアイルランドの居心地がいいんだろうなあ…という結論に至らざるを得ないわけで。が、しかし、来年こそはアイルランド以外のどこかに引っ越そうと思っています(と思い続けて早5年以上が経つんですけどね)。
こんなことを書いている私は例年通りドイツにおります。例年通り2週間のお休みをもらいまして、来週の日曜日まで例年通り2週間ぼーーーーーっと過ごしております。ま、2週間堂々と休みが取れる以上アイルランドも悪くないとは思います。考えてみたら先月も日本に行くとかで2週間も休みをもらっているしね。
それにしても毎年まーったく一緒のことが起こっております。すなわち22日にクリスマスツリーの飾り付けをして(今年は23日に到着したためにこれには不参加)、24日にソーセージとビールによるディナー(もうさすがドイツと笑うしかない)。ディナー後にクリスマスプレゼントの開封。翌日クリスマスはダックのディナー。その後、近所の「本家」の家に行き親戚一同が会す。
今、何気なく列記した中にも突っ込みどころが満載です。何よりも引っかかることがクリスマスプレゼントをクリスマスイブに開けてしまう点。これってコドモたちが信じている「サンタさんはクリスマスイブの夜に煙突からプレゼントを持ってやってくる」という言い伝えに真っ向から矛盾しないだろうか。それとも、さすがはドイツのサンタ、約束より早く来るとでも言いたいのか。
そうだそうだ。日本で今年のクリスマスも独りだったとお嘆きの方。もうどっかでお読みになってご存知かもしれませんがもう1回言わせてほしい。クリスマスってのは彼氏(彼女)のためにあるんじゃないんでっせ。あくまで日本のお正月のごとき、家族が一堂に会す機会なのです。
それなのに中途半端にクリスマスを取り入れた日本が、どこをどう捻じ曲げたのかクリスマスはケーキで祝って(私が知る限りヨーロッパにクリスマスケーキなどない)彼氏(彼女)と無駄に高い金を払って値段ばかり高い食事をしたりする必然性はまったくないのです。以上、非モテ系Snigelによる中年の主張でした。ご清聴ありがとうございました。
話は戻って、実は翌日(つまり26日)一日ダウンしてました。どうやらひでかすから風邪をもらった模様。それから今日(30日)になっても治らずに半分ダウン状態です。体温計で計ったら体温が38度あった…と書くとたいしたことはなさそうですが、私の日ごろの体温は35.5度くらいです(あ、別に基礎体温をつけているわけではありませんので念のため)。体温が2.5度も上がっているというのは私にとっては異常事態。おとなしく一日寝てました。幸い一日で熱は下がりました。が、いつまで経っても咳が止まりません。いやな咳です。
実はいままで私とひでかすの間には「都市伝説」がありまして、ひでかすがもらって来た風邪は私には伝染らない、そしてその逆も正なり…だったのです。しかし、今回その伝説が崩れました。でもね、変な言い方だけど「相性」って確かにあるのではないかと密かに思っています。
皆さんの家族なんかでもそんなことはないですか?お父さんがもらってきた風邪はみんなに伝染るけど、長女の風邪は誰にも伝染らない…とかね。これは仮説の状態ですので証明をしてノーベル賞を狙うという方はご自由にどうぞ。ともあれ、今月は風邪を引く→治る→インフルエンザの予防接種をする→また風邪を引く…という珍しい展開になりました。
この7-8年だかクリスマスをドイツで過ごしているのですが、最初の数年はクリスマスにドイツにたどり着くということはホントに至難の業でした。ダブリン空港のシステムがダウンしたとか(この時は、荒天のためにロンドンで足止めになるわ、荷物は行きも帰りもなくなるわでホントに散々だった)、遅れるのがわかっていて最初からヒコーキに乗れなかったとか、毎年何かが起こる(自虐的に言えば「おいしいネタのある」)のが常だった。
ところが、乗務員にまで顔を覚えられてしまうほど愛用していたbmiが突然ロンドン=Hannover間の運行本数を一気に減らし、さらには機材を今までの半分の客しか運べない機材に変えるという大改悪を断行。挙句の果てには機内サービスを有料化しやがってそれに伴い私はこの会社で飛ぶのをやめてルフトハンザで飛ぶようになった。で、それ以来まったく問題は起こらなくなった。
