10 月 30 日
消えてなくなったSterlingと”Rescue fare”
カテゴリ (いい加減王国, 航空会社ウォッチ) by Snigel@本館管理人 on 30-10-2008
Tagged Under : Ryanair, Sterling
おそらく日本ではあまりニュースになっていないでしょうが、また一つ航空会社がこの世から消えてなくなりました。
デンマークの航空会社Sterling。
デンマークの航空会社というのは実は正しくなくて、正確にはアイスランドの会社らしいです。が、ハブ(中心)空港はコペンハーゲンだったのでずっとデンマークの航空会社だと思い込んでました。そう、アイスランドの経済危機が航空会社を潰してしまったと言ってもいいと思います。ともあれ、コペンハーゲンの空港でよく見かけていたので私も知っている会社でした。
ああまたヒコーキネタかと思いの方、だけどちょっと聞いてくださいよ。かなり憤りを覚えているんですよ。今回は。
いきなり話は脱線しますが、去年、胴体着陸をわずかの間に2回もしてSASのQ400という機材が「永久使用停止」となりました。その時に代打としてこのSterlingがダブリン=コペンハーゲン間を飛んだこともありました。友人が偶然乗ったので知っているのですが。ちょっと乗ってみたかった気もします。そういえば、私の日本行のフライト、ダブリン=コペンハーゲン間はSASのフライトのはずなのに、なぜかCIMBER AIRなる会社の機材になってます。
去年ANAのQ400が高知で胴体着陸して、それからSASが2回も立て続けに胴体着陸したのでこのSASのQ400永久使用停止は日本でもニュースになっていたと思います。Q400という機材に批判的な人たちは、SASのこの「英断」を褒めたたえたのではないかと。が、しかし、な、なんと、SASは素知らぬ顔でQ400を復活させます。Q400 NextGenなる名称にて。さて、日本でこのニュースを知っている人は一体何人いるやら。どうせ復活させるなら、別の機材名にしとけばいいものを…と思うのは私だけでしょうか。
話を戻します。こうして一つの航空会社が消えた場合、ほかの会社が”rescue fare”というのを出すことがあります。例えば(あくまで例えです)あなたが成田からソウルまでの往復航空券を大韓航空で予約していたとします。で、ソウルに滞在中になぜか大韓航空が破綻(しつこいけどあくまで例えです)。帰りのヒコーキがなくなってしまいました。
こんな時にANAやJALが「空港使用料や燃油サーチャージを払ってくれたら成田まで乗せてあげるよ」というのが”rescue fare”なわけ。我ながらわかりやすいたとえです。航空会社としては空席で飛ばすのに比べ諸費用を払ってくれる限りほかの客が乗ってくれても何の損はないし、お客の側からも非常に助かるという、ま、ひとつの社会貢献みたいなもんと言っていいと思います。
かくして、今回SASを始め数社がこの”rescue fare”として、諸費用さえ払ってくれればSterlingのチケットを持った客を乗せるよ…としています。さーてお待たせいたしました。アイルランド発の格安航空会社Ryanairも黙っちゃいません。破綻したSterlingの航空券を持っている人に限り税込み100ユーロで飛べるという「特別料金」を打ち出しました。
ただし、これはあくまで「特別価格」。Ryanairの専用のページからのみ出てくる特別運賃です。この運賃で予約した人は、当日空港で無効になったSterlingの航空券を提示する義務があるそうな。さもなければ乗せてくれないというまさに特別料金。
このように、Sterlingでダブリン=オスロ間の予約をしていて航空券が無効になった人のために片道100ユーロでの「特別料金」が用意されています。さしものRyanairもさすがに助け合いの精神を持っているらしい。
…ってちょっと待った。念のために、この区間の同じフライトをフツーに予約した場合どうなるか見てみましょう。
往復税込み128.52ユーロ。
正直これ見て余りのあさましさに呆れはてました。なんと、”rescue fare”より普通運賃のほうが安いという事実。困っている人をもビジネスチャンスとしてとらえるというのはもうまさに守銭奴以外の形容方法が見当たりません。資本主義社会では確かに企業はあくまで営利団体。利益を出してナンボのもんです。
だけどさ、今現在、現に困っている人がいるのに、その人を手を差し伸べるのではなく、手を差し伸べるふりをしてあくまで利益を叩きだそうというこのくされRyanairの火事場商法のようなやり方にはありていに言って反吐が出る思いです。「こんな会社は潰れてしまえ」と公言してはばかりません。私も今後はこんな会社のヒコーキにはなるべく乗らないようにします(なんだ、その「なるべく」って)。




Ryanair褒めたたえまくりの日経新聞が決して書かないネタをありがとうございます。よく知らないんですけどアイルランドに消費者庁とか公正取引委員会はないんでしょうか?日本なら間違いなく不当表示でお上のお咎めを受けるのではないかと思いますが、それより前に「大阪のおばちゃん」が黙ってないと思われます。(笑)
確かにアイルランドだけだなく、EUとしてもそーゆーうるさ型の組織はあります。で、この会社はいっつも怒られているのにいっつも逆ギレしたりとかロクな対応をしてません。
有名な話に車いすの話があります。この会社、車いすの乗客から
18ポンド(25ユーロ)の「車いす使用料」を徴収してたんですよ。これに、車いすの利用客がかみついた。裁判になった。Ryanairは敗訴。この車いす使用料は廃止。
まともな会社ならここで話は終わりなんですが、それでRyanairはすべての乗客から空港使用料などの諸費用に「車いす料金」なるものを50セント徴収するようになりました。
一体どのくらいの人が車いすを使っているのかわかりませんが、私の見た感じでは、ヒコーキに2-3回乗って一人を見るくらいでしょうか。それに対し一つのフライトに150人が乗っていたとしてその全員から50セントを徴収したとして75ユーロ。賭けてもいいですが、Ryanairはこれで儲けを出してます。
そう、転んでもただでは起きない会社。ある意味大阪のおばちゃんの上をすら行っている気がします。
ああぁ…。Sterling!