この会社、正確な数字では知らないけれど、少なくとも私にとって肝心なところで遅れたりしない。フランクフルトでの45分の乗換えで何度かきわどいことはあったけど少なくとも乗り遅れたことはない。というわけで、今回はというと…実はちょっと長い話になる。
もう毎年のことだからだんだん勝手のわかってきた私はこのクリスマスの航空券を今年はなんと4月に購入。毎年8月から9月にかけて買い、300ユーロ程度だったものが4月の時点ではまだ200ユーロちょい。燃油サーチャージがじりじり上がっていたころだから非常にお買い得だったといっていいと思う。4月の時点で12月の航空券を買うなど正気の沙汰ではないと思われるかもしれないけど、実は私が飛びたかった帰りの夜のヒコーキはすでに混み始めており、昼間の便の航空券を買う。
数週間後ルフトハンザから電話がかかってきた。
係:「実はダイヤの改正がありまして、行きのフランクフルトでの接続ができなくなりました。ですから現在の夕方の便から昼間の便に変更をお願いしたいのですが」
どうもダイヤに変更がありフランクフルトでの接続時間が足りなくなった模様。23日は仕事をするつもりだったので昼間の便への変更は受け入れがたい。というわけで、自腹でフランクフルトに一泊して24日の朝一便でHannoverに向かうことに。ただ、帰りの便を「滞在時間が数時間短くなるから」というへ理屈で昼間の便からより値段の高かった夕方の便に変更してもらう。もちろん変更は無料。
それから季節は流れて12月。いよいよ来週出発という時点になり、「ああそうだ、ホテルの予約をしなきゃ」と気がつく。で、何気なくルフトハンザのホームページを見てみると、飛べない(接続できない)はずの夕方の便をまた売っている。ただし、運賃は往復で650ユーロとべらぼう価格。
ルフトハンザに電話。
私:「かくかくしかじかで接続できないはずのヒコーキに接続できるようになっている。
私の予約をもともとの通り、夕方の便に接続できないの?」
係:「ああ、いいですよー」
快諾。
かくして、行きも帰りも最低の運賃しか払っていないくせに飛びたい時間に飛べるようになる。挙句にいつの間にか予約クラスも変更になっており、25%しか溜まらないはずのマイルも100%溜まることに。航空券は早く予約するに限りますな。
で、話はようやく実際に飛んだ日、23日に戻る。
やれ道が混んでいただの、空港が混んでいただの散々脅されたので6時のヒコーキに乗るために会社を3時に早退。会社からちょっと離れたところにある1時間に1本やってくる私営のバスに乗ることに。このバスのいいところは市中心部を通過せずに環状の高速道路M50を使うこと。つまり、街中の渋滞に巻き込まれる可能性がない。
で、そのバスはどこで渋滞に巻き込まれたか20分以上遅れてやってきまして、空港に到着したのは定刻の30分遅れ。そもそも空港に出発のちょうど2時間前に到着する予定だった(これ、日ごろの私からは考えられない優等生的な計画)から30分遅れられても問題はなかったわけですが。
で、空港の中はというと…驚くほど空いてまして。保安検査も10分程度並んだだけ。楽勝でした。おそらく午後4時という時間帯が出発のピーク時から外れていたのだと思いますが。
ヒコーキはといえば、当然と言えば当然満席。が、しかし、前日にウェブ上で搭乗手続きおよび座席指定を済ませていた私は前方通路側の席を確保。隣の席は結構きれいなドイツ人のお姉さん。うん。肘掛の下から脂肪がはみ出してくるようなおっさんに比べたらはるかにマシだ。
で、私のカッコよさに耐え切れなくなったか(←どっかの知事の言葉を借りれば「2万パーセントありえない」)そのきれいなお姉さんが話しかけてきた。
お姉さん:「あのー、変なことをお伺いしますが…」
(私:「いいよー、電話番号でもメアドでもなんでもきいとくれー」=心の中)
お姉さん:「その席、いつ、予約されました?」
はひ?