そういう名前の会社の飛行機だったのですね。
たしかにコペンハーゲンでよく見かけた気がします。
でも、あそこにはおんなじような感じで (たしか)Star Allianceと書かれた飛行機もあって、なんとなくその2つは社名じゃないのかと思ってました。
Ryanair 乗りたくないですねー。(洗脳されている。笑)
でもなんだかあの一帯にどんどんはびこって、そのうちに乗らないわけにはいかなくなってしまいそうな気が…。
しかし、みんな黙って「車いす料金」払っているのですか? 大阪のおばちゃんなら何か言いそうですが。
Sterlingはね、最初Sterling Pounds(イギリスポンド)の連想からイギリスの会社だと思いました。
そうでしょ?Ryanair、乗りたくないでしょ?こうやって草の根の運動がいつか実を結ぶのだ!(ってあんた誰?)ともあれ、車いす料金はしっかり料金に組み込まれているので払わなければ乗れません。唯一の例外は「税込Xユーロセール」のときになぜか支払総額が税金を下回っている時ですね。ま、そんな時もご安心ください。しっかり「クレジットカード使用手数料」は取られますから。
真実紀行掲示板がなくなって、どうネタをふろうかと思ってたら、
ちょうど飛行機ネタが。。(笑)
というわけで、先日ルフトハンザのBMI買収が決まりましたよねー。
これによりBMIが今後どういうオペレーションになるのでしょうか。
経営から名前から運営からすっかりルフトハンザになってしまうのかしらん。
BMIはスタアラでもおまけのような扱いではないですか?
スタアラ他社便への乗り換えやマイル特典の交換でちょっと使えない、と思うときがちょくちょくあったので、
これでルフトハンザになってしまうとこういう不便さが解消されるのかなあ、と
ひそかに注目しているのですが。
え?ルフトハンザがbmi買収?知りませんでした。何せ日本ですから。…ってか「そうなるかも」とは聞いてましたが。
bmiはスタアラのおまけとまではいいませんが、ロンドン=パリ間を廃止してしまったのはポイントが低いかもしれませんね。なにせ世界一周券を持っている人ならこの区間を使いたいと思うんですよね。
今までのパターンでいけばbmiも自社ブランド名は残すと思います。ほかの会社もそうだったように。
ルフトハンザさーん、このさいSASもおまけに買っちゃいましょう(こらこら)。
そうですかー。やっぱりBMIはBMIとして残るのかな。
オマケはちょっと語弊がありましたね。すみません。
たまに使うと「帯に短い」ところばっかりが目について、、
格安路線におされてどっちつかずの運営になってるようだし。。
いやはや私見ですねー。
ちなみに本題に戻ってライアンエアーといえば、
数ヶ月前、ラジオでここのバウチャーをもらった人が文句いっていて。
100ユーロのバウチャーを使おうにも、
支払い金額がぴったり同じ金額でないと使えないらしく、
返品しようとカスタマーデスクに電話したら今度はつながらないらしい。
なんだかそんな話だったです。
相変わらず、やることすごいです。
件のbmiに今週末数年ぶりに乗ってきます。しかもヒースローでの乗り換えつき。前に掲示板でヒースローの空港の状況が一変したとの投稿があったので、今のbmiがどんな感じなのかともあわせてしかと見てきますね。