うん、確かに変なことを聞くお姉さんだわ。
話を聞いたところによると、連れの男性がいたそうな。ただし、予約はまったく別。が、隣同士に座るために前日の夜にウェブ上で隣同士で座席指定をしたそうな。が、こともあろうにその席は私が予約した席と同じ。で、その男性はどーなったかというとビジネスクラスへ。
私:「その人、ルフトハンザのマイレージクラブの上級会員だったとか?」
お姉さん:「いや、そんなことはないわよ」
…知らぬがホトケってのはいい言葉ですよね。このお姉さんが私に話しかけてこなかったらこの事実は私の知るところになかったわけで。が、このお姉さんがご親切にも話しかけてくれたおかげで私の席にほかの誰かが座る予定になっていたこと、そして、その誰かはビジネスクラスにアップグレードされたことを知ってしまった。私の疑問はただひとつ。
「なんで私じゃなかったのよ?」
それともうひとつ。
連れの女性にビジネスクラスの席を譲らない男なんてたいした男じゃねえな。別れなさい!(←みのもんた)
クリスマス前の忙しい日だったにもかかわらず、ヒコーキはフランクフルトに定刻より20分近く早着。まずは入国審査を受けて乗り換えのための保安検査場へ。ここで私の前に並んでいた女性がハマる。
件の女性、ダブリン空港で箱入りJameson(ウィスキー)を買ったはいいが、アンポンタンなダブリン空港の販売員、保安検査を通過できる密閉した透明な袋ではなくフツーの袋に入れたために保安検査場を通過できなくなった。ドイツ語であーでもないこーでもないと揉めている。そりゃそうだ。確かこのウィスキー40ユーロ(5000円)以上したはず。「ああそうですか」とあきらめられる金額じゃない。レシートを見せたりいろいろするが、保安係は「じゃあいいですよ」とは言わない。言うわけがない。妥協案として保安係は一度外に出て荷物を預け入れる案を提案するが、この人の次のフライトの時刻は迫っているらしくそんな悠長なことをしている余裕はない。
で、この後どうなったかは実は私は知らない。自分の保安検査は問題なく済んでしまい、荷物を整理しているフリして事の成り行きを見守っていたのだが、いつまでもその場にいられるはずはなく、最後まで見届けることができずにその場を立ち去る。
実はね、これ、私も経験済みなのよ。今年のいつだったか彼女と一緒に飛んだときに彼女はダブリン空港のゲート近くの店で香水を購入。そのときの会話(私はその場にいなかったのであとで彼女に聞いた)。
係:「搭乗券を拝見。本日ドイツまでですね」
彼女:「はい」
これだけ。で、アンポンタンな販売員はこの香水を密閉された袋に入れず。この香水100mlあるのでこのままだと乗り換えのフランクフルト空港で上のウィスキーのように没収される運命だった。数分後戻ってきた私が偶然気がつきまして…
私:「あれ?何買ったの?」
彼女:「香水」
私:「なんで密閉された袋に入れてもらってないの?」
彼女:「えっ?」
事情を聞いた後、早速店に戻る。彼女の接客をした販売員は別の客と話をしていたので別の係へ。その別の販売員、黙って袋に入れ替えりゃいいのに、わざわざ最初の販売員のところに行く。
最初の販売員:「あなた、ドイツに行くって言ったじゃない」(怒)
逆ギレかい。…ってか、こっちは全然キレてなかったのだがこの時点で私がキレた(ってちゃーんとていねいな話し方してますよ)
私:「何言ってんですか。あなたの聞きかたが悪いんでしょうが。聞くんだったら、『今日の行き先はどこですか』じゃなくて『本日乗りかえはありますか』でしょうが。私たちは確かにドイツに行くけど、フランクフルトでドイツ国内線の乗換えがあるんです」
頭の悪い販売員、あからさまにぶすーっとした顔して、袋を入れ替えてくれた。で、これらの経験から言えること。
ダブリン空港では買い物のときに注意しましょう。
こと、日本に行くときはこのことには気をつけておいたほうがいいかも。だって、必ず乗換えがあるんだから。もし、密閉された袋どうこうの説明をできる自信がないならダブリン空港で液体のものは買わないというのも安全な対策かも。
あ、あとね、これだけは言わせてほしい。
アルコール類はドイツの空港のほうがアイルランドよりはるかに安い。さらに、Jamesonほかアイリッシュウィスキーも売っている。ゆえに、ダブリン空港で買う価値はない。
そんなこんなでHannover行きの搭乗口へ。いつもどおりバスにてヒコーキに向かうと、いつもは悲しいくらいがらがらーすかすかーなヒコーキが今日に限っては満席。飛行時間は短いとはいえBAE146という100人程度しか乗れない小型機で満席になると息詰まる思いがする。
Hannover空港に到着。S-bahn(近郊列車)が30分に一度というあまりやる気を感じさせない頻度でやってくる。着陸後15分で出るS-bahnに乗れれば到着は実は中央駅での接続の関係もあって1時間くらい違ってくる。かくして意地でも早い列車に乗りたいのだが問題がひとつ。
荷物を預け入れている。
荷物量自体は実は機内持ち込みも十分できる量だった。が、日本から持ってきたお土産に焼酎があったのよ。そう、100mlを超える液体の機内持ち込みができないので不承不承預けたわけ。その荷物が小型機で預け入れの荷物など少ないだろうに出てこない。
イライラ待つこと10分。これ以上遅れたらもう間に合わないなという段になってようやく私の荷物が出てきた。やった。これならかろうじて間に合う…と思った私が莫迦だった。私の荷物の直前にあった長尺のゴルフバッグがベルトコンベアのカーブを曲がれずに見事に引っかかってしまった!(あ、ありえねー)
私の荷物を含めたその後の荷物が次から次へと玉突き状になり、ついにはベルトコンベアが止まってしまった。ちなみに私の荷物はまだ係以外が触れる場所には着いていない。つまり待つしかないわけ。
数分後、係が出てきてようやくベルトコンベアが動き出す。荷物を受け取った時点で残り時間は2分。奇跡にかけて空港内を本気ダッシュ。S-bahnのホームに着いたときまだ列車はそこにいる!やった!間に合った!と思いきや、列車はゆるゆると動き出した。
♪ねおんーらいとではーもやあせなあいぃぃぃぃぃー。ふるさとーゆーきのーじょうしゃけぇぇぇんー(中島みゆき、ホームにて)
走り出したのに間に合わなかった。飾り荷物を振り捨てなかったからだろうか(上の歌をご存じない方には完全に意味不明)。ホームにて初めてその日の気温がマイナスをさしていることに気がついた。
というわけで(ってどーゆーわけなんだか)本年の更新はこれにて終了。読者様におかれましては、皆様とそのご家族が来年もまた息災にてすばらしい一年であることを心よりお祈りいたしております。こと、健康には十分ご自愛くださいませ。今、止まらない咳をしながらこれを書いている私が言うんだから間違いありません。健康が第一です。では。ばげほっ、かげほっ、ひげほっ、でげほっ、かげほっ、すげほっ。
今年中は大変楽しませていただきました。ありがとうございました。
ルフトハンザ、私もヨーロッパへ行くときには必ず利用しています。でも1回日本から経つ時に2時間ほど遅れ到着後に乗ろうと思っていた電車に乗り遅れました。他の会社と違って割りと早くから予約が出来るので好きです。来年の予定も今から立てられますものね。
今日が仕事納めの私。そして仕事初めが2日。そうです正月休みなんてものはないのです…。
来年も楽しみにしてます。
私は風邪はひいていませんが、今年の風邪は咳が長く続いている人が多いですよ。早く治して良いお年を。
>これってコドモたちが信じている「サンタさんはクリスマスイブの夜に煙突からプレゼントを持ってやってくる」という言い伝えに真っ向から矛盾しないだろうか。それとも、さすがはドイツのサンタ、約束より早く来るとでも言いたいのか。
→サンタとクリスマスは全く別物だと聞いたことがあります。日本がクリスマスイブを「恋人と過ごす日」と勘違いしたのと同じく、サンタクロースとクリスマスの関係もゆがんでしまっているのだとか。ヨーロッパ大陸の国々(おそらくドイツも)では、12月6日の聖ニコラウスの日の夜にサンタクロースがプレゼントを持ってくることになっているので、24日の夜にプレゼント交換するのは子供たちにとって問題ないです。だから12月6日は成人していても親が子にお金とかプレゼントをあげたりする家庭もこれらの国々ではあります。
アイルランド・イギリスではアメリカ寄り(12月24日の夜にサンタ)の伝統に則っているようですね、理由は分からないですが・・・。
>Kanaさん
去年一年間いろんなコメントありがとうございました。
そういえば日本発の国際線の航空券って結構直前にならないと予約できないんでしたね。こちらではだいたい1年前から予約できるので何でそうしないのかが理解できません。銀行といいケータイといい日本って「わが道を行く」的なことが多い気がします。
ちなみに風邪は、悪くなる一方。今はしゃべれません。シロート考えですが、実は今流行のマイコプラズマとかその辺じゃあないかと思い始めました(なーんの根拠なし…が症状はまさにどんぴしゃ)。下手したら年明け早々医者の世話になるかも。やれやれ。
>In the same boat さん
今年もよろしくお願いします。
このクリスマスとサンタクロース、いろいろ調べてみると、うまくすれば比較文化論の論文がかけてしまうんじゃないかという気もしてきますね。今、目の前にいるドイツ人(って誰かはわかりきってますが)に聞いてみたら、12月6日のニコラウスとサンタは別人だと主張しております。だいたい、ヨーロッパの人間だからクリスマスを正しく理解しているとは限らないわけで。ま、みんながシアワセなら細かいことはどーでもいいかという気もしてきますね(私の血液型は当然B型